単色アイシャドウの大傑作といえば「コスメデコルテ アイグロウ ジェム」|美的「伝説名品コスメ」図鑑
『美的』が生まれてから20年。毎シーズン、新製品が出て注目を集める中、「やっぱりこれはすごい」「何回リピートしても手放せない」と、スタッフやヘア&メイクさんが愛し続けている“名品”があります。常に進化しながら私たちの心をも彩ってくれた「メイクコスメの名品」を、編集部で厳選。美容賢者たちの紡ぐ、美しい言葉と共にご紹介します。
名品「コスメデコルテ アイグロウ ジェム」
“グラデアイ”を簡単にかなえる単色アイシャドウの大傑作
(上)マットなヴェールの下から湿度がにじむくすみパープル。PU100
(下)濡れたようなツヤをまぶたに巡らすオレンジベージュ。BE387
各¥2,970 全30色
まぶたに立体感とニュアンスをもたらすアイカラー。モデルはPU100を、アイホールと下まぶたに広くぼかす。
綴るのは
ビューティディレクター・天野佳代子さん
現在、『美的GRAND』の編集長をしていますが、読者アンケートの「美容のお悩み」の項目で目につくのが、「アイシャドウパレットのつけ方がわからない」というもの。私が『美的』のエディターだったときも、同じ悩みが散見されていました。
確かに多色パレットは難易度が高いと思いますが、色を重ねることで生まれるまぶたの陰影は、眼差しそのものを彩り、女っぷりを上げてくれるのに充分。だから読者の皆様には多色パレットを制してほしいと願っています。でも、たった1色で多色パレットのような効果を生むアイシャドウがあります。それが、アイグロウ ジェムです。
デビューはパレットアイシャドウ全盛の頃。単色というだけでも衝撃的でしたが、さらに驚いたのは形状と質感。クリームとジェルを融合させたような不思議な処方、ふわふわの感触、水分をたたえた質感…。未体験はまだまだほかにも。このアイシャドウ、つけてみると単色にあらず。光の作用で生まれるまぶたの陰影は、色をいく重にも重ねたような仕上がりに。ノーテクで多色パレットをこなしたような、麗しい目元になれるのです。新色が発売される度に話題に上がり、完売を繰り返している、コスメデコルテの大傑作です。
『美的』2021年5月号掲載
撮影/三宮幹史(TRIVAL/人物)、魚地武弘(TENT/静物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/平田雅子 モデル/井桁弘恵 構成/越後有希子、松村有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。