川口春奈さん「心が動く方へ素直に向かう」|『美的』10月号スペシャルインタビュー
公開中の主演映画での心を揺さぶる渾身の演技も、キレイに見せようと気負わない動画配信もすべてが魅力的な川口春奈さん。常に、自分にまっすぐで、正直。自然体だからこそ際立つ澄んだ美しさ、やっぱり素敵です。
澄みわたる美しさ、満ちて今。

ドレス¥377,300[レンタル価格](DRESSMORE〈セバスチャン・ルーク〉) ピアス(下)¥863,500、ピアス(上)¥235,400、バングル¥847,000、リング(右中指)¥1,808,400、リング(左人さし指)¥310,200、リング(左中指)¥374,000[すべて予定価格](ブシュロン)
いつも自然体で。メイクも背伸びしていない感じが、今の気分

この日、久しぶりに作ったという前髪と透けるようなナチュラルメイクが、川口さんの醸す柔らかな空気感を一層引き立てていた。
「今日のナチュラルメイクは、普段のメイクに近く、自然体な感じが気に入っています。自分でメイクをするときもベースメイクはごくナチュラルで、血色を少し足す程度。背伸びをしていない感じのメイクが今の気分です」
品のある抜け感メイクのポイントは素肌感。年齢と共に少しずつ肌や髪の変化を感じる中、最近はスキンケアも試行錯誤をしているそう。
「化粧水、美容液、クリームという3ステップは同じですが、その日、そのときの肌の状態に合わせたプロダクトを使うようになりました。食事などインナーケアも意識するように。ジャンクフードや甘い食べ物を欲することもありますが(笑)、食べた後の体の反応が以前とは違い、むくみが出やすくなったりもするので、バランス良く食べ、適度な運動習慣を取り入れるようにしています。元々野菜が大好きで、ここ2年程は“せいろ”にハマっています。蒸し野菜にすると甘みが出ておいしいですし、一緒にうどんを蒸したり、電子レンジ代わりに使ったりと活用しています」
私服はデニムにTシャツという「少年みたいなスタイルが好き」という川口さん。年々、「シンプルなものに惹かれている」という。
「憧れるのも、潔くて、シンプルな人。年齢を重ねる程、研ぎ澄まされ、洗練されていく姿に惹かれますし、そういう方程、柔軟な思考をされているのも素敵だな、と。私も自分らしさを見失わないように、自然体で生きたいです。どんな結果になっても後悔しないような選択をしたいので、何かを決断するときは直感やフィーリングを大事にすることが多いです。心が動く方へ素直に向かうことの積み重ねが、直感を育ててくれる気もします。最近は、必要以上に無理をすることがなくなりました。“こうしなくては”というルールを自分に課しすぎない方が、お仕事も前向きに、長く続けられる気がしています」
Make up point
ピンクのワントーンでまとめた多幸感のあるメイク。美肌を透かすようにベースは薄く。チークは淡いピンクを広めに入れ、頬骨の部分と鼻先にハイライトを入れて甘さを引き算。目元は肌色を生かしながらベージュをのせ、リップもナチュラルなピンクで。
BASE:
Clue&be UVプライマーリッチモイスト ピーチグロウ ¥3,080
同 ラスティングクッションファンデーション ライトピンクベージュ ¥3,520
同 テンシーラーUVプラス ベージュ&オレンジ ¥3,850
同 マットハイライター ¥1,980
EYE:
Clue &be パレットアイシャドウ ナチュラルベージュ ¥3,300
同 アイブロウパレット 01 ¥2,420
CHEEK:
NARS インセイシャブル リキッドブラッシュ 05911 ¥5,390
同 ライトリフレクティング ルミナイジングスティック 04232 ¥6,160
LIP:
Clue &be シアーリップ ソフトピンク ¥2,200
憧れるのは、柔軟で、研ぎ澄まされていく人

ワンピース¥418,000(イザ〈ヌメロヴェントゥーノ〉) ピアス¥345,400、リング(右薬指)¥342,100、リング(左人さし指)¥1,940,400[すべて予定価格](ブシュロン) 靴¥190,300(ジミー チュウ) パンツ/スタイリスト私物

Make up point
リップを主役にした、たおやかな意思を感じさせるメイク。目元はベージュのグラデーションに、スティックシャドウで品の良いきらめきを添えて。アイラインは長めに引いて余韻のある目元に。リップはラインを引かず、赤みとブラウンが溶け合ったブリックレッドをフォギーにのせる。
BASE:
前メイクと同じ
EYE:
イヴ・サンローラン クチュール ミニ クラッチ 310 ¥10,890
ボビイ ブラウン クリスタル アイシャドウ スティック 01 ¥4,950
ディオール ディオールショウ リキッドライナー ウォータープルーフ 781 ¥4,840
LIP:
ディオール ルージュ ディオール オン ステージ インク 200¥6,270
挑戦したいときに一歩を踏み出せるよう、日々を丁寧に生きたい

公開中の主演映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』は、21歳でがん宣告を受けた遠藤和さんが、24歳で亡くなる10日前まで綴つづった日記を基に描かれる。余命宣告を受けながらも結婚、抗がん剤治療を中断して出産した和さん役のオファーが来たとき、「すぐにお返事ができなかった」という。
「実在の人物を演じるという責任の重さも感じ、私に和さんの思いを伝えられるのか迷いました。でも、著書や出演された番組を見ると、和さんはどんなに大変な状況でも明るく前向きで、支えるご家族の方々も愛に満ちていて。家族と幸せになるために懸命に生きた和さんの生き様をしっかり届けていく義務があると感じてお受けしました。和さんが生きた証、当たり前の日常の尊さ、家族の愛の形を伝えられたらと思っています」
映画はドキュメンタリーを思わせるようなタッチで描かれる中、川口さんの自然体の表現が、悲しみと共にどこか希望も感じさせてくれる。
「人はいつどうなるかわからない中で、役を通して、無限ではない時間をどう生きるかということを改めて考えさせられました。家族とあとどれくらいの時間を過ごせるのだろうと考えると、今まで以上に共に過ごす時間を大切にしたいと感じています。同時に、自分の中のやりたいこと、行きたいところ、会いたい人への思いにもっと自由になってもいいのかもしれないとも感じています」
気持ちが揺らぐときは、旅をしたり、誰かに話したり、おいしいものを食べたり。そんな小さな幸せの積み重ねで英気を養う。
「お芝居で誰かの人生を紡ぐことは、いまだに難しいけれど、やりがいを感じます。思うように表現できない戸惑いもありますが、悩んでもやるしかないので、潔く、覚悟を決めて臨んでいます。振り返ると、あのときだから演じられたと思う役もあるんです。この役を演じたいと思ったときにちゃんと一歩を踏み出せるように、日々を丁寧に積み重ねていけたらと思っています」
Information
映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』
青森県に暮らす和と将一は交際中。かけがえのない日々を過ごしていたが、ある日、和にステージIVの大腸がんが見つかり、余命宣告される。それでもふたりは結婚。そして、和は出産を決意する──。24歳で亡くなった遠藤和さんの同名のベストセラー手記を映画化。
監督/山戸結希
出演/川口春奈、高杉真宙ほか
公開中
『美的』12月号好評発売中!
付録違い版

EYE
Clue &be パレットアイシャドウ ナチュラルベージュ ¥3,300
同 アイブロウパレット 01 ¥2,420
CHEEK
NARS インセイシャブル リキッドブラッシュ 05911 ¥5,390
同 ライトリフレクティング ルミナイジングスティック 04232 ¥6,160
LIP
Clue &be シアーリップ ソフトピンク ¥2,200
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。