宮沢氷魚さん「気持ちに余裕がもてるように休む時間も大切にしていきたい」|映画『佐藤さんと佐藤さん』インタビュー
11月28日公開の映画『佐藤さんと佐藤さん』でタモツ役を演じた宮沢氷魚さん。役との共通点や夫婦の“あるある”について感じたこととは?

宮沢氷魚さん「パートナーは奇跡のような存在だということを忘れずにいたい」

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大好きな相手と恋をして同棲、そして結婚。でも日常に追われる中ですれ違いやお互いへの不満が出てしまう――。映画『佐藤さんと佐藤さん』で演じたタモツ役を通して、宮沢さんも夫婦の“あるある”について感じたことが。
「台本を読んだ時点では僕も独身だったので、トイレットペーパーは気づいた方が買おうよというシーンでも、そこまで大喧嘩になることなのかなと思いましたが、実際に撮影で役を生きると、これはムカつくな…と思いきり理解できました…」
妻のサチがバリバリ働く一方で、タモツは司法試験合格を目指しながらも、主夫である自身への劣等感に苛まれていく。
「僕自身もタモツに近いんです。かつては仕事が決まらず、何者にもなれない感じが苦しかったですし、今は時間と体力を人一倍かけないと役が形にならないのでタモツの思いにはすごく共感できました。今作は、家族の形についても希望を感じる物語です。パートナーは感情的な言葉をぶつけてもすべてを受け止めてくれる存在だと思いがちですが、ふたりでいることは当たり前ではなく、いろんな巡り合わせで一緒になれた奇跡みたいな存在だということを忘れずにいたいと改めて感じています」
宮沢さんの、感情の揺れを表現する繊細な芝居に惹きつけられる今作は、日常の小さな幸せを感じるシーンも素敵。宮沢さんは「朝、レコードをかける時間が好き」だそう。
「盤面に触れないように出して針を置いたりと手間がかかるのですが、そのアナログ感に癒されます。朝に聴きたいのはノラ・ジョーンズ。雨が降っていても、なんだかいいねという気分にさせてくれるんです。役をしっかりと生きるために心掛けているのは、気持ちをしっかりオフにすることです。作品に入ると役のことばかりを考えて、自分の時間がなかなかもてなくなります。そうすると朝から疲れがちなので、散歩をしたりと気分転換をするようにしています。よく行く公園で係の人が楽しそうに花に水やりしているのを見たとき、とても美しく感じました。僕もどんな仕事にも喜びをもって向き合えるよう、気持ちに余裕がもてるように休む時間も大切にしていきたいですね」
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寝る前に少量をとるのが習慣。めちゃくちゃすっぱいのですが、疲れが取れる気がします。
Movie『佐藤さんと佐藤さん』

Ⓒ2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会
大学から同棲中の佐藤サチと佐藤タモツ。弁護士を目指すタモツは司法試験に失敗。彼を応援するために受験したサチだけが合格する。やがてふたりは結婚。弁護士になったサチと、家事育児に追われながら勉強を続けるタモツ。ふたりの関係は少しずつ変わっていく…。
監督:天野千尋
出演:岸井ゆきの、宮沢氷魚ほか
11月28日公開
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。