大人にも似合うピンクメイクがあるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“スキンケアとメイク”について。大人にも似合うピンクメイクがあるって…ウソ? ホント? ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんにお答えいただきます。
Q:大人にも似合うピンクメイクがあるってホント?
春らしいピンクのコスメは見ているだけでワクワクしますよね。その一方で、年齢的にピンクは取り入れにくい…と躊躇している人もいるのでは? 大人にも似合うピンクメイクがあるというのは本当なのでしょうか。さっそく、この疑問をヘア&メイクアップアーティストの長井さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ホント
「ひと言でピンクといっても、色の彩度はさまざまです。見た目が鮮やかなピンクは可愛いですが、なじませるのが難しく浮いてしまうことも。そこで、大人こそぜひ、“くすみピンク”をおすすめします」(長井さん・以下「」内同)
大人が浮いてしまうピンクメイク
「色みでいうと、青みが強く、彩度が高いピンクはどうしても浮いてしまいがちです。さらに、ピンクが浮いて残念なメイクになってしまうポイントが、“色をぼかすことなく、境目が分かるようなつけ方”をしてしまうこと。大人ピンクメイクのNG条件と覚えておいて下さいね。
また、失敗しがちなのが、アイカラー、チーク、リップをすべてピンクで仕上げてしまう“ワントーンメイク”。全部をピンクでまとめてしまうと、甘さが強すぎたり、顔がぼやけて野暮ったくなってしまいます」
- 青みが強く、彩度が高いピンクはどうしても浮いてしまいがち
- “色をぼかすことなく、境目が分かるようなつけ方”もNG
- アイカラー、チーク、リップをすべてピンクで仕上げてしまう“ワントーンメイク”は甘さが強すぎたり、顔がぼやけて野暮ったく見えてしまう
鮮やかなピンクを使いたいときは?
「鮮やかなピンクのアイカラーやチークを使いたいときは、ひと手間加えることで使いやすくなります。たとえば、下にベージュ系のアイカラーやチークを仕込み、わざと色をくすませる方法。もしも手持ちのピンクコスメが可愛すぎて使いにくい…という人は、ぜひ試してみて」
大人のピンクメイクを楽しむためのコツ
「ピンクの色みと分量を意識しましょう。まず、色みは“くすみピンク”であること。次に分量は、2箇所ピンクを使ったら1箇所は、ピンクではない色をのせること。たとえば、アイカラーとチークにピンクを使ったら、リップは赤やオレンジをのせてみる。
中には、ベージュのリップだと肌になじみすぎて顔がぼやけてしまう、高発色な赤だと唇の印象が強くなってしまうということもありますよね。それならば、透け感のあるシアーなレッドのリップをのせてみる。質感と色みを調整することで、いつものピンクメイクがぐっと映えるようになりますよ」
Point
◆ピンクの色みと分量を意識する◆色み…“くすみピンク”をセレクト
◆分量…2箇所ピンクを使ったら、1箇所はピンクではない色をのせる
取り入れやすいピンクの質感
「キラキラし過ぎたり、マット過ぎても使いにくいため、取り入れやすいのは“程よくパール感”があるものがおすすめです」
長井さんおすすめのピンクコスメ
(写真左)N by ONLY MINERALS ミネラルソリッドチーク コンプリート 05 PICHI-PICHI(ピチピチ)(¥3,520)、(写真右)ミネラルアイゾーンパレット(¥3,850)
「私がプロデュースしているコスメブランド“N by ONLY MINERALS ミネラルソリッドチーク コンプリート 05 PICHI-PICHI(ピチピチ)”は、ピチピチと血色感を引き出してくれる肌なじみのよいピンクなので、大人女子にはぴったり。
また、同ブランドで“ミネラルアイゾーンパレット”という、ピンク×グレージュのアイカラーがあります。こちらはまぶただけでなく、眉のカラーニュアンスとしても使用できる色と質感が楽しめるアイパレット。ぜひ試してみてくださいね」
文/木土さや
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
数多くの美容雑誌他で活躍中。わかりやすく、取り入れやすいメイクテクニックに定評があり、書籍も多数。好感度が高く、おしゃれなメイクの提案で幅広い層から支持を得ている。
Youtubeチャンネル「おしゃべりメイクボックス」にも注目!
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