目の紫外線対策をしていますか?ケアの必要性とアイウェアの取り入れ方を解説
美容の観点だけでなく、目の健康を守るためにも取り入れたい「目の紫外線対策」。この記事では、目の紫外線対策や、サングラス・UVカットレンズの選び方をご紹介します。さらに、眼科医、専門医が解説する紫外線による、白目のくすみや充血についてもまとめました。
目からの紫外線に気を付けるべき理由・UVカットアイウエアの取り入れ方
去年は暑さに負けてしまいお手入れもやる気が起きず、夏老けしてしまった…という人も、今年こそ元気に美しいまま夏を乗り切れるよう、対策を練りましょう。ここでは、40代以降の大人向け美容専門誌『美的GRAND』2026年夏号より、美容面はもちろん、目の疾病リスク対策としてもグラン世代が取り入れたいUV対応のアイウエアをご紹介します。
生涯1セットの目だから肌と同様に紫外線から守って
体の中でむき出しになっている臓器、それは皮膚と目。どちらも紫外線をダイレクトに浴び、光老化が進みやすい臓器です。紫外線のダメージは浴び続けると蓄積されていきます。肌は日焼け止めで守っているけれど、目は長年の間ノーマークだったという人も多いのではないでしょうか。
紫外線が目に入ると、角膜がダメージを受けます。それによる日々の炎症は小さくても、年を重ねて蓄積すると、白内障など疾病による視力低下の原因になります。さらに、目から入る紫外線によって肌の日焼けが起こることもあります。目から光が入ると、脳に指令が届いて視覚情報として認識されます。光に含まれる紫外線も同様に脳へ届き、脳から肌へ「メラニンを作って体を守れ」という指令が出てしまうのです。また、全身の疲労や倦怠感ももたらします。
グラン世代は、美容の観点ではもちろん、目の疾病リスクを回避するためにも今すぐUV対応のアイウエアを取り入れて。今は日本人の骨格に合わせたフレームや淡いのにしっかり守れるカラーレンズなど、日常に取り入れやすいサングラスが見つかります。室内外でシームレスに使える調光レンズもおすすめです。
大人が目から入る紫外線に注意すべき理由
日焼けによるシミやくすみを促す
目に入った紫外線は角膜にダメージを与え、角膜に小さな炎症が起こります。長年にわたり蓄積すると、白内障や加齢黄斑変性症などの疾病による視力低下に。グラン世代は既に注意が必要です。
疲労や熱中症のリスク
目からの紫外線情報が脳に届くと、脳から活性酸素を発生し、全身の“紫外線疲労”を引き起こします。それにより体温をうまくコントロールできなくなり、熱中症に陥るリスクもあります。
蓄積ダメージが目の疾病につながる
目に入った紫外線は角膜にダメージを与え、角膜に小さな炎症が起こります。長年にわたり蓄積すると、白内障や加齢黄斑変性症などの疾病による視力低下に。グラン世代は既に注意が必要です。
紫外線から目を守るアイウエアの種類

ファッションの一部としても楽しめるサングラス。室内ではほぼ無色で紫外線など光を浴びるとサングラスカラーになる“調光レンズ”には、対応する光によってさまざまな種類があります。
【1】サングラス
日差しによるまぶしさを軽減しつつ、紫外線から角膜を守るレンズ。UVカット機能がついているものなら、色の濃さは関係なく角膜を守ることができます。
【2】紫外線調光レンズ
浴びた紫外線の量により、自動的に色が変わるレンズ。室内では透明な眼鏡として使え、屋外に出るとサングラスに変わります。室内外のかけ替え不要で便利。
【3】可視光調光レンズ
紫外線調光レンズはUVカットガラス使用の車内では色が変わりません。可視光調光レンズは紫外線だけでなく可視光線にも対応して色が変わるので、車に乗る人におすすめ。
【4】偏光調光レンズ
紫外線調光レンズの機能に加え、光の乱反射を抑える偏光機能により、水面のキラキラや路面のまぶしさを抑えるレンズ。アウトドアが好きな人におすすめ。
【ライフスタイル別】自分に合うUVカットアイウエアの取り入れ方
各種調光レンズは古くからあるもので、大手のアイウエアメーカーのほとんどで取り扱っています。レンズの選び方を、一例としてチャートにしてみました。これを参考に、自分のライフスタイルに合わせて選んで。

眼科医解説!紫外線による「白目のくすみ」対策にもサングラスやUVレンズを
顔の印象を決定づける重要なパーツであり、デリケートなために老化の兆しが最も顕著に表れてしまうのが目元。美容のためだけでなく、目の健康のために気をつけておきたいことを医師が教えてくれました。ここでは、知らないと怖い目の話・ビジュアルの変化編の1つ「目の紫外線ケア」の必要性について、眼科医・医学博士の平松 類先生のお話を紹介します。
目も紫外線ケアをしていないと白目がくすむんです!

意外に老化を感じさせる要因なのが、白目のくすみ。
「子供の白目は青みのある白色なので、目元に透明感があります。この白色は、紫外線や物理刺激によって徐々に黄ばむため、変化に気がつかないことがほとんど。 “まばたきダコ”とも呼ばれ、黒目の横が黄色くなり、その後茶色へと変化していきます。一度くすむと、もう元に戻ることはありません」(平松先生)
【こう解決】サングラスやUVカットレンズ眼鏡など、紫外線対策を入念に!
帽子やサングラス、日傘などの紫外線対策を取り入れて。クリアカラーのサングラスや、UVカット機能があるレンズをセットした眼鏡など、場所を選ばずに使えるアイテムを駆使するのもおすすめです。
専門家が解説!目から入る紫外線は「充血」の原因も
『美的.com』の人気コーナー「それってウソ!?ホント!?」では、日常の美容やライフスタイルにまつわる疑問を、医師や専門家がわかりやすく解説しています。ここでは、「目から入る紫外線も充血の原因になるってホント?」という疑問について、目薬ブランド「マイティア」の千寿製薬株式会社・久富千容さんにお話を伺いました。
千寿製薬株式会社 一般薬品事業部 営業プロモーション企画グループ グループマネジャー
久富 千容さん
2007年に入社。千寿製薬のOTC医薬品のブランドであるマイティアの商品企画や、店頭販促やプロモーション関係などに携わり、現在はマイティア全般の店頭及び広告のプロモーションのマネジャーに。健やかな瞳を通じて気持ちの良いコミュニケーションが増えて、世の中が明るく元気になるよう、「ひろがれ、瞳のチカラ。」というマイティアのブランドメッセージと共に活動し、ブランド育成に取り組んでいる。
目から入る紫外線も充血の原因になるってホント?
A.ホント
「紫外線も外的刺激のひとつです。紫外線を多く浴びることで、目も炎症を起こし、充血を引き起こすことがあります」(久富千容さん・以下「」内同)
紫外線ダメージは目にも
「目はほかの臓器と異なり、外部にさらされています。そのため直接的な影響を受けやすく、大量の紫外線を浴びると炎症を引き起こすことがあります。海や雪山に行って目が赤くなってしまったり、目が重く感じるというのは紫外線ダメージの可能性が高いです。
UVカットサングラスやスノーゴーグルは目から入る紫外線を防ぐために有効なアイテムなので、シーンに合わせて活用するのがおすすめです」
サングラスはレンズの色選びも大事
「サングラスは色の濃いレンズのほうが日差しを防ぎ、まぶしさを軽減できるため、紫外線ダメージを防ぐ効果も高いように感じる人も多いかもしれません。しかし、レンズの色とUVカット機能は比例しないため、紫外線を防ぎたい人は紫外線カット機能のあるレンズを選ぶのが確実です。
目が透けて見えないほど色の濃いレンズのサングラスは逆に紫外線を多く目に取り込んでしまうことがあります。目は暗いところではより多くの光を取り込もうとして瞳孔が開きます。一方、明るいところでは瞳孔は小さくなり、光を取り込む量を減らす調節をします。ですから濃い色のレンズだと、瞳孔が開いた状態になり、色が薄いレンズより紫外線を多く取り込み、浴びてしまうことになりかねません。
レンズの色が濃いサングラスはまぶしさを軽減する点から、疲れ目のケアとしては有効かもしれませんが、紫外線には逆効果を与えてしまいます。せっかくケアするのであれば、サングラスのレンズの色にもこだわってくださいね」
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
二本松眼科病院副院長、昭和大学兼任講師。わかりやすい解説が評判で、テレビなどのメディアで活躍中。著書も多数で、YouTube「眼科医平松類チャンネル」も人気。