メイクHOW TO
2018.12.24

人気H&M小田切ヒロさん直伝! すぐ真似できるシェーディングテクニック

ポイントメイク程の華やかさはないものの、これからの時代のマストになるのが、光と影をしのばせるテクニック。光と影を計算し尽して強調し、その人の骨格を浮き上がらせると立体感のある小顔に見えるだけでなく、ポイントメイクの色ではできない魅力や個性が不思議と引き出されます。今までのシェーディングやハイライトと似ているようで違う、まさにネオ・コントゥアリング。いち早くマスターすれば、ワンランク上の深みのある美人になれること間違いありません。今回は、“影”のしのばせ方をヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさんに教えてもらいました。

しのばせのひと手間でこんなに違う!

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しのばせのひと手間を加えると、小顔に見えるのはもちろん、顔だちやパーツのひとつひとつが、浮かび上がるよう。その人の個性まで際立って見えることに驚きです。

使用アイテム

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SUQQU ファンデーションスポンジ N ¥1,000

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肌に絶妙にフィットする平筆は、付属ブラシとは思えないクオリティ。
ジルスチュアート デザイニング フェイスパウダー ¥4,000

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アディクション チーク スティック 13 ¥2,800

影は色+マット質感をしのばせるとより自然な仕上がりに

暗めの色で影をしのばせるシェーディングが進化して、これからは色+質感のコントラストで、その影をさらに強調するのがトレンド。色だけよりも自然な陰影がかないます。

まずは影のしのばせポイントをCheck!
フェースラインは欲張りすぎると不自然なので、主に影をしのばせるべきは下半顔。後は、眉頭下、目の際、小鼻とパーツの要所に影をしのばせます。

 

【フェースラインはじか塗りで下半顔を一気に引き締め】

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(1)2本線を描く
スティック状のシェーディングで、フェースラインに2本ラインを引きます。耳下からあご先ちょい手前まで。迷わず一気にひと筆描き。

 

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(2)素早くぼかす
スポンジを使って首の上部までぼかします。サッサッサッとリズミカルに素早く。時間をかける程ぼかしにくなるので、とにかくスピーディに。

 

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(3)あご下も忘れず
あご裏もサッとひとなで。ぼかすときはスポンジの持ち方も大事。卵形スポンジの丸い方をぼかし面として使い、軽く持ちます。

 

ブラシの持ち方はこう!
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【各パーツは指のせで慎重に】

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指に1度とって

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(4)まぶたの際に
細かいパーツは指を使って。目元の深みを出すまぶたの影は、目頭から際をスーッとなぞるように。範囲は二重幅に収まるくらいが目安。

 

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(5)眉頭の下に
目元の彫りを深く見せるためには、眉頭の下の影もマスト。眉頭下から上に向かい眉頭の中に。今どきは鼻筋に入れないのが自然。

 

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(6)小鼻の脇に
最後は小鼻。指で小鼻をサラッとなでるように。ここに影をしのばせると鼻がキュッとコンパクトになり、小顔度も美人度もアップ。

 

【パウダーのマットな質感で影をより強調】

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(7)フェースラインに
パレット下のパウダーをブラシにとり、フェースラインにオン。質感をマットに整えることで、色でしのばせておいた影をさらに強調します。

 

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(8)うぶ毛の中まで
こめかみからおでこの上半顔も、パウダーでマットに整えます。顔中心部と輪郭にツヤとマットの質感のコントラストを演出します。

 

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(9)鼻の側面にも
鼻の側面にもマットパウダーを。色で影をしのばせると不自然になってしまう鼻筋は、質感でさりげなく影を演出するくらいが◎。

 

教えてくれたのは…
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ヘア&メイクアップアーティスト 小田切ヒロさん
小顔に並々ならぬこだわりをもつ。高い美意識から生まれる独自のコントゥアーテクニックは常に注目の的。

 

『美的』12月号掲載
撮影/当瀬真衣(TRIVAL・人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/小田切ヒロ(LA DONNA) モデル/ゆきら 構成/杉浦由佳子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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