【体質タイプ診断】でわかる!大人の「秋腎活」アクション&養生レシピ
ウー・ウェンさん流「秋腎活」養生レシピ
中国の家庭に根づく「医食同源」の考えを大切にしながら、日々の食事で健康な体作りを発信し続けるウー・ウェンさん。 血虚タイプの「腎」を補う2品をご紹介します。
特別なことはしない。「普通の暮らし」こそが健康を支える基本です
私たちの健康を支えているのは「五臓が循環していること」に尽きます。それぞれが互いに影響し合って、どこかひとつが調子をくずせば全体的なバランスが乱れて、循環できない仕組みになっているのです。
中でも「腎」は水分やエネルギーのタンクとしての役割を担っていて、「今日はむくんでいる」「少し疲れているな」と体調の変化を実感しやすい臓器でもあります。だからこそ特別なことではなくても、自分の体の変化に気づくことだって立派な養生だと考えています。
未病の段階で、病気にならないように毎日の暮らしを工夫する。それには食べ物の力が必要です。料理は複雑に考えず、素材の味を生かしたスープや煮ものなどシンプルなもの程、おいしさを実感できるもの。やはり、簡単でおいしくなければ続けられないですものね。自分の体が抵抗感なく、すんなり受け入れて食べられる。これこそが家庭料理の姿だと思うのです。そうした日々の積み重ねが、結果として養生につながるんじゃないかしら。
その代わり少しだけ良い食材や調味料を選ぶことができれば、健康や美容にもつながってくるはずです。
ウーさんの「愛用調味料」
「調味料は基本、塩と油だけで充分です。塩は素材の味を引き出し、油はうまみの調味料、そして黒酢は減塩、減糖にもなる腎活調味料でもありますね」(ウーさん)

<写真右から>
ごまの種子を生のまま圧搾して作った純正ごま油。竹本油脂 マルホン胡麻油 太白胡麻油 450g ¥1,077(編集部調べ)
独自の醸造技術でまろやかな酸味で使いやすい黒酢。ミツカン 純玄米黒酢 500㎖ ¥963
雑味がなくまろやかな万能調味料の塩麴。魚沼新潟物産 八海山麹使用 塩こうじ 200g ¥594
海水から0.1%しか取れない淡路島産の希少な塩。脱サラファクトリー 自凝雫塩 レアソルト大粒 60g ¥1,166
【血虚】タイプの食養生レシピ2選
黒豆、黒きくらげなど「腎」を補う黒い食材、そしてマグロやカツオ、牛肉や豚ヒレ肉、レバーなど「血」を補う赤い食材がおすすめ。骨密度を上げるビタミンCの野菜も加えると◎
Recipe【1】酢豚

◎材料(作りやすい分量)
豚ヒレ肉(塊) 300g
A(下味)
黒こしょう 少量
しょうが(すり下ろし)
大さじ1/2
塩麴 大さじ1
B(調味料/合わせておく)
黒酢 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
黒糖 大さじ1と1/2
酒 大さじ1
にんにく 1片
片栗粉 大さじ1と1/2
揚げ油 カップ1
◎作り方
(1)豚肉は一口大に切って切れ目を入れ、Aの下味を順につけてもみ、20分おく。にんにくはたたきつぶしておく。
(2)揚げ鍋に油を入れて180℃に熱し、揚げる直前に片栗粉をまぶした豚肉を3分程揚げ、油をきる。
(3)フライパンにBを入れて火にかけ、煮立ったら(2)を入れてよく絡める。お好みでクコの実(分量外)を散らす。
腎活食材:豚肉

血や筋肉の材料となるたんぱく質を手軽にとれるほか、疲労回復を助けるビタミンB1も豊富で、血虚に伴う慢性的なだるさをケアしてくれる食材。脂肪分が少ないヒレ肉やモモ肉は、鉄分を効率良く補給できます。
Recipe【2】黒きくらげと厚揚げの煮もの

◎材料(2人分)
厚揚げ(一口大のもの) 200g
※一口大のものがなかった場合、通常サイズのものを一口大に切って、切り口に片栗粉(小さじ1/分量外)を薄くまぶす。
長ねぎ 1本
黒きくらげ 10g
(調味料/合わせておく)
しょうゆ 大さじ1
黒酢 大さじ1/2
酒 大さじ1
水 1/2カップ
塩麴 小さじ1
太白ごま油 大さじ1/2
黒こしょう 少量
◎作り方
(1)きくらげは水につけて戻し、キレイに洗い水気をきる。
(2)ねぎは薄切りにする。
(3)鍋に太白ごま油とねぎを入れて火にかけ、香りが出るまで炒めたら、きくらげ、厚揚げを入れて炒め合わせる。調味料を入れて煮立たせたら、弱火にし蓋をして10分煮て、黒こしょうで香りをつける。
腎活食材:黒きくらげ

「黒いもの」は「腎」を養う食材で、黒きくらげは血を補ってくれます。同時に血をサラサラにして血行を促進する働きもあり、栄養や潤いを全身に届ける働きも。乾燥した体を潤し、鉄分や食物繊維も補給できる。
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中国・北京生まれ。『ウー・ウェンクッキングサロン』主宰。1990年に来日。友人、知人に振る舞った中国家庭料理が評判となり、’97年に東京でクッキングサロンを開設。医食同源に根ざした料理と共に中国の暮らしや文化を伝えている。最新刊『ウー・ウェンの迷わない食べ方』(大和書房)、『ウー・ウェンの100年スープ』(主婦の友社)など、著書多数。Instagram:@wuwen_cookingsalon