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2024.7.28

ローカルと切磋琢磨? メリハリ顔になるためのシェーディング術|美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days

長女の高校留学を機に、オーストラリア・メルボルンに移住した美容ライター・夏目 円さん。海外で遭遇する美容のアレコレを綴るビューティログ第11回は、ベースメイクの進化について。ポイントメイクが当たり前のメルボルンのJKの間で身につけたのは…美容ライターの母もビックリの骨格メイク!【美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days_vol.11】

国際色豊かなメルボルン、女子高生のメイクもいろいろ

皆が皆とは言いませんが、オーストラリアの女子高生は程度の差はあれ、メイクをしているコが多いです。まつげをぎゅんぎゅん上げているコ、とぅるんとぅるんのグロスをつけているコ、香水をぷんぷん振りまいているコなど、じつに多彩。そして、ダイバーシティそのものメルボルンだけあって、いろんな国の女子高生のメイクを観察することができ、美容ライターとしても勉強になっています。

公立高校に通う娘は入学当初からナチュラルメイクをしておりまして、11年生(日本でいうところの高校2年生)になった現在は、さらにそのテクニックがレベルアップしています。とくに注目したいのは、ベースメイク。化粧下地、ファンデーション、コンシーラー、シェーディング、ハイライターとフル活用! 朝、メイクにかける時間は30分ほど(私なんて10分もかかりませんよ)。

セフォラで見つけたbenefitのシェーディングにチェンジ!

10年生の頃と比べると、より顔に“メリハリ”があり、いわゆる“骨格メイク”を意識しているようです。その陰影っぷりがお見事だったので、すぐにわかりました。何が娘をそうさせているのかがとても気になり、いつものように聞いてみました。

「ねえ、ねえ。最近、シェーディングを変えたでしょ?」
えっ、 何で?
「だってさ、輪郭がシュッとしてるもん。すごくお姉さんに見えるし、気になっちゃったよ」
日本人って顔が平坦じゃない? だからシェーディングでカバーしようと思って。この間買った、benefitのシェーディングパウダーがすごくいいんだよー

そうです。以前はMECCA(メルボルン発祥のコスメのセレクトショップ。オリジナル製品も展開)のスティックタイプのシェーディングを使っていた娘。先日、セフォラでベネフィットを見つけて、ひとめ惚れして購入したそう。

アメリカ生まれの benefit はオーストラリアでも大人気。「HOOLA」はノンパールのマットなシェーディングパウダー。

令和の女子高生は、YouTubeTikTokからメイクテクを入手

そもそもなんですが、シェーディングってテクニックとして難しいと思いませんか? 塗りすぎてもダメだし、かといって、控えめすぎては意味がない……。娘のそれを見ると、輪郭がすっきりしていて、鼻筋がすっと通っています。やりすぎ感もなく、ホントにナチュラル。そこで、娘にテクニックを聞いてみました。

16歳のシェーディング・テク

1. 耳の後ろ(耳下腺)からアゴに向かって、フェイスラインに沿ってシュッとひと塗り。
2. 頰骨の下外側(耳のそば)をシュッとひと塗り。
3. 生え際をシュッとひと塗り。
4. 眉頭から目頭のくぼみにかけてシュッとひと塗り。
5. 小鼻のふくらみをシュッとひと塗り。
6. 両鼻の穴の間にある“鼻柱”をシュッとひと塗り。

けっこう塗ってるじゃんっ! なのに、仕上がりはナチュラルです。その理由を考えてみましたが、塗る量の加減がとてもお上手。1回ブラシにとったら、つけ足すこともありません。とくに4~6にかけてはごくごくわずかです。

もはや、どのブラシでどこにつけているのかはわかりません……。ただ、大小ブラシをうまいこと使い分けて、狙い通りにつけています。

このテクニックのネタ元は、もちろんYouTubeTikTokだそう。可愛いメイクを見つけたら、すぐにマネしてみるのが娘のやり方です。“可愛くなりたい!”という向上心があるからこそ、メイクを研究しているんでしょうね。私だったら、そんな時間があったらNetflixでドラマを見ちゃうかもしれません……。

ハイライトは、セザンヌとアディクションの2択。頰骨の上、鼻筋にシュッと忍ばせています。

ちなみに、オーストラリア人とアジア人の女子高生のベースメイクの決定的な違いを発見しました。それは、「ツヤの質感」の違いです。

オーストラリア人はパールやラメといった、キラキラっとしたわかりやすい輝きを好み、アジア人は、潤いのある、みずみずしいツヤがタイプ。もちろん、どちらがいいということはないのですが、明らかに違うので美容ライターとしてはかなりツボ。さらにいうと、この傾向は高校生のみならず、大人の女性でも共通です。しかも、さらに磨きがかかっていて、ギラギラした強い輝きを放っている女性が多いですね。

コスメの収納は、日本から持参したMUJIのポリプロピレンメイクボックスを2段にして。ファンデはリキッド、クッション、パウダー、3種類持っています。

次回は、9月に予定されている一大イベント、“プロム”に向け、ドレスをキレイに着こなすために友だちと一緒にボディ改造計画に励んでいる様子をお届けします!

 

\お知らせ/
夏目 円さん、初の著書! 留学を検討中のご家族はもちろん、えいっ!と背中を押してほしい人へ

このたび、連載「美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days」の夏目 円さんがKindle本 50歳からの初海外移住〜15歳娘とふたり大冒険 in Melbourne〜』 を出されました! ぜひご一読ください!

 

 

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美容ライター
夏目 円
なつめ まどか/大学卒業後、出版社で編集者を経てフリーランスの美容ライター、エディターに。女性誌のファッション誌の美容記事をはじめ、ウェブマガジンの連載コラム、化粧品会社の広告制作など多岐にわたり編集・執筆。娘の高校留学の帯同を機に、2023年4月よりメルボルンに移住。人生初の海外移住生活をnoteにて連載、美容情報をInstagramにて発信。初の著書はKindleにて。50歳からの初海外移住〜15歳娘とふたり大冒険 in Melbourne〜』

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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