美容家・小林ひろ美さんが「ずっとキレイ」な理由を徹底解説!|キレイな人は、“しない哲学”をもっている
素晴らしいアイテムが次々登場し、最新美容情報が飛び交う今。限られた時間の中で、使うもの、やることをどうセレクトすればいいのか…ときどき混乱しません??美容賢者の小林ひろ美さんの「しない哲学」を伺いました♪
美容家 小林ひろ美さんの「しない哲学」
“潤って巡っていれば落ちは緩やか。後は手を抜いたって大丈夫”自分のチアリーダーは自分。だからマイナスばかり見ない!
お孫さんがいて「アラ還の仲間入りしたの~」とニコニコ笑顔で話す小林ひろ美さん。会った人まで笑顔にする柔らかなオーラを纏う自然美の秘訣を聞くと、「ポジティブ思考でしょうか? 美容をやり始めると、キリがないですよね。だから、しなきゃいけないと“マスト”で考えません。例えば、時間がないときや疲れているときに丁寧にクレンジングができずに肌をこすってしまうようなら、オイルクレンジングでさっと落として保湿をたっぷりすればいい。結果が帳尻合えばいいと思っています。“あの人がやっているからやる”という漫然ケアよりも、自分で自分をどうケアできるかが大切。マイナス面ばかり見て追い込まず、楽しいからやるというスタンスでいる方が気分も楽だし、肌も応えてくれますよ」
一.“でも”“だって”“どうせ”は口にしない
「年齢や環境などのせいにしてネガティブなことを口にすると、それが表情や肌に現れやすいと感じます。思考が肌を作ると言っても過言ではないので、ネガティブワードは禁止!」
二.美容軸はもちつつやることを決めつけない
「スキンケアは保湿と巡りをセットと考えています。それさえできていればOKとして、余裕があればプラスのケアをすればいいくらいの気持ちでいる方が、肌はブレにくいですよ」
三.一工程3分以上ケアを頑張らない
「ひとつのことを3分以上やるのは大変なこと。やったりやらなかったりするのはダイエットと同じで肌に負担がかかるので、続けられることを負担がないようにやる方がいい!」
四.頭を洗うときに下を向かない
「熱めのお湯を顔にかけると肌が乾燥しやすいですし、シャワーの水圧をかけ続けると顔がたるみやすくなります。だから、髪を洗うときは上体を反らすようにしています」
やるならこう!
五.摩擦を起こさない、力まない
「摩擦は肌をくすませる原因。皮膚がよれる程の力はかけるべからずです!だから、力が入りやすい人さし指は使わずにケアするのをおすすめしています」
やるならこう!
六.ダイエットは程々でやめる
「年齢を重ねていくうちに、ダイエットの目的は“健やかに見えるため”になりました。やせすぎるとしぼんでシワっぽくなって老けて見えるので、程々がベストです」
七.ケアする場所や物を決めつけない
「自分がよく行く所にコスメを置いておくとケアがしやすいですよ。私はトイレにスリミングコスメを置いています(笑)。顔用が近くにあったら手や体に使ったっていい。自然とこまめに使っていける環境が老け回避のコツです」
ついでに指の関節ケア♪
八.誰かを目標にしない
「憧れをもつのはいいけれど、その人を目指そうとすると、自分にない部分をマイナスに感じて心の負担になりがち。気持ちが浮き沈みしない、できるケアをする方がキレイの近道」
九.ルールに縛られない
「“やらなきゃいけない”“これをやるのが普通”と決めつけるとしんどくなることが。それよりも、続けやすいものを見つける方が、ずっと美容を好きでいられます」
「お風呂上がりに首から顔をアベンヌのスプレーで湿らせたら、ボディは夏向きのさらっとしたジェルオイルをさーっとつけるのが、潤い巡る肌の基本ケア。どちらも使いやすいボトルなのも魅力です」
ピエール ファーブル ジャポン アベンヌ ウオーター 150g ¥1,650
美・ファイン研究所 セブンフロー ハーブサーキュレイトオイル サマージェル 200g ¥9,350
続けやすくて愛用中♪
十.ひざ小僧は見せない
「よく歩くようにはしているけれど、続かない運動はしていません。年齢を感じやすいひざは、服でカバーすればOK!頼れるものには頼るというスタンスが楽ちんです(笑)」
エレガントさUP!
Profile
こばやしひろみ
『美・ファイン研究所』主宰。“奇跡の50代”と称される、みずみずしく潤った肌のもち主。
『美的』2021年10月号掲載
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/広瀬あつこ スタイリスト/程野祐子 構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。