グラデーションメイクは進化した! 人気H&M長井かおりさんが提案する今っぽいグラデメイクって?
見た目にも華やかで、メイクが楽しくなるアイテム、それがアイシャドウパレット。でも実際、「かわいいけれどこの色は難しい」「結局この色ばかり減っていく」…なんてもったいなさを感じている人も多いのでは?でも、あるんです!人気ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんが、捨て色なし、全色を使いこなす、新しい楽しみ方を紹介してくれました。
アイグラデーション革命
\捨て色なしでフル活用!/
アイシャドウが進化したからこそ楽しめるグラデがある
「昨年からベージュやブラウンなどのベーシックカラーのパレットが豊作だったことを受けて、グラデーションのアイメイクが今の気分」とヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさん。
アイグラデーションの魅力といえば立体感と繊細なニュアンス。ですが、一世を風靡したアイグラデーションのセオリーどおり、明るい色をアイホールに、そして段々と濃い色で範囲を狭めて塗り重ねていくという塗り方でいいの?
「確かに今のアイシャドウは暗い色にも透明感があるので、その塗り方でも今っぽく仕上がりますが、もっと自由に、しかもパレットに入っている色を均等にフル活用できるグラデーションの作り方があるんです。ポイントはレイヤードではなくあくまでグラデーション! どんどん色を重ねて色を濁らせるのではなく色と色の境目を自然になじませるのがコツなんです」
アイグラデーションに新たな風!!長井流グラデーション革命、始まります!
これからのグラデはこう作る!
パレットの全色を使ったグラデーションeyeが変わる!
【かつてのグラデーション】
明るい色〜暗い色へと、範囲を狭めながらまぶたにどんどん塗り重ねて作る濃淡のグラデーション。目ヂカラ強調やデカ目効果は高いが、抜け感がなくキツい印象に見られがち。
【縦グラデ】
目のキワに向かってどんどん暗くなるかつてのグラデ=横グラデとすると、目頭〜目尻に向かって暗くなるのが縦グラデ。キワを締めない分、柔らかさがありつつ立体感も!
【太陽グラデ】
アイホール中央にアクセントをおき、太陽のフレアのように広がりをもたせた新しいグラデの形。難易度が高そうなカラーや反対色も使いこなせて、メイクのポイントにも。
【逆グラデ】
“目のキワにかけて明るくなる”という従来とは逆のグラデーション。眉下を暗くすることで彫り深に見せながら目のキワは大粒ラメがキラリ。新しいヌーディアイが完成。
『美的』2023年4月号掲載
撮影/榊原裕一(人物)、河野 望(静物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/小川未久 モデル/松本 愛 イラスト/きくちりえ(softdesign) 構成/村花杏子、斎藤穂乃香(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
リアルな悩みに寄り添いながら、トレンドと実践できるテクとをマリアージュさせる天才!
「すべての色に意味がある! パレットに捨て色はないんです!」