ライフスタイル特集
2019.10.27

“あざとい”女が幸せをつかむ!?林真理子さんが『風と共に去りぬ』を大胆リメイク。スカーレットに学ぶ女の強さとは?

不朽の名作『風と共に去りぬ』を、作家・林真理子先生がヒロイン目線で大胆にリメイクした小説『私はスカーレット  1 』(小学館刊)。原作のエッセンをしっかりすくい上げながらも、ポップで読みやすく現代に蘇りました。「スカーレットの女性に嫌われても、男性を寄せつける“あざとい”は、現代の女性が幸せをつかみ方法に通じるものがある」と、林さんは語ります。

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“あざとい”ことは悪いことではなく、自己肯定の強さ!

【なぜ『風と共に去りぬ』を現代版にリメイクしたのか?】

小説『風と共に去りぬ』を「私を作家へと導いてくれた小説」という林真理子先生。南北戦争を舞台に、主人公・スカーレットが2 人の男性の間で揺れ動き、たくましく生きていく姿を描いています。恋愛要素がいっぱいあり、こんなに面白い小説があったのかと、幼心ながらに熱狂したそう。そんな小説を、今の若い人たちが読まないのは本当にもったいないと思い、と大胆リメイクを決意! 原文と大きく違うところは、主人公・スカーレットを一人称として描いたところです。原文では「She」と第三者から語られているのを、「私」と一人称にすることで、スカーレットの内面や想い、強さが、もっと現されています。
スカーレットはとにかく周りの男性を自分のトリコにしようとする、“あざとい”女の子。ちやほやされることが大好きで、街中の男性が自分のことを好きになるように思わせぶりな態度を取って、悪気もなく人の恋人を取ったり…。そんな態度なので、周りの女の子たちはもちろん、実の妹にさえ、嫌われています。でも、話が進む内に、彼女を応援し、共感してしまう。そんな魅力を持つ女性なのです。その魅力をもっと分かりやすく伝えるために、一人称にしています。

 

【スカーレットの強みは、自分の魅力を分かっていること】

小説の有名な冒頭の一文“Scarlett O’hara was not beautiful,”(彼女は美人ではない)。そう、スカーレットは決して、いわゆる誰もがハッと振り返るほどの美人ではないのです。しかし、彼女は自分の強みをちゃんと分かっています。細いくびれや、キレイな胸元など。昼間に露出した服はダメだと言われていたのにもかかわらず、大好きな彼を婚約者から奪うために、胸元が大きく開いた服をわざわざ選んで彼の家へと出かけていきました。

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「パックして自己満足はダメ! “キレイ”は外に出て使わないともったいない」

そんなスカーレットの姿を“あざとい”と嫌に感じる女性がほとんど。現代も、ぶりっこやあざとい女性は敬遠されますよね。そのように感じている女性たちに林先生は、こう伝えます
「彼氏が欲しいなら、まずはやっぱり見た目。自分の魅力を分かる形で出さないことには、何も始まらない! 毎晩パックをしてせっかくキレイを磨いていても、自分のためだけではもったいない! ちゃんと外に出て武器として使わなきゃ!」 スカーレットのように“あざとい”が出来るのは、周りに流されずに自分を持っているから。それは、女性としての本当の強さなのかもしれません。また、「今の若い人たちには恋愛小説を読んで、恋への憧れをつのらせてほしい。スマホばっかりいじっていると、だんだん恋をしたいとう気持ちが薄くなっていくんだよ」とも語ります。

「現代版で書くとしたら、舞台は女子アナの世界」

【スカーレットが現代の女性だったら、舞台はどこで、どんな女性を描くか?】

「女性アナウンサーの世界。男性と一緒のフィールドで闘って、女性同士とも競って、視聴者からの好感度や視聴率にも左右される、プライベートも見られている…。その中であざとくも自立した女性が活躍してると感じるので、スカーレットをその中で動かしてみたいですね」と答えてくれました。

とっても読みやすく、そして勇気をもらえる『私はスカーレット  1 』。これを読んで、スカーレットから“あざとい”女を学んでみませんか?

9784094067002

 

小学館文庫『私はスカーレット 1』著・林真理子

本体600円+税

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