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2024.5.24

蒔田彩珠さん「今作を通して生きることや人間関係を大切に考えるように」|映画『ハピネス』スペシャルインタビュー

現在公開中の映画『ハピネス』にて主演の由茉役を演じる蒔田彩珠さん。忙しい日々でも好きな自分時間を大切にすることで英気を養っているそう。映画『ハピネス』も必見です!

ロリータファッションを着たことで、私服が少しかわいくなりました


好きなホラー映画を観る。「無心になれる」という趣味の編み物では最近、猫耳ニット帽を編んだ。疲れたときは母親にオムライスを作ってもらう。確かな演技力が高く評価される蒔田さん、忙しい日々でも好きな自分時間を大切にすることで英気を養う。主演映画『ハピネス』で演じた由茉もそうだった。

人目を気にして挑戦できなかったファッションなどを選び、恋人と幸せに過ごす――「余命1週間」と宣告されてから。
「『あと1週間で死んじゃう』という台詞から始まるので、か弱くおとなしい女性かなと思いきや、由茉は誰よりも心が強く、優しい女性でした。こぼれそうになる弱さをこらえながら、周りに明るく接しようとする強さも伝えたいと思って演じました」

ラブストーリーは初めてで「少しこっぱずかしかった」。役作りの助けになったのが衣装のロリータファッション。
「プライベートではスカートをあまりはかないのでそわそわしましたが、由茉と同じようにファッションに勇気をもらえて、すっと役に入れました。ただ、コルセットもつけるので食事シーンの後はしんどかったです。撮影で食べたものは(W主演の窪塚)愛流くんと常に完食していたので(笑)。撮影後、私服ではちょっとかわいいものを選ぶようになりました」

由茉の事実を聞かされた恋人の雪夫は、幸せな1週間を過ごせるように寄りそう。そんなふたりの姿は切なくも微ほほ笑え ましい。
「現実は悲しく過酷ですが、どこか温かい気持ちにもなれる作品です。今作を通して生きることや人間関係を大切に考えるようになり、『ありがとう』『ごめんね』をちゃんと伝えていこうと思うようになりました。私が余命1週間だったら大好きな人全員に会いに行きたいです。でも余命のことは内緒にするかも」

俳優の間では撮影終了後、すぐにメイクを落とす人が多い中、蒔田さんは家に帰ってからクレンジングをするという。
「現場で落とすと、私は帰宅するまでに乾燥する感覚があるんです。睡眠不足だと肌があれがちなので、枕と香りにこだわって熟睡できるようにしています。編み物をして、眠くなったら寝るのが好き。本当は12時間くらい寝たいです(笑)」

She is into…

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Movie『ハピネス』

(C)嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

病で余命1週間と告げられた高校2年生の由茉。恋人の雪夫は彼女と幸せな日々を作ることに協力する。好きな服を着て、好きなものを食べ、大好きな人と過ごす。ふたりの7日間は悲しくとも幸福に満ちていた――。
原作:嶽本野ばら 監督:篠原哲雄
出演:窪塚愛流、蒔田彩珠ほか
公開中

『美的』2024年7月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/山口恵理子 スタイリスト/小蔵昌子 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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