【マスカラ検証】にじまないのはどっち?ウォータープルーフマスカラorフィルムマスカラ|美的GRAND
気づいたら下まぶたが真っ黒に…という事態は避けたい!目の形や肌タイプを問わずにじみにくいのはどっち?
にじまないのはどっち?ウォータープルーフマスカラvsフィルムマスカラ
「ウォータープルーフマスカラは油で構成されているため、水には強いのですが、皮脂やアイシャドウの油分などの油に触れてまばたきなどで摩擦が起こると、にじみやすくなります。フィルムマスカラは、38℃以上のお湯に触れるとくずれる設計のフィルムを使用しているため、38℃以下なら水や油に触れてもくずれず、摩擦にも強いです。ただし、目元のタイプによってはにじむことも」(花王 坂田さん)。
フィルムタイプの欠点は、まつ毛が下がりやすいこと。下がるのが嫌な人はウォータープルーフマスカラで自分に合うものを探すという選択肢も。
ウォータープルーフマスカラ は皮脂やアイシャドウの油分に弱い
水をオン
油をオン
ウォータープルーフマスカラをつけたつけまつ毛に水道水を垂らしてもびくともしないが、皮脂に近いオリーブ油を垂らして少し指でなじませると、にじんでしまった。まつ毛との摩擦が起こりにくい形状のまぶたなら、にじまずキープできることもある。
フィルムマスカラ 基本的に猛暑でもにじまない設計
水をオン
油をオン
フィルムマスカラをつけたつけまつ毛は、水や油を垂らして指で軽くなじませてもにじまない。とはいえどんな化粧品も塗った膜が摩擦で取れるリスクはあるので、目元の形状によってはにじむことも。
お湯にイン
フィルムマスカラをつけたつけまつ毛を40℃のお湯に浸すと、ボロボロくずれてきた。強い洗浄料を使わなくてもお湯で落ち、肌への負担も少なくて◎。
【結論】
万人におすすめなのはフィルムマスカラ。まつ毛が下がりやすいならウォータープルーフも検討を。
研究員によるMoreアドバイス
- たっぷり重ねづけするとくずれやすくなる。さらっと薄く塗るのがおすすめ
「たっぷり何度も塗り重ねると、塗膜がボコボコと不均一になりやすく、仕上がりの好みもあるとは思いますが、あまり重ね塗りしない方がにじみを防げます」(花王 坂田さん)
- ウォータープルーフマスカラを使うならリムーバーで落としやすいタイプを選んで
「ウォータープルーフの中には、リムーバーを使っても落ちにくいしっかりタイプも。メイクもちという点では魅力ですが、大人は落としやすさも意識して選択を」(ポーラ 十塚さん)
エディター大塚がセレクト!
くずれにくく仕上がりもキレイなフィルムマスカラ
A.カールが落ちない無重力フィルム
まるで無重力のように軽く、カールが長続きするフィルムマスカラ。
エレガンス グラヴィティレス マスカラ BK10 ¥4,400
B.猛暑でもカールまつ毛をキープ
地まつ毛が増えたように自然なボリュームアップ力で、カールを瞬間ロック。湿気で下がりやすい夏に頼もしい。
カネボウ化粧品 ケイト ラッシュフォーマーEX(ボリュームWP)BK-1 ¥1,540(編集部調べ)
C.汗・皮脂・涙に強いマルチプルーフ
ウォータープルーフをベースに、さらに耐油性も加えたマルチプルーフタイプ。1本1本繊細な仕上がりで、リムーバーを使えばすっと落とせる。
セザンヌ 耐久カールマスカラ 01 ¥638
『美的GRAND』2023夏号掲載
撮影/古水 良(cheekone・人物)、松本拓也(静物) ヘア&メイク/AYA(LA DONNA)スタイリスト/後藤仁子 モデル/大塚まゆか 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。