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スキンケアニュース
2022.9.2

大好きなニコール・キッドマンにどうしても教えたい。 世界初! ホンモノの「塗るヒアルロン酸注射」誕生!【齋藤薫「大人美のマナーとルール」vol.13】

前回のこのコラムで、ちょっと“やり過ぎ”の50代美人ニコール・キッドマンにどうしても教えたい化粧品があると書いた。今回はその詳細をお伝えしたい。10月1日発売ながら、待ちきれずに、いち早くご報告!【齋藤薫「大人美のマナーとルール」vol.13】

これぞ正真正銘「塗るヒアルロン注射」と言い切れる訳

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ずっとコレを待っていた。「塗るヒアルロン酸注射」……いや正直言って、「塗るヒアルロン酸注射」というワードは、10年以上も前から、あちこちで見かけていたと思う。それって、作る側も使う側も、みんなこぞって「ヒアルロン酸注入」に強烈に憧れていたからに他ならず、正直を言えば、自分自身も非常に前のめりにそういう言葉を使ってきていた。おそらく何度も。

でもこれこそが正真正銘、塗るヒアルロン酸注射!と、言い切ってしまえるものがついについに完成した。じゃあ、これまでは何だったの? と言うはずだけれど、どうか聞いてほしい。これは本当に次元が違うのだ。

なぜなら、これまでのものは、あくまで“ヒアルロン酸注射のような効果を狙ったもの”だけれど、これは明らかに美容医療への挑戦。最初から技術的にも、ヒアルロン注射と張り合い、ある意味で越えようとしているのだ。

資生堂ビオパフォーマンス スキンフィラー……詳しい人ならわかるはず。「フィラー」とは詰め物。まさしく「注入」を意味し、美容医療ではずばり「ヒアルロン注射」を指すワードなのだ。

最小化したヒアルロン酸を、肌の中でもう一度大きくする?

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10月1日発売!
SHISEIDO ビオパフォーマンス スキンフィラー 32,000円(税込 35,200円)
SHISEIDO ビオパフォーマンス スキンフィラー(レフィル)31,000円(税込 34,100円)

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左は夜用のテクスチャー、右は昼用のテクスチャー。

でも一体どんな方法で? 一言で言えば、もともと大きなヒアルロン酸の分子を、一度最小化して肌いっぱいに注入したら、次に小さくしたヒアルロン酸もう一度大きくする、そういう驚きのテクノロジーが実現したのだ。

小さくしなければ入らないことは、これまで山ほど語られてきたから、よくご存じのはず。ヒアルロン酸の分子は、本来が大きすぎて肌に浸透しないから、表面を潤すだけにとどまっていた。だからともかく小さく小さくというのがヒアルロン酸研究の永遠の課題だったのだ。

もちろん分子を小さくすることに成功している化粧品は今本当に増えているが、ただ、小さくしてしまったヒアルロン酸は、実のところ効果が低下してしまう
正直これまで、「小さくすること」がテーマだっただけに、小さなヒアルロン酸の弱点は、あまり語られてこなかった。決定的な盲点だったのだ。
そのどうにもならないジレンマも、これは一気に解決してしまうということ。それにしても、小さくして、肌に入れて、また大きくするってスゴイ発想。頭で考えることはできても、それがまさか現実になるとは!

そんな魔法のようなテクニックがなぜ実現したのか? おそらく、これまでの化粧品開発のワクの中で考えたら、全然無理。実はそこに応用されたのが、“電荷”なのだ。

あらゆる物質はプラスかマイナスの電気を帯びている。そして、ご存知のようにプラスの電荷とマイナスの電荷が引き合い、プラス同士、マイナス同士が反発することによって、磁石のように物理的な仕事ができるわけだが、これはそのプラスとマイナスの電気的な活動を利用して、ヒアルロン酸を縮小化させたり、肌の中で拡大化させるという驚きの現象を作り出したのだ。

そう聞いても、やっぱりよくわからないと言うはずだけど、ただ少なくとも、電気的な現象は一瞬によって起こる。停電あけに、家中の電気製品が一瞬でつくのと同じ。
だからこそ美容医療に迫るようなスピード感で、肌を膨らませることに成功しているのだ。そこが何より重要!

つまり、これだけの作業を、夜から朝への一晩でやってのけるからこそ、世界初の美容医療レベルの化粧品誕生と言えるのだ。一夜開けたら、肌がふっくら、まさにヒアルロン酸が上手に注入された肌になるのだから。

だからニコール・キッドマンにどうしてもオススメ

前回のこのコラムでも触れたように、美容医療のやり過ぎで、不自然な顔変化がスキャンダラスに取り上げられてしまう失敗は、要するにメインプログラムとも言うべきヒアルロン酸注入の入れ過ぎ!

ニコール・キッドマン等は、もともと美しいのだから、そんなに一生懸命入れなくてもと思うのだけれど、美人女優の責任感からか、やむにやまれず、オーバーフィラーになってしまうと言うことなのだろう。

だからこういう人にこそ、まずはこの資生堂のビオパフォーマンス スキンフィラーを試して欲しいのだ。
今回改めて思うのは、なぜこれまで「塗るヒアルロン酸注射」を首を長くして待ち続けてきたかと言うと、極めて単純、この上なく自然だから。不自然になりようがないからなのだ。

もちろんヒアルロン酸注射のように、1カ所を集中的にふくらますことは難しくても、だからこそ、やりすぎにならないし、顔が変わらない、あくまで美しく若返らせることができるのだ。

ニコール・キッドマンも、まずはこういうもので、注入ヒアルロン酸の下地を作って、そこからもう一度、美容医療を見直してみてはどうだろう。足らない部分に少しずつ足していくという方法とか?

もちろん、余計なお世話。だけれど、大好きだったニコール・キッドマンがそういうレベルのスキャンダルに見舞われることが残念すぎるから。

テクノロジーが新しい分だけ、使い方もユニーク。夜用と朝用のセットになって販売されるが、これが従来のナイトケアとデイケアとは全く異なる処方。
夜用は、ヒアルロン酸を小さくして肌いっぱいに広げるまでの役割。朝用は、小さくなったヒアルロン酸分子のひとつひとつを、電荷の力で再び大きく拡大、一気に肌を膨らませるという仕組みだ。
だから両方を必ずセットで、一晩を挟んで使ってみてほしい。1回目からキメが膨らむ。しばらくは毎晩使って、だんだん回数を減らして、出かける日の前夜と当日の朝だけ。そんな使い方もできるはずだ。

ともかく扉は開かれた。これが資生堂の快挙だけに終わらず、エイジングケア全体がこうした発想で確実に一晩で人を若返らせるようになればいい。美容医療はやっぱり未だ抵抗があるという人は少なくないわけで、化粧品を選ぶのか、美容医療を選ぶのか、早くそのレベルになってほしいから。次の願いはともかくそれ!

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美容ジャーナリスト/エッセイスト
齋藤薫
女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。『大人の女よ! 清潔感を纏いなさい』(集英社文庫)、『美人だけが知っている100の秘密』(角川春樹事務所)他、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)など著書多数。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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