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2022.3.26

いつもどこかが痛い、訳の分からない不安の波が…そんな女性が多い理由とは?

いつも「どっかが痛い」と人知れず悩んでいる女性必見!

このところ、ずっと不調続き。騒ぎ立てるほどではないものの、いつも「どっかが痛い」と人知れず悩んでいる女性はけっこう多いのでは?
更に言えば、メンタルも低迷中。自分でも、何だかよく分からない憂鬱な気持ちや不安感にモヤモヤしているのなら・・・・・・。もしかしたら、「この方法」が効くかもしれません。
自らも自立神経失調症に苦しむ作家、鳥居りんこがレポートします。

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30代後半から始まる不調の大量襲来

春は気温差が激しくなることもあり、1年の中でも特に体調不良に見舞われやすい季節なんだそうです。その上に、この春は長引くコロナに、戦争に、地震のニュースまで…。皆さん、具合悪くないですか?
何を隠そう、私は若い頃からずっと「いつも、どっかが痛い女」です。PMSに片頭痛、肩こり・腰痛、過敏性腸症候群…。探せば、他にもアッチコチと不具合が出てきます。
もちろん、入院するほどの騒ぎではないので、贅沢な悩みであることは重々承知ですが、この不調が困るのは自分から「元気」をドンドン奪い取ってくれること。
そう、体の痛みが、メンタルまでをも弱らせていくんですよね。

特に、コロナ禍に入ってからがホントにマズイ。何がどうで、こうなっているか分かりませんが、とにかく突然、前触れもなく不安になる! うまく言葉にできませんが、胸のあたりに変な感じがして、血の気が引くような、心拍爆上がりのような・・・・・・で、「え? え? 私、どうした!?」ってプチパニックです。
もちろん、「重病の前触れ?」とばかりに、ドクターの元に駆け込みました。それで、ついた診断名が「自律神経失調症」。ドクターには「アンタの場合は薬よりも鍼灸な!」と言われ、とりもなおさず、頼った先が自律神経失調症の施術に強いと言われている鍼灸院「鍼灸師やまざきあつこ」でした。

30代後半から60歳前後までは、閉経の前後5年間を頂点として、女性はホルモンの減少を受けて、心身共に不調に追い込まれやすい時期なんだそうです(長いよ~(T_T))。
その代表的な症状としては「重だるさ、イライラ、頭痛、めまい、ふらつき、動悸、首こり、肩こり、のぼせ、冷え、過呼吸、不眠、耳鳴り、下痢、舌痛、痒み、喉のつかえ、不安感」などなど…。あらま、代表的症状だけで、2行も使ってしまいましたわ。
このように、“敵”は広範囲にジワジワと長期に渡って、女性の体を苦しめてくる“手強い”ヤツ。
体調不良は決して、あなたや私といった“その人、個人”のせいではなく、女性ホルモンやストレス抵抗力の減少、暮らしにおける悪環境などが複雑に絡み合っての症状勃発ってことみたいです。
「なんだ、よかった。私のせいじゃない」と喜ぶのはいいんですが、それより何より、この不快な症状をどうにかしたくないですか?

これらの症状の中でも「不安感」に絞り、「自律神経の不調は薬ではなく自分で治そう!」をモットーとする女性鍼灸師、やまざきあつこ先生が提唱する〔不安をいなす方法〕をお届けします。

訳の分からない不安の波、襲来! その時、どうする!?

更年期から来る自律神経の乱れに「訳もなく不安になってモヤモヤする」というメンタル不調があります。
原因は、「疲労が溜まる→神経が働きにくくなる→頭に血が回らない→酸素不足に陥る→不安に感じる……」というサイクルにあるそうです。しかも大抵、喉の詰まり、血圧不安定、胸が重い、胸のザワザワ、フラフラする、といった症状も同時多発的に発生しているとか。心と体は一心同体なので、その症状が余計に不安を煽る、不安になるとその症状が余計に出る、という悪循環にハマってしまうというメカニズムが働いているそうです。恐怖!

問題は、この恐怖や不安感をどうするか? です。私がやまざきあつこ先生に教えてもらった方法で、実際に効果があった「緊急避難法」は次の5つ。

・激しい貧乏ゆすり
・胸のあたりを中心に体をさする
・飴を舐める
・みぞおちをトントンと叩く
・クッションを強く強く抱きしめる

このコツは、「あっ、来た!?」の瞬間にやることです。不安襲来の予兆を感じ始めて「ゔゔ~」ってうずくまるような感覚。これが起こった瞬間に、急いで気をそらす! そう、自分の中に違う感覚を入れて、不安を上塗りして消すようにするイメージです。

すぐやる、繰り返す、そして「続かない」と念じるのがポイント

他にも、先生は「ストレッチを始める、ガムをかむ、クッションを投げつける、あるいは叩く、好きな香りをかぐ、毛布に頭からくるまる……」などを教えてくれましたが、ポイントは「この不安感はいつまでも続かない。大丈夫!」と強く念じながら、不安をいなす方向にもって行くこと。

実際にやってみて、「とりあえず、その場で出来そうなことをやってみる、そして繰り返しやってみるということで、いつの間にか、気持ちが落ち着いていくようになるからね」という先生の言葉は嘘じゃないなぁ、と実感しています。

もし、私と同じような「不安感」に苛まれている方がいらしたら、これらの方法を繰り返し、試してみてくださいね。

やがてやってくる更年期。この時期に感じる不調はさまざまで、しかも波があることが普通だそうです。さっきまで調子よかったはずなのに、突然「え~何これ? 具合、悪っ」ってことも多々あります。
不調を感じたら「まずは病院」が鉄則ですが「自律神経失調症」「更年期障害」と診断されたら「下手に戦わない」という戦法を取りましょう。
「そっか、いよいよ更年期の波が来たってことね」と達観して、少しでも気を紛らわせることが本当に大事なんだそうですよ。

やまざきあつこ先生と鳥居りんこのコラボ本『女はいつも、どっかが痛い がんばらなくてもラクになれる自律神経整えレッスン』では、この他にも「心と体に効くヒント」が盛り沢山。コントロール不可の体の痛みやメンタル不調に備えてのお守り本として、よかったらお手に取ってみてください。

 

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『女はいつも、どっかが痛い』
著/やまざきあつこ  著/鳥居りんこ (小学館)1430円(税込)

>>購入はこちら

 

文/鳥居りんこ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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