78kgからマイナス24kgのダイエットに成功したトータルダイエットカウンセラー。9年間アメリカでパーソナルトレーナーとして活動した後帰国。帰国後様々なメディアで活動しているだけでなく、2018年には自身のオリジナルブランドギルトフリースイーツh+dietをオープンし、主にECサイトで商品販売を展開している。
文/木土さや
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“ダイエット”について。糖質制限ダイエットは危険って…ウソ? ホント? トータルダイエットカウンセラーの大西ひとみさんにお答えいただきます。
「糖質制限ダイエットを始めたら、体重がみるみる落ちた」「カロリー制限よりも糖質制限のほうが断然痩せる」など、巷で話題沸騰中の糖質制限ダイエット。その一方で、糖質制限ダイエットは危険だという声も。
さっそく、この疑問を大西さんにぶつけてみました! 果たして答えは……?
「何をゴールにするかにもよりますが、正しい方法で行う糖質制限ダイエットは確かに効果的です。その一方で、ここ最近は、ただ糖質さえ抜いておけばよいといった、間違った糖質制限ダイエットが流行しているのも事実。糖質を極端に減らした糖質制限ダイエットは、ホルモンバランスの乱れや、将来的に太りやすい体を作ってしまうなど、体調の悪化を引き起こしてしまう可能性があります」(大西さん・以下「」内同)
糖質制限ダイエットとは、主にご飯やパンなどの炭水化物を食べる割合を減らし、1日の糖質摂取量を制限するダイエット法。
「私たち人間は牛丼やカツ丼といった丼物や、メインが肉や魚のお弁当など、脂質と糖質を一緒に好んで食べますが、これは最も太ってしまう組み合わせのメニューなんです。太りたくないのであれば、どちらか一方を減らさないといけませんね。
実は、炭水化物をたくさん摂取して、脂質を最小限にするのと、炭水化物を最小限にして、脂質だけにするというのは、両者ともたんぱく質を摂取することを大前提として、どちらかのパターンにすればダイエット効果は同じという研究データもあるようです。
しかし炭水化物をメインに摂取すると血糖値が急上昇したあと急降下し、空腹を感じやすくなります。そのため、結局のところ食べ過ぎを招いてしまう……。そこで、炭水化物を減らす糖質制限ダイエットのほうに注目がいき、流行ったのです」(大西さん・以下「」内同)
「体の中の糖は1gに対して水分を3〜4g体内保持すると言われています。つまり、糖質量が増えると、当然体内の保有水分量も増えます。その結果、体重が増えてむくみもでるのです。
ところが、糖質制限ダイエットを行うと、糖質を抜いたことによって体内の保有水分量が減り、一気に体重が2~3キロ落ちます。ガクンと体重が減るのは、余分な脂肪が落ちた重さではなく、水分の重さなのですよ」
「糖質制限ダイエット中だからと、コンビニやスーパーでサラダチキンをセレクトしてはいませんか? 一見ヘルシーそうに見えても、パッケージ裏の成分表記を確認すると、ぶどう糖や増粘剤などを使用した加工食品なのが分かります。加工食品ばかり摂り続けていると、ホルモンバランスを崩してしまう恐れも……。鶏肉は良質たんぱく質ですが、摂るのであれば、生肉の状態から自分で蒸したりボイルしたり、といった調理ができるといいですね」
「食事をする際は、常に“何を口にしているのか”を意識しましょう。いちばんよいのは、やはり自ら調理することです。
私の基本メニューは、焼き魚や野菜。もちろん野菜のドレッシングも手作りしています。ベースはオリーブオイルとレモン、塩、胡椒。和風にしたい場合は、ごま油に醤油、ゆずを使用します。簡単なのでぜひ試してみて」
78kgからマイナス24kgのダイエットに成功したトータルダイエットカウンセラー。9年間アメリカでパーソナルトレーナーとして活動した後帰国。帰国後様々なメディアで活動しているだけでなく、2018年には自身のオリジナルブランドギルトフリースイーツh+dietをオープンし、主にECサイトで商品販売を展開している。
文/木土さや
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