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2022.10.24

本格舞台に初挑戦!中川大志さんのトレーニング方法とは?

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での畠山重忠役で鮮烈な印象を残した俳優・中川大志さん。音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』で本格舞台に初出演にして初主演! シェイクスピアの『リチャード三世』を基に、昭和の歌謡界を舞台にした復讐劇に挑戦する意気込みを聞きました。

初本格舞台・初主演で歌謡曲&復讐劇に挑戦!中川大志さんにインタビュー

 

Q.音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』で、初舞台にして初主演する今の気持ちは?

A.未知への挑戦に、とにかく緊張しています! 先日、撮影で休演日の明治座に行ったのですが、誰もいないのに場所のパワーを感じて武者震いがしました。同時に、舞台はずっと挑戦したかったので、念願叶ってワクワクしています。「舞台をやりたい」と思う原体験は、3歳から習っていたダンスでの発表会。見てくださった方に、笑ったり、驚いたりしてもらうこと、そして皆さんに拍手をもらうことの喜びや楽しさが、僕の中にずっとあった気がしています。

Q.今作の舞台となる〝昭和の芸能界〟には、どんな印象がありますか?

A.周りの人に聞いた話や、当時の作品を通して、昭和の芸能界はファッションも音楽も、そこに生きた人たちも色鮮やかで、とてもエネルギッシュだったのだなと思います。そんな華やかな世界を舞台に、人間の内面を深くえぐるような血なまぐささもある作品なので、僕自身、作品全体からエネルギーをもらっています。

 

Q.芸能一家に生まれながらもその醜い容姿から虐げられる「鳴尾定」と、闇医者の手によって美貌を手に入れ歌謡界のスターになる「桜木輝彦」の演じ分けについて教えてください!

A.「鳴尾 定」は、容姿を変えることでスターになっていきますが、外見は変わっても、中身は定のまま。定という本当の自分が、「桜木輝彦」に影響を及ぼしていきます。輝彦としてスターになった定は、自分を冷遇してきた人々に復讐をしていきますが、影が濃いほど、光が際立つように、定の憎しみや怒りが大きい程、脚光をあびる桜木輝彦の光もより強くなるので、そんな表裏一体の光と闇、表と裏という二面性をしっかり演じていきたいです。

Q.今作の「桜木輝彦」としてレコードデビューをし、舞台では生バンドでの歌唱シーンも披露されていますが、どんなトレーニングをされたのですか?

A.1年半ほど前からボイストレーニングを始めました。体をひとつの楽器と考えて、その強度を高められるように、普段使わない筋肉も鍛えています。3〜4年続けているキックボクシングに加え、ジムでウェイトトレーニングもしています。いちばん悔しいのは気力に体力がついていかないことなので、体作りはしっかりしたくて。舞台で歌い、芝居をすることが初めてなので、自分は何ができて、何ができないのかもわからない状態からのスタートでしたが、見てくださる方の感情をゆさぶる芝居や歌を届けたいです。

 

Q.中川さんはもともと、昭和歌謡がお好きだとか?

A.そうなんです! 山口百恵さん、テレサ・テンさん、井上陽水さんなど、挙げだすときりがないです。最近は行けていないのですが、スナックに行って、カウンターの隣に座ったおじちゃんやおばちゃんたちがカラオケで歌っている曲を聴いて覚えました。昭和歌謡って、歌っている方が背負っているものも含めて楽曲ができあがっているイメージがあって。桜木輝彦としての歌も、彼がマイクの前に立つまでのつらい日々も含めて、音楽にのせて届けたいです。

Q.中川さんが演じるときに大切にしていることは?

A.どの作品も、脚本を読んだ直後は自分の役に対して、どこか他人事みたいな感じがあるんです。それを自分ごとにしていかないと芝居はできないので、自分自身の記憶や感情を手繰り寄せて、役を生きていくことを大切にしています。今回の定という孤独な男は、僕自身の思い出したくないような記憶とかトラウマみたいなものにも触れ、そして孤独に耐えることで、より深く知ることができる気がしています。舞台では僕自身も初めての自分に出会えると思いますし、演じきった後に、どんな景色が見られるのか楽しみです!

Profile なかがわ・たいし/俳優。1998年東京都生まれ。2009年に俳優デビュー。’11年のドラマ『家政婦のミタ』で注目を集め、以降、NHK大河ドラマ『真田丸』、NHK連続テレビ小説『なつぞら』、主演映画『砕け散るところを見せてあげる』など、シリアスからコントまで幅広く活躍。’22年はドラマ『オールドルーキー』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での畠山重忠役も話題に。映画『ブラックナイトパレード』が12月23日に、W主演映画『スクロール』が’23年に公開予定。

 

音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』

作・演出/倉持 裕 出演/中川大志、松井玲奈、福本雄樹、浅利陽介、中村 中、山内圭哉、池田成志ほか 11月630日まで東京・明治座、12812日まで福岡・キャナルシティ劇場、121725日まで大阪・新歌舞伎座にて上演。

撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/佐鳥麻子(Vitamins) スタイリスト/高橋 毅(VIXI) 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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