娘と再びのフィジーへ。バカンス先のスキンケアは?|美容ライター&18歳。メルボルン母娘美容Days

長女の高校留学を機に、オーストラリア・メルボルンに移住した美容ライター・夏目 円さん。海外で遭遇する美容のアレコレを綴るビューティログ第23回は、フィジー旅のスキンケアについて。赤道に近いバカンスで、美容ライターの母が、まさかの事態に……。スキンケア審美眼の育った娘は苦笑いだったそう。南国の母娘旅をレポートします。【美容ライター&18歳。メルボルン母娘美容Days_vol.23】
南国バカンス。スキンケアはより慎重に!のはずが…
オーストラリアの高校は4学期制で、9月中旬から10月上旬にかけて2週間のホリデーがあります。私たちが暮らすメルボルンは冬から春に向かっている季節の変わり目ですが、朝晩は気温がぐんと下がる日もあります。娘には課題や宿題があるのでロングバケーションとはいきませんが、残り少ない留学生活ということで4泊5日のフィジー旅へ。
フィジーはメルボルンから直行便で5時間程。私たちはシドニー経由だったので7時間かかりました。オーストラリアでは、バリ島に次いで人気のバカンス先です。
フィジーへの旅は2回目。ちょうど乾季にあたり、降水量が少なく気温も26~30度ぐらいで安定しています。
乾季のフィジーは過ごしやすいけれど、紫外線は強烈!
娘も私もビーチで過ごす休日が大好きです。海やプールでおもいっきり泳ぎ、新鮮なシーフードを食べ、遊び疲れた後はデッキチェアでぐっすり昼寝……。
〈左〉タンドリーチキンバーガー、フィッシュバーガー、もち粉のフライドチキン。かなりのハイカロリーですが、海で泳いでいるせいか、母娘でペロリ!〈中〉フィジーは、フルーツがとにかくおいしい!ビーチで飲むフルーツドリンクは最高でした。〈右〉娘がオーダーしたチキンカレー。スパイスが効いていて、しかも辛い! おいしかったようで、次の日はエビカレーを食べていました。
フィジーには、フェリーで気軽に行ける小さな島がたくさんあります。私たちはナンディに滞在していたので、マラマラ島とキャストアウェイ島、ふたつの島を訪れました。
乾季だけあって湿度がなくカラっとしていて、程よい風もあり、日差しを遮るパラソルの下にいると間違いなく楽園です。とても過ごしやすいのですが、ここで大きな落とし穴が……。そう、肌の大敵、強烈な紫外線です。日本の夏よりはるかに高く、日中のUVインデックス(紫外線数値)は、「11」。これは、日本の夏でさえもあり得ない数値で、それもそのはず。地図でフィジーの位置を確認すると、赤道に近いのです。
ビーチの約束、UVケア。娘の紫外線対策は、もはや「完璧」
娘は18歳になりましたが、相変わらず肌は敏感傾向です。頰と目もとはカサつきやすく、Tゾーンは皮脂が多いので、油断するとニキビができます。小さな頃から、「日焼けはするなっ!」と口酸っぱく言っているせいでしょうか、UVケアは小学生から始めています。
今回の旅、娘の日焼け止めは、フェースには「ラロッシュポゼ UVイデア XL プロテクション トーンアップ」と「コスメデコルテ サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC」を重ね使い。ボディには、オーストラリア生まれの「Le Tan ココナッツスプレー SPF50+」。これを2、3時間置きに塗り直していました。
もちろん、日焼け止めを塗っているとはいえ、日差しを浴びることは避けられませんから、スキンケアを徹底したうえで帽子をかぶったり、髪をまとめたりと工夫していました(ただし、ラッシュガードは着たくないようです)。
〈左〉紫外線から髪を守るため、キャップをかぶり、“電話ゴム”でくるっとおだんごに。〈右〉娘は、ココナッツの香りが大好き。日焼け止めもボディローションもココナッツ!
メイク道具も持っていったようですが、使ったのは日焼け止めのみ。ビーチでのバカンスとはそういうものかも知れませんね。
うっかり日焼けとは言い難い、美容ライター、まさかの失敗
ここで、私の失敗談をひとつ。
初日に、ビーチフロントでボディトリートメントを受けました。ほぼ全裸でのオイルマッサージだったのですが、施術後、日焼け止めを塗り忘れて1日過ごしてしまったのです。ホテルに戻り、シャワーを浴びようと水着を脱ぐと、くっきりと日焼けした跡が……。しかも、ヒリヒリしている! 久しぶりすぎる完全な日焼けに、一瞬頭が真っ白になりました。すぐに冷たいタオルで冷やして熱をとり、顔用のローションをじゃぶじゃぶ浴びて保湿。さらにボディクリームを塗りこみました。
そんな私の姿を見た娘は、「えっ、どうしたの?」とひと言。事情を説明しましたが、心配してくれたものの、苦笑いでした。
この笑顔がとびきりチャーミングな方に施術していただきました。気持ちよかったー! 海の音と風を感じながらマッサージされること60分。リラックスしすぎたのでしょうか、すっかり日焼け止めを忘れてしまったのです……。
以降は、初日の失敗を教訓として、オーストラリア生まれの「MECCA COSMETICA」の日焼け止め(顔用・ボディ用)をビーチに持っていき、しっかりと塗り直しました。
私の日焼け止めは、オーストラリア生まれの「MECCA COSMETICA」。とくに右の顔用日焼け止めが大人気で、ホントに焼けませんでした!
娘が考えるバカンス・スキンケアのテーマは?
娘は、中学生からスキンケアもスタートしているので、今では私があれこれ言わなくても自分の肌に合ったアイテムを“セレクト”できるように。娘いわく、今回の旅スキンケアのテーマは「保湿・保湿・保湿!」。
夜、ホテルに戻って娘がお手入れする姿を横目でチラ見していましたが、見事なものです。朝、出かける前に冷蔵庫に入れて冷やしておいたシートマスクで肌を鎮静しながら潤し、化粧水を重ね付け。そして、潤いが逃げないようにクリームマスクでフタ。さらには、いつも飲んでいるビタミンCのサプリメントまで! ホント、私よりもしっかりしています(笑)。
〈左〉どうやら詰め替えるのは面倒だったようで、普段使っているものをそのまま持参。〈右〉冷蔵庫で冷やしたシートマスクは「メディヒール」。
フィジーはハワイと違って、買い物を楽しむ場所ではないので、ただただ目の前にある真っ青な海と白い砂浜を眺めて過ごしました。何をするでもないのですが、その時間が本当に贅沢で特別でした。
あと2か月で娘は高校を卒業します。次回は、娘と私がおすすめしたいメルボルンのビューティスポットを紹介しますね!
\お知らせ/
美容ライターが明かす、オーストラリア美容のリアル!
このたび、夏目 円さんが2冊目のKindle本 『オーストラリアのナチュラル美容案内』を出されました! ぜひご一読ください!
オーストラリア美容に特化した内容で、オーストラリアで暮らす日本人美容ライターがリアルに感じた美容、健康、そして美意識の違いを中心にエッセイとして書きました。また、ガイドブックには間違いなく載っていない、メルボルンのおすすめスパ、ビューティショップ、さらに日本未上陸のオーストラリア発オーガニック、ナチュラルコスメなどのレビューもしております。美容本としてだけではなく、ライフスタイル本としても楽しめる内容となっておりますので、ぜひご覧ください! 夏目 円

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