30代の芸人が突然脳梗塞！？10万人に数人の難病を2つは、1回の人生で多くないですか？神様。

みなさまはご自身の身体についてどのくらい理解していますか？生活習慣、体質、アレルギー、家系…将来かかるかもしれない病気のリスクやそれを軽減するための策など、どのくらい準備していますか？僕は今年の2月に脳梗塞になりまして、それがきっかけで難病が見つかって、「おいおいおいおい！」というぐらい人生が思いもよらない方向に動いていっています。

でも落ち込んでいてもしょうがないし、楽しくないので、この珍しい経験を連載という形でお話させていただくことになりました！とても明るいトーンで書きますので、よろしければお付き合いください！
質問などがありましたら、プロフィール欄に各種SNSを載せておきますのでお気軽にDMどうぞ。

30代で脳梗塞！そして難病2つって…どういうこと？

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まず簡単に自己紹介させてください。
この連載を書いているのは、秋葉信吾といいまして、SMA（ソニー・ミュージックアーティスツ）という事務所に所属し、お笑い芸人をやってまして「めざめるパワー」というコンビで活動しております。

その一方で、もともと芸人の活動を始める前に化粧品会社で働いていたので、その経験を活かしてYouTubeチャンネル『プチプラスキンケア研究所』にて「あきば美容研究生」という名前で美容情報を発信しながら、『美的.com』で美容の連載なども行なっております。
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ざっくり言うと、34歳の売れない芸人、ということですね。残念。
で、そんな僕なのですが、今回は連載の第一回ということでどういう経緯で始まって、これからどんな話をしていくのか、という概要をお話しさせていただければと思います。

始まりは…

今年の2月に脳梗塞との診断を受けました。脳梗塞って当たり前みたいに言ってしまいましたが、どんな病気かご存知ですか？もちろん僕はお医者様ではないので、病気については全て先生からの受け売りの言葉ですが、要はなんらかの原因で、脳の周りの血管が細くなったりすることで詰まってしまって、酸素とか栄養が足りなくなってしまう病気です。
ものすごく怖い言い方をしてしまいましたが、要は交通渋滞的なものです。「青梅街道渋滞してるなー」的な。それで、僕の場合はここからもうひと段階あって、検査のためにMRI（国民的アニメの土管みたいなのに入って体の中の写真を撮る検査）を何度か行なった末に、もう一つ病気が見つかりました！

もやもや病（ウィリス動脈輪閉塞症）：指定難病22

もやもや病…言いにくいですね。すごく言いにくい。「も」も「や」も一度口をすぼめないと言えないから言いにくいんですかね？どうでもいいか、そんなこと。
こちらはどんな病気かと言いますと、先ほど言ったように脳梗塞が起きると脳に血液が足りなくなるので、新しい血管を作って補おうとするんですって（すごい！）。それ自体はまぁ別に悪いことではないのですが、新しい血管は脆かったり弱かったりするので、もやもやした血管になる。なのでその弱い血管が破れたり、新たに脳梗塞につながったりする病気なのです。
こんなん言ったらアレですし、言い方難しいんですが、体が良かれと思ってやったことがうまくいかなかった結果、起きる病気みたいな感じです。恋愛映画とかでヒロインの親友が良かれと思ってした行動でかえって好きな人との関係がこじれる、的な病気ですね。
その診断を受けている時に僕が思ったのは「神様ー！1回の人生で2この難病はちょっと多いですー！」ということでした。

IgA腎症：指定難病66

こちらは言いやすいですね。非常に言いやすい。助かる。
これは腎臓の病気です。高校2年の時に診断を受けたのですが、その時にはっきりと「現代の医学では治す方法が見つかっていません。一生付き合っていくしかありません」と言われたのを今でも覚えています。これは腎臓の中に糸球体というむちゃくちゃ小さい細胞がたくさんあるのですが、それに蛋白（たんぱく）付くことでだんだんと腎臓が機能しなくなるという病気ですね。腎臓は体の中の老廃物や余計な水分や塩分を濾して、尿にすることで体の中をきれいに保つ機能があるので、腎臓がダメになると体の中がどんどん汚れてしまって、大ごとになるわけです。こわいねぇ。

2つの指定難病を受けて

そんなわけで国の定める指定難病を2つも持つ人生となりました！やれやれですね！ちなみにもやもや病は10万人に6〜10人くらい、IgA腎症は10万人に3〜4人ほどらしいです。両方なる人ってどのくらいのパーセントなんでしょうね。とても珍しい経験をしていることは確かですね。

治療法は？

IgA腎症はその原因も、根本の明確な治療法も確立されていないので、継続が一番良好な状態として付き合っていくしかありません！良い子にしててね、状態です。一方新参者のもやもや病については対処のしようがあるようで、5月31日に手術を行う予定です。その様子についてはまた次回以降の連載にて、お話しさせていただければと思います。

明日は我が身と思って備える

34歳でタバコは吸わないし、酒も大して飲めません。もともとの持病があったので体調のケアには割と気を配っていた方だと自覚しています。でもそれでも突然脳梗塞になりました。正直驚きましたし、引きました。脳梗塞になった時の経緯についてはまたどこかで詳しく話しますが、僕は奇跡的なレベルで早期発見でした。だからものすごくラッキーとは言え、ラッキーではないよね？状態です。でも2つも難病を持っているとやっぱり色々調べますし、国や自治体の制度にも詳しくなります。保険や万が一の時にどのくらいお金がかかるのかなどにも詳しくなります。そういう経験を誰かのために役立てられたら嬉しいので、この連載でお話をしていければと思います！

そして第一回の最後に、すごく変な言い方になりますが、僕は元気です！痛みもなく、自覚もあまり出来ていないくらい、元気です！病気が判明した後も舞台に立たせていただき、漫才しておりますし、すごく幸せだなと感じることも多々あります！ありがたい限りです。ですので、特にお気になさらず＆過剰にご心配をなさらぬよう、よろしくお願いします。寂しがりなので、多少は心配してください。重ねてよろしくお願いいたします！
そしてあわよくば劇場には遊びに来てくださいませ。

また、6/21に難病についてのイベントをやらせていただきます。この連載の内容をぎゅっとまとめたような感じのイメージになると思いますが、もし直接話を聞いてくださる方は遊びに来ていただければ嬉しいです！
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最後まで読んでいただきありがとうございます！次の連載でお会いしましょう！

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