「クレ・ド・ポー ボーテ」のメイクアップ商品はどうやって作られているの? 担当者に直撃取材!
ラグジュアリーな世界観でうっとりさせてくれるクレ・ド・ポー ボーテ。斬新なコンセプトやプロモーション、ハイセンスな世界観…使うだけでテンションの上がる「楽しい」コスメの裏には、美容への愛と情熱にあふれた”仕掛け”たちがいました。クレ・ド・ポー・ボーテ カラーメイクアップ開発担当の島田ゆうにさんにお話を伺いました。
(株)資生堂
クレ・ド・ポー ボーテ ブランドユニット 商品開発部
メイクアップ開発G カラーメイクアップ開発担当
島田ゆうにさん
念願だったクレ・ド・ポー ボーテ カラーメイクアップの商品開発を担当して4年目。現在は2021年の春夏・ホリデーを製作中。
「憧れのクレ・ド・ポー ボーテに携われる!壁にぶつかることも今は楽しいんです」
絶対の正解がないから悩むし喜びも大きい
毎回ラグジュアリーな世界観で私たちをうっとりさせてくれるクレ・ド・ポー ボーテのカラーメイク。それをゼロから企画を立ち上げ、多方面と協力しながら形にしていくのが島田さんの仕事。
「クレ・ド・ポー ボーテは入社時からずっと私の憧れのブランド。営業時代から、いつか自分でも携わってみたいと思っていたんです」
現在担当して4年目、中でも今回手掛けたホリデーコレクション「KIMONO DREAM」は思い入れが深く、やっと世に出てくれたとほっとした気持ちでいっぱいだそう。
「女性の内面美を着物で表現するという難題に挑むため、メイクアップアーティストやデザイナーをはじめ、こだわりをもつメンバーと本音でぶつかり合いながら進めてきました。コラボする着物を探しに京都へ日帰りでいったときも、意見が割れるのではと心配で…。でも株式会社『多ち花』さんのお着物がいいと意外にも全員の意見が一致して。このときはすごくうれしかったですね」
今は誰とでも対等に渡り合えるよう、審美眼やセンスを磨くことを意識。
「最初はあまりの勉強量に苦痛だったけれど、今はそれを楽しみながらできている。少しは自分でも成長したのかなと思います」
\2019年のホリデーコレクションを作り上げた仲間と一緒に/
仕事を通じて人としても磨かれたい!島田さんのモットー
【モットー1】さまざまな”プロ”の意見を聞きつつ、自分の軸はぶらさない
色出し、パッケージ、etc.経験豊富なその道のプロに状況を説明し、チームで力を合わせて最高なものを作れるよう心掛けている。
「普段から雑談含めて、とにかく話すようにしています。何かあったら自分だけで抱えない。それがモチベーションにもつながります」
\リップの相談に乗ってほしくて…/
【モットー2】大好きな旅や日常でもアートや文化に触れる!
普段から読書が好きという島田さん。
「プロジェクトが始まると、そのテーマに関係した本を読み漁あさってどっぶり世界に浸ることから始めます。旅行も大好きで、時間があれば大自然や美しい風景に感動できる場所へ。最近はカナダへオーロラを見に行きました」
『美的』2020年1月号掲載
撮影/鈴木希代江(内山事務所) イラスト/カツヤマケイコ 構成/野村サチコ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。