マスクで肌が蒸れる&カサカサする! 最適なマスクの選び方は?|衣類からゆらぎ肌をケア
肌に直接触れる服やタオルは、素材によって肌のゆらぎが悪化。かゆみや赤みを感じたら、素材が合っていないのかも。肌に優しい生地、縫製の選び方をチェック!皮膚科専門医の慶田朋子先生、トータルビューティアドバイザーの水井真理子さんに教えていただきました!
衣類でケアする肌ゆらぎシーズン
Q.静電気はゆらぎ肌の敵?
A.肌をさらに刺激
「静電気の発生は乾燥している証拠。素材の組み合わせにも関係し、ウール×ポリエステル、アクリル×天然素材は注意を」(慶田先生)
Q.ゆらぎ肌に良くないファッションは?
A.毛足の長いものや、装飾のあるもの
「肌に最も優しいのはシルク。摩擦の大きい凹凸がある素材はもちろん、天然素材のニットでも質はさまざまで、場合によっては刺激になる場合があるので注意。自分に合う素材を知っておくことも大切です」(慶田先生)
毛足の長いニットや、凸凹して固いツイード素材は摩擦を起こしやすい。ビーズや刺しゅうなどが施されたものも避けたい。
Q.衣類の縫い目やタグが当たってかゆい! どうすれば良い?
A.肌に接する部分はフラットなものを
「私は下着の縫い目ですらかゆみが出る敏感肌。縫い目やタグが肌に当たらないものを選んでいます。ニットやシャツの下には、夏でも袖のある下着を着て、首元も服に合わせて自分でカットしています」(慶田先生)
縫い目がなく、肌をいたわる
オーガニックコットン混で、肌に優しいインナー。
グンゼ キレイラボ Fitte 完全無縫製R 8分袖インナー(パッド付) ¥2,500
Q.マスクで肌が蒸れる! カサカサする! どう選ぶ?
A.肌当たりの優しい素材に
「マスクの中は蒸れますが、外したときに肌の水分も一緒にとび、かえって乾燥します。また、摩擦で肌の角層が厚くなり、脂性肌でなくても毛穴が塞がって皮脂が詰まり、ニキビができやすくなります。不織布マスクの下にシルクやガーゼを入れ、着用する前後はスキンケアを入念に」(慶田先生)
「運動中は呼吸が苦しくなるので、摩擦の少ないスポーツ用の布マスクを愛用しています」(水井さん)
アスリートも愛用するマスク
通気性のよい素材&立体構造でつけ心地◎。
ドーム アンダーアーマー UA スポーツマスク ブラック ¥3,000
『美的』2021年4月号掲載
イラスト/さとうあゆみ 構成/西谷友里加
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
銀座ケイスキンクリニック院長。肌不調の原因を解説、日常のスキンケアとインナーケアも提案。