【セルフチェックシート付き】30代から要注意!約3割を占める「かくれ老眼」とは?
長時間のスマホの使用や、動画視聴などで目の奥がずーんと重い、視力の低下を感じる…それ、もしかして「老眼」のはじまりかもしれません。近年、若いうちから老眼に悩む人が増えているそう。眼鏡市場を運営する株式会社メガネトップの調査では、自覚がなくても症状を感じる“かくれ老眼”が約3割を占める結果も…
20代の11%に老眼の自覚あり?
メガネトップが全国の20~55歳の男女600名を対象に実施した「目の見え方に関する」アンケート調査では、老眼を自覚している人は全体の約3割。45歳以上の年代では半数以上が「老眼の自覚あり」と回答しています。一方、注目したいのが20代。意外にも11%の人が老眼を自覚しているという結果に…。
自分も老眼かも?セルフチェックしてみよう
若い世代でも老眼になり得るというのはちょっと心配…自覚がなくても症状が出てきている可能性があります。まずはセルフチェックしてみましょう!
老眼セルフチェック
(1)自分の人差し指の指紋がはっきり見える距離がどのくらいかチェック
→30㎝以上離れていると老眼かも?
(2)日常生活での症状をチェック
✓小さい文字を読む際に文字がぼやける、見えにくい
✓物を見るために手元の物を離したり近づけたりすることがある
✓夕方や照明が暗いと物が見えにくくなる
✓スマホや携帯の文字を打ち間違える
✓遠くと近くで視線を変えたとき、ピントが合うまで時間がかかる
✓読書やスマホの使用後に目が疲れる
こんな症状があったら、「かくれ老眼」かもしれません。
老眼の自覚なし、でも症状がある「かくれ老眼」は30代以上で3割
調査では、老眼の自覚がある人で「指の指紋が一番はっきり見える距離が30㎝以上離れている」人は半数以上とある程度予想通りの結果。一方で、老眼の自覚がないにも関わらず、30㎝以上離れていた人は29.4%を占め、約3割の人が「かくれ老眼」の可能性が。
年代別にみても30代以上の各世代において、30㎝以上離れている「かくれ老眼」が約3割を占めています。日常の症状チェックでは、老眼の自覚がない人で1つ以上当てはまった人はなんと各年代で半数以上を占める結果となりました。
老眼が顔の印象にも影響…シワの間接的な原因にも
見えづらさをカバーするために目を細めたり、眉間にシワを寄せたりすると、顔つきも険しい印象に…そうならないためにも、若いうちから対策しておきたい!
では、どのように対策したらよいのでしょうか。眼科かじわらアイ・ケア・クリニックの梶原一人院長に聞きました。
「老眼とお肌の変化は直接は結びつきませんが、ハッキリ見えないと眉間にシワを寄せる目つきになるという点で顔つきに影響があります。シワができる間接的な原因にもなるので、老眼鏡を早くかけることで改善につながります」
遠近両用メガネは「顔を動かさないとピントが合わない」「パソコンやスマホ距離の視野が狭くて使いづらい」「レンズのゆがみが気になる」といった困りごとが起きがち。症状が進んでからでは慣れるのも大変なので、早めに自分に合うものを見つけて、慣れておくことも大切なんだとか。若いうちから“遠近両用メガネ慣れ”をしておくためにも、「隠れ老眼」チェックはしておきたいですね。
シワ予防には紫外線対策も重要!遠近両用のUVカットレンズを選んでみて
紫外線と老眼の関係についても聞いてみました。
「老眼は加齢によるものなので紫外線とは直接関係ないですが、白内障にはすごく影響があります。もちろんお肌にも影響があるのでしっかり対策しておきたいですね。紫外線をカットするようなレンズや、紫外線の波長を100%カットする、UV400レンズといったものもあるので、そういう素材のものを使って遠近両用メガネを作るのが良いです」(梶原院長)
目元のシワやシミ、たるみは“老け見え”の原因にもなりかねないので、目元の紫外線対策もしっかりしておきたい!遠近両用でもUVカットができるものがあるそうなので、メガネを作る際は選択肢のひとつに入れておくとよいかもしれません。
目の健康のためのワンポイント!抗酸化作用のある食べ物が◎
これを機に、梶原先生に目の健康のために良い食べ物についても聞いてみました。視力が上がる食べ物はないとのことでしたが、病気を防ぐためには抗酸化作用のある食べ物が良いそう。「ルテインやゼアキサンチンというカロテノイド系の色素はほうれん草や小松菜、ブロッコリーに多く含まれます。ポリフェノール系なら目だけでなくお肌にも良いのでおすすめです。アントシアニンの多いベリー類や赤ワインなども良いですね」(梶原先生)
ストレスフリーな遠近両用メガネで早めの対策を
遠近両用メガネに力を入れる眼鏡市場では“ストレスフリーな遠近両用メガネ”を展開しています。
ストレスフリーな遠近の特徴
(1)一人ひとりの屈折異常に合わせた最適設計
遠視・正視・近視の目の動かし方に合わせて、設計・内寄量・累進帯長を最適化
(2)【日本初設計】目の年齢に合わせて度数変化を最適化
加入度数と調節力まで考慮することで、最適な視界を提供
“かくれ老眼”に早めに気づいて、若いうちから“遠近両用メガネ慣れ”をしておきましょう!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。