ブラは手洗いしなきゃダメってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「胸」について。ブラは手洗いしなきゃダメって…ウソ? ホント? ワコール広報の伊藤亜弥さんにお答えいただきます。
Q:ブラは手洗いしなきゃダメってホント?
ワイヤーに繊細なレースや型崩れさせたくないカップ……洗濯機でガンガン洗うのは抵抗があって、使うたびにていねいに手洗いしているという人もいるのではないでしょうか。でもちょっとメンドクサイ……。やはり、手洗いしないとダメなの? さっそく、この疑問を伊藤さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ウソ
「長く愛用するためには、やはり手洗いがおすすめです。しかし、中にはワイヤーのないブラなど洗濯機で洗えるブラもあります。まずは、取り扱い絵表示を確認してみてくださいね」(伊藤さん・以下「」内同)
ブラの正しい洗い方とコツ
手洗いの場合
ゆったりとした大きめの洗面器などにぬるま湯を入れ、専用の洗剤をよく溶かして“ふり洗い”する。
Point
1◆ブラジャーのホックなどの金具は、レースや生地に引っかかる恐れがあるため、必ず留めておく。2◆カップ内側にパッドがあるものは、パッドを取り外し、ブラジャーと分けて洗う。
3◆ワイヤー入りブラジャーは、ストラップの付け根をやさしく持ち、洗面器の中で前後ろに振りながら洗う“振り洗い”をする。(とくに、縫い目のないブラジャーは、押し洗いやもみ洗い、掴み洗いをすると、カップの形が崩れる恐れがあるため、必ず振り洗いをする)
4◆ブラジャーから取り外したパッドは、やさしく押し洗いする。
\おすすめの洗剤はコレ!/
下着の素材を傷めにくい無リン・無着色の下着専用中性洗剤。繊細なレースにもやさしく、蛍光剤も無配合なので、淡い色や生成りの洋服にも使用可能。ワコール ランジェリーウォッシュ ¥550
手洗いしたブラのすすぎのポイント?
ブラジャーに洗剤が残っていると、黄ばみや生地が傷む原因になってしまうため、洗濯の方法のポイント3の“ふり洗い”でしっかりとすすぎます。
もみ洗いやねじり絞りは、型崩れや素材を傷める原因となるため避け、しっかりすすいだあとは、大きめのタオルで包み込むようにやさしく水気をとって、陰干ししましょう。
洗濯機で洗う場合
洗濯ネットもしくはランジェリー専用ネットに入れて弱流水で5~6分程度洗う。
Point
1◆ネットにはホックを留めてから入れる。2◆全自動で洗う場合は、ソフト洗いやランジェリーコースに設定する。
3◆脱水は短時間で行い、脱水が終わったらすぐに陰干しをする。
4◆乾燥機は縮みや生地傷みの原因となるため避ける。
正しいブラの干し方は?
「ブラは逆さにして干すことをおすすめしています。さらに、ちょっとしたコツを加えることで、型崩れやストラップの伸びを防ぎながら干すことができますよ」
- まだ湿っている状態で、カップの肌側を中心から外に向かって指先で引っ張るように丸く整える
- ブラの中でもっとも伸びにくいカップの下を、洗濯バサミで2箇所挟んで干す。
「直射日光や紫外線は、生地の黄ばみや色褪せ、素材の傷みのもとになります。風通しのよいところで陰干しを。お気に入りのブラを長く愛用するためにも、正しい洗い方、干し方でケアしてくださいね」
*価格は税込みです。
文/木土さや
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ワコールの広報・宣伝部にて、商品のPR活動、他、体の変化やTPOに合わせた下着選び、お手入れなど伝える活動を行っている。
ワコール