メイクHOW TO
2021.11.13

コンシーラーQ&A|ファンデとは何が違うの? ニキビ痕やくまには何で塗ればいいの?etc.

“薄軽”べースメイクが主流になるにつれ、出番も増えてきたコンシーラー。ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんとコスメデコルテべースメイク研究担当の竹下卓志さんにコンシーラーに関する疑問を解決してもらいました!

くま、シミ、ニキビ痕…コンシーラーのQ&A

Q1. そもそもコンシーラーって何? ファンデーションとの違いは?

「シミ、そばかす、くまなど、肌の色ムラ悩みをカバーするアイテムのことです。」(竹下さん)
ファンデーションだけではカバーし切れない肌悩みに対してアプローチし、美しい仕上がりにしてくれます。コンシーラーとファンデーションの違いは「使用範囲」と「成分」。ファンデーションは顔全体にのせる一方で、コンシーラーは気になる部分にポイントで使用することが多いです。

 

Q2. コンシーラーの成分って?

「色ムラカバーに特化した“カバー粉体”という成分が必ず配合されています!」(竹下さん)
ファンデーションには色ムラカバーだけでなく、毛穴隠し成分や、皮脂くずれ防止成分、UV吸収剤などがバランス良く配合されています。一方で、コンシーラーには「カバー粉体」というシミや色ムラを隠すために配合される白色粉体が配合されています。カバー力が高い反面、白く浮いたり、ツヤ感が減ったりすることで不自然さが生じる場合があるため、パール剤や顔料などと併用することが多いですね。コンシーラーを塗ってもうまく隠せなかったり、浮いてしまう場合はこのカバー粉体が肌にマッチしていない可能性があります。

 

Q3. コンシーラーの種類と特徴は?

「剤型は4種類、スティック、パレット、チューブ、リキッドです。それぞれ異なる長所があります!」(竹下さん)
スティックはピンポイントの悩みを隠しやすく、パレットは色を混ぜることでさまざまな悩みに対応します。チューブは広範囲の悩みを隠すときにおすすめ。リキッドはテクニックレスで簡単にでき、線状の悩みを隠しやすいのが特徴です。

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Q4. ファンデだけじゃダメ? 使うべき?

「最近のコンシーラーはどんな悩みにも対応できるように進化しているので気軽に使って!」(長井さん)
以前、ファンデーションだけでも充分、と思っていた時期もありましたが、最近のコンシーラーは進化していて、とても優秀ですのでむしろ臨機応変に使った方がキレイになれると思います。ニキビ痕にのせることを推奨しているものでも、くまやシミのお悩みをうまく消せない、というわけではなくなっています。気軽に、自由にどんどん使ってみて!」

 

Q5. 今どきのコンシーラってどこがすごい?

「1品でくま、シミ、ニキビ痕、すべての悩みに対応できるコンシーラーが増えたところ!」(長井さん)
ひと昔前は固形はシミに、リキッドは目周りに、と悩みに合わせてコンシーラーのタイプを選ばないと失敗する可能性がありました。しかし最近のものはどんな悩みにも使える程進化しています。固めのテクスチャーでも目周りに使えますし、柔らかいものはファンデーションのように使うなど、扱いが簡単になったところがいいですね。

 

Q6. コンシーラーって指で塗ったらいいの?

「隠したい悩みに合わせてツールを使い分ければ、よりキレイな仕上がりに!」(長井さん)

\ニキビ痕には少し厚みのあるスポンジ/
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\シミにはアイシャドウチップ/
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\くまにはナイロンのブラシ/
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くまには少し水を弾くようなナイロンのブラシがおすすめです。フワフワの毛のブラシだと毛がコンシーラーを吸収してしまうことがあります。シミにはアイシャドウチップが◎。チップでシミを隠した後にファンデーションスポンジで上から重ねるようになじませるとよりキレイな仕上がりになります。ニキビ痕には少し厚みのあるスポンジがおすすめです。ニキビ痕が炎症を起こしている場合は優しくのせましょう!

 

ヘア&メイクアップアーティスト

長井かおりさん

コスメデコルテべースメイク研究担当

竹下卓志さん

 

『美的』2021年12月号掲載
撮影/横山翔平(t.cube・人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/長井かおり、小澤桜 構成/齊藤みなみ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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