【ディオール】赤リップにしかできない、個性を引き出すミニマムメイク|美的GRAND
ひと塗りするだけでアガって、華やいで、艶めいて、美の魔法がかかる。ベージュやピンクには醸し出せない、メイクを超えたその効能。だから大人に必要なんです
「赤リップ」にしかできないこと。
02.その人のパーツ、顔だちが一層引き立つこと
ニット¥85,800(ヨシエ イナバ) リング(中指)¥29,700、ダブルリング(人さし指と中指)¥45,100(ジョージ ジェンセン ジャパン〈ジョージ ジェンセン〉)イヤリング¥15,400(ドレスアンレーヴ〈ラ・キアーヴェ〉)
潔いマットレッドとのコントラストで浮き上がる個性
それ自体に存在感があるゆえ、塗ると誰もが同じ印象になると思いきや…。その真逆の現象が起こるのが、大人の赤リップの面白さ。赤い唇を主役に決め、唇以外を引き算していくと、そぎ落とす程際立ってくるのは、その人の個性を形作るまつ毛や眉といった“黒”のパーツ。
「肌や表情に深みがあって初めて成立する。大人は個性を楽しみたいときこそ赤リップという選択を」(ヘア&メイクアップアーティスト 岡田知子さん)
USE IT
HOW TO MAKEUP
無駄をそぎ落とした先に生まれるミニマリズムの美学
リップはAをブラシにとり、輪郭をなぞりながらしっかり塗る。少し上唇をオーバーに描くと、上下の唇の厚みがそろい、赤リップが映える美しい口元に。目元はBの上部を指にとり、まぶたにのせて艶のニュアンスを仕込んだら、Cのマスカラを上下のまつ毛にたっぷりと。さらに眉もDで毛を植えるように1本1本描き足す。頬はBの3色を混ぜたら、チーク代わりに目の下からこめかみにかけて入れ、艶肌を演出。リップ以外は“毛”を強調するだけでミニマムにまとめて。
What’s Red Lip?
ヘア&メイクアップアーティスト 岡田知子さん
今やリップの色の選択肢は無限と言える程ありますが、大人の女性の顔だちを魔法レベルで変える力をもっているのは、赤リップだけ。圧倒的存在感ともいえる赤特有の“メイク感”は、肌を美しく見せたり、ぼやけたパーツや緩んだ輪郭をさりげなく補ってくれる。さらにそれらのメイク効果に留まらない“心”や“ファッション”への作用こそ、赤リップの真価です。派手になる? 難しそう…といった苦手意識に捕らわれていたら、もったいない。赤リップを味方につければ、大人はもっと輝きます!
『美的GRAND』2024冬号掲載
撮影/中川真人(CUBISM) ヘア&メイク/岡田知子(TRON) スタイリスト/池田奈加子 モデル/絵美里 構成/杉浦由佳子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。