胸を開いて体の歪みを正せばもっと縦へそに!ストレッチで「整える」
“胸ひらき”で歪みを整えれば、もっと“縦へそ”に!姿勢と呼吸法でいざ理想のお腹へ。理学療法士の田舎中真由美さんにおは暗視を伺いました。
理学療法士田舎中真由美さん発!ストレッチで「整える」
胸の「つぶれ」「ねじれ」を正してスッキリおなかに!
「胸から体が歪んで内臓下垂を起こしていることが“縦へそ”を阻害する一因」と話すのは、田舎中真由美さん。
「姿勢が悪いと胸が下がり、つぶれやねじれが起きます。内臓が圧迫されて下垂し、代謝も低下してしまうので、“胸ひらき”で横隔膜や肋骨が柔らかく動く状態に整えてあげましょう。ポイントは、ただ伸ばすだけではなくて、呼吸法を取り入れて体の内側まで効かせること。2ステップは続けてやらなくてもOK。座っているときは胸パカ、寝る前には胸のばしと、できるときに行って。歪みをリセットすればきっと体調も良くなりますよ」
Step1|胸のばしでつぶれた胸をリセット!(左右各3呼吸×3セット)
\上側の肋骨を膨らませるイメージでゆっくりと3呼吸/
\横向きに寝て両手を斜め下に/
\上の腕を斜め上にゆっくり上げる/
みぞおちを少しずつ天井へ向ける。下側の手のひらは天井に向ける。
横向きに寝て両手を斜め下で合わせ、そのまま上の腕を斜め上へ。できるところまで伸ばしたら、上側の肋骨を膨らませたり萎ませたりするイメージで大きく3呼吸。3セット行ったら、反対側も同様に。やりづらい方は回数を増やしてみて。
Step2|胸パカでつぶれない胸作り!(3呼吸×3セット)
\肩は上げない!手のひらを上に向け両腕を後ろに広げる/
横から見るとこう!
みぞおちを斜め上に向けるイメージで、浅く座って尾骨を立てる。
前から見るとこう!
左右の肋骨が膨らむように呼吸して。
後ろから見るとこう!
\肩胛骨を真ん中に寄せる!/
椅子に浅く腰かけて両手のひらを上に向ける。肩胛骨を真ん中に寄せるようにして両腕を斜め後ろに広げ、胸を開く。そのまま左右の肋骨を膨らませたり萎ませたりするイメージで深くゆっくりと3呼吸したら、手を下ろす。これを3セット行って。
Tayanaka’s Advice 1|“胸ひらき”は美姿勢作りに◎!
\“縦へそ”は美姿勢に宿る!/
「真っすぐで左右対称の体は美と健康の要かなめ。“胸ひらき”の2ステップを行うと体の歪みが整って、下がった内臓が正しい位置に。ぽっこりおなかを改善することで“縦へそ”が目指せるんです!」
Tayanaka’s Advice 2|体が歪んでいると、あらゆる不調の原因に!
猫背
巻き肩
「椅子に寄りかかったまま仕事をしたりスマホを触ったり。その時間が長いと猫背や巻き肩になり、ぽっこりおなかだけでなく、肩こり・腰痛・疲れやすさなどさまざまな不調が起こってしまいます」
美的クラブ2名が3ステップの“縦へそトレ”に2週間チャレンジ!
“日々のルーティンに取り入れやすくスピーディに結果が出せた♪”
Before
After
全体がスッキリ&丸へそも縦長に!
「特に良かったのが腸活。強く押しすぎたらダメというのが目からウロコでしたが、朝晩のケアで腸の巡りが良くなり、便秘も解消。たった2週間でもここまで結果が出て感激!」
W.Eさん メーカー勤務・36歳
“無理なく効率的に、少しずつ縦へそに。やる気が出るから続けられる!”
Before
After
おなかの張り・むくみも解消!
「激しい運動や無理な食事制限ナシで下腹スッキリ&おへその形もくっきり。姿勢や睡眠の質も良くなっていいことずくめ♪ 今後も続けて、もっと理想の縦へそを目指します!」
M.Mさん 商社営業・37歳
※個人の感想です。効果には個人差があります。
『美的』2021年10月号掲載
撮影/横山翔平(t.cube) ヘア&メイク/相馬久美子(for blast) スタイリスト/坂下シホ モデル/西脇梨紗 構成/内田淳子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
たやなか まゆみ/臨床経験24年。延べ1.5万人の女性特有の悩みを解決。著書「胸ひらきで調子のいい自分がずっと続く」(主婦の友インフォス)が話題。