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2020.5.2

安藤美姫さんインタビュー|「細眉は自分らしさを表現するアイデンティティのひとつ」

キリリ細眉が印象的なプロ・フィギュアスケーターの安藤美姫さんに眉と人生のバイオリズムを語ってもらいました。「人それぞれ、心身の変化には波(=バイオリズム)がある」といわれるように、眉の変化にもリズムがある!?安藤美姫さんの眉リズムは?

細眉は自分らしさを表現する アイデンティティのひとつ

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「この眉じゃないと自分じゃないみたいで落ち着かないんです」という程、細眉がトレードマークの安藤美姫さん。「中学生のときにちょうど細眉ブームで、高校生でギャルブームに突入し、以来すっかり細眉が定着しました」と振り返る。

「日本ではジャンプが重視されがちですが、フィギュアスケートは衣装、振り付け、曲の意味、描かれる女性像…それらすべてをアート作品として昇華するものである、と教えてくれたのが2006年から師事したニコライ・モロゾフ氏でした。曲に合わせて観客のためのメイクを心掛けて臨んだ2007年の世界選手権は、自分としては少しナチュラルな眉に違和感がありましたが、それも含めて優勝という結果につながったんだと思います」

2010年バンクーバー五輪のクレオパトラは、演技はもちろん、メイクや衣装も鮮明な記憶を残した。「強い女性を表現するステージメイク中心で、オフでもしっかりメイクをしていたんですが、今はナチュラルだけどキレイに見えるメイクを勉強中。太眉にはしないけれど(笑)、赤リップに挑戦してみたいですね」

 

5年後・10年後は?

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“未来のことは考えません。それよりも、今この瞬間を悔いなく生きるという生き方を貫きたい”

MIKI’ Eyebrow history

1987年…誕生

1995年(8歳)…人生最大の出会いと別れを経験
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「スケートと出合い、最愛の父を亡くしたのがこのとき。素の眉は、まばらで薄く幅広なんです」

2002年(15歳)…フリースケーティングで女子シングル史上初の4回転サルコウに成功

2006年(18歳)…トリノオリンピック出場

2007年(19歳)…世界選手権で優勝
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「スケートをひとつのアート作品として新たな気持ちで臨んだ大会。いつもより眉はナチュラルに」

2010年(22歳)…バンクーバーオリンピック出場

2013年(25歳)…長女を出産。競技復帰
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「自分の道をまっすぐ進むことの大切さを娘に伝えるべく復帰。自分らしく薄茶で細い眉に」

現在(32歳)
「ヘア&メイクさんを参考に眉尻から描いて左右を合わせるよう意識しています」

 

profile
あんどうみき/女性で史上初の4回転ジャンプに成功。2度のオリンピックに出場し、世 界選手権で2度の金メダルを獲得。

 

『美的』2020年6月号掲載
撮影/天日恵美子 メイク/信沢Hitosh スタイリスト/小川未久 構成/村花杏子 写真協力/女性セブン

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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