柳楽優弥さんインタビュー|初のパーソナルブック『やぎら本』発売!「オンもオフも充実させて余裕のある男になりたい」
オンもオフも充実させて余裕のある男になりたいという俳優の柳楽優弥さん。ドラマや映画で大活躍の柳楽さんのスペシャルインタビューをお届けします!
「毎朝、一汁一菜を作ります。オンもオフも充実させて余裕のある男になりたい」
圧倒的な芝居と存在感、幅広い役柄で、常に強烈な印象を残す柳楽優弥さん。だからこそ、初のパーソナルブック『やぎら本』で見せる、ベッドから投げかける優しい視線とか、タンポポと満面の笑み、みたいなナチュラルな表情が新鮮で、どこか意外でもあった。
「これまでは見せてこなかった姿や、話さなかったことも全部さらけ出しています(笑)。かつては、役のイメージを壊さないように、プライべートは出さないようにしていたのですが、30歳になるのをきっかけに、パーソナルな部分をもっと出してもいいのかなと思って」
昨年、語学留学したN.Y.、たびたび訪れている台湾での撮り下ろしや至近距離でのプライべートショットなどに加え、15歳のときに30歳の自分に宛てて書いた手紙や海外滞在中の日記も公開。私的な部分をさらけ出す、その心境の変化とは?
「コメディーを演じたりと役幅が広がる中で、役と本当の自分とのギャップも気にならなくなって、少しずつ自分自身を解放できてきた気がします。少しずつ大人になってきたのかな(笑)。留学中の日記は、短期間で英語を学ぶために毎日きっちり段どってる感じが面白いんですよ!」
「芝居の上達に意識のすべてが向いていた」20代は、プライべートが後回しだった。最近、料理を始め、今夏、「食養生ジュニアコーディネーター」の資格を取得!
「今、朝食は一汁一菜を自分で作っています。ごはんに、免疫力アップにも効きそうなみそ汁とだし巻卵くらいですが、楽しいんですよね。みそ汁の具はかぶが好きです。普段の暮らしが豊かであることが、芝居を極めることにもつながると思うので、30代はインプットとアウトプットのバランスをとりながら、気持ちに余裕がもてる男になりたいです。あと、ピアノにも挑戦したい!NHKの『空港ピアノ』という番組でパイロットが弾いているのを見て、ガツンと来まして。『マイ・ウェイ』を弾きたいです(笑)」
YUYA’s Tips
#小籠包が好きすぎる
食べるために台湾に行く程。やけどをしながら口の中を鍛えて、熱々を食べています(笑)。担々麺も好きです。
#ちょっといいピアス
30歳の記念に買いました。先輩の役者さんがしているのを見てカッコいいなと思ったので(笑)。
【BOOK】『やぎら本』
30歳を記念した初のパーソナルブック。「HOME」「TRIP」「BEDTIME」「NEW YORK」など、さまざまなテーマで撮り下ろした、自然体の素顔が新鮮。これまでとこれからを語るロングインタビュー、是枝裕和監督、クエンティン・タランティーノ監督との対談、盟友である松坂桃李、岡田将生との特別鼎談も収録。
¥2,200/SDP
PROFILE
柳楽優弥さん
やぎら・ゆうや/1990年東京都生まれ。2004年の映画『誰も知らない』で第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を日本人初、史上最年少で受賞。主な出演作に、主演映画『ディストラクション・ベイビーズ』、映画『銀魂』シリーズなど。待機作に、主演ドラマ『二月の勝者』(日本テレビ系)、主演映画『HOKUSAI』『太陽の子』『ターコイズの空の下で』(いずれも,21年公開予定)など。
『美的』2020年11月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/佐鳥麻子 スタイリスト/長瀬哲朗(UM) 構成/松田亜子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。