渡邊圭祐さん「初めての悪役で異物感を出したかった」｜映画『ブレイブ -群青戦記-』大ヒット上映中！

デビューから2年目でキャリアハイが来たと語る渡邊圭祐さん。これから挑戦していきたいこととは？

初めての悪役で異物感を出したかった。汚れた役にも挑戦したい！

「急にキャリアハイが来た感じでした」。今作のオファーを受けた感想をそう語る。デビューから2作目の撮影は、スポーツ強豪校が校舎ごと戦国時代にタイムスリップ。奪われた仲間を取り戻し、現代に戻るため、高校生たちが部活の特技を生かして戦う。その中で、渡邊さん演じる不破瑠衣は、歴史の操作を目論む。本広克行監督には、「物語を左右する重要な役」と言われたそう。

「めちゃくちゃ気合が入りました。不破は物語で唯一の異物。秀才ですが、世の中に嫌気がさしていて、戦乱の世が続けばいいと思っている。その気持ち悪さを意識して演じていました。でも、不破に対して嫌な感じはなかったです。方向性に問題はあるけれど、もがきながらも、彼なりの信念や正義を貫いていて、キレイ事を言わない。男が一度は憧れる、危ういカッコよさを感じました」

看護師、ユーチューバー、そしてまさかの小学3年生とデビュー2年目ながら、さまざまな役で注目を集める渡邊さん。今作は初めての時代劇で、初めての敵役。劇中、その端正な顔だちがあらわになった瞬間、強烈な存在感と色気にドキッとさせられ、見事な殺陣にもくぎづけになる。

「トム・クルーズみたいに、アクションも自分でできる役者になりたくて、受け身などを習ったことがあったんです。映画では、高校生たちがそれぞれのスポーツの能力を生かして戦いますが、見ていて、空手やボクシングみたいに身ひとつで戦う姿もカッコいいなと思いました。でも実際の僕は、戦術を立てて、影からちまちま守ってしぶとく生き残るタイプな気がします（笑）」

クランクアップ後、監督に「もっと悪役をやれ」と言われたときは、認めてもらえたようでうれしかったという。

「僕にとっての男らしさは、一生懸命になれることがあって、飾らない人。美しさより、必死で汚れている人に魅力を感じます。今作で、今を大切に生きようと改めて感じたので、今を楽しみながら、しっかり歳を重ねていきたい。ちなみに、美しい女性を見るのは好きです（笑）」

KEISUKE’s Tips

＃シャンプーはいいものを

美容師の兄のアドバイスでちょっと高いシャンプーを使うと髪の調子がいいです。ヘアマスクやオイルも使ってケアしています。

＃ビールと刺身と浅漬け

家飲みが楽しい！　刺身や浅漬けをちょっとつまむのが好き。でも、役作りで半年断酒していたら、お酒に弱くなったみたいです。

【MOVIE】『ブレイブ -群青戦記- 』

（c）2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会
（c）笠原真樹／集英社

西野 蒼は、スポーツ強豪校弓道部の高校2年生。ある日、雷が落ちた直後、校内に野武士たちが乱入してくる。パニックになる中、蒼は戦国時代、桶狭間の戦い直前に学校ごとタイムスリップしたことを知る。元の時代に戻るため、蒼たちは織田信長軍と戦うことを決意する…。
監督：本広克行
出演：新田真剣佑、山崎紘菜　鈴木伸之、渡邊圭祐ほか
3月12日公開

PROFILE

わたなべ・けいすけ／1993年宮城県生まれ。2018年に『仮面ライダージオウ』のウォズ役でドラマ初出演。’20年のドラマ『恋はつづくよどこまでも』の小児科看護師・仁志琉星役で注目を集め、『MIU404』などに出演。現在放送中のドラマ『直ちゃんは小学三年生』（テレビ東京系、金曜24時52分〜）に小学3年生のきんべ役で出演中。

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