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2020.4.2

ポールダンサー小源寺亮太さんインタビュー|「ポールダンスに出合い、気づくと、体とハートが強くなっていた」

メンズポールダンサーの第一人者として、国内外から注目される存在の小源寺亮太さん。しなやかな体が見せるのは、うっとりするような夢の世界――。

夏目前、脳に刺激。ファンタジックなからだ

ポールは僕が僕でいられる場所。なりたい自分にやっとなれた

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ポールに触れた瞬間、ふわりと体が浮いた。重力を感じさせずに舞う姿は、まるで白い妖精のよう。小源寺亮太さんのポールダンスを「スピリチュアルファンタジー」と呼ぶ人もいる。

「頭の中はほぼファンタジーです(笑)。子供の頃からディズニーが大好きで、人ではない存在や、花のように瞬間、瞬間が美しいもの、はかなさがあるものに惹かれます。ポールダンスでもそういう世界を表現したいんです」

昨年はテレビ番組で密着取材を受け、紅白歌合戦にも出場。2月には、オーストラリアで開催された国際大会で優勝。世界から注目される小源寺さんは、選曲も振り付けも衣装も、自ら手掛ける。今回の『美的』の撮影衣装も、春をイメージして手作りし
てくれた。

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地元にいた頃からずっと、「生きることが息苦しかった」。上京し、芸能活動を目指しているときも、好きなアパレルの世界で仕事をしているときも、自分を抑えないといけない窮屈さがあった。10年前、初めてポールダンスを見たとき、「本当に、ぴんと来た」。運動不足解消のために始めると、すぐにのめり込んだ。

「見える景色がフロアダンスと違うんです。ポールが天に届くようで、その非現実的な感覚にはまっていきました。ポールダンスを通して自由に、思いきり自分を出せることが楽しかったんです」

その圧倒的な世界観と、男性ダンサーには珍しい柔軟性を生み出すのは、しなやかな体。浮遊感を出すために、トレーニングはストレッチが中心。

「踊りを見て『落ちそう!』と思うと現実に引き戻されますよね。浮遊感を出すために筋張った硬い筋肉ではなく、柔らかい筋肉をつけ、踊りもなめらかになるよう、現実がかいま見えないよう、インナーマッスルでコントロールしています」

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空中で180 度開脚するときは体重を乗せられないため、普段から180 度以上の開脚ができないと足がまっすぐに伸びない。始めた頃は全くできなかった開脚も、今では200 度近く開く。

「体はいくつになっても進化するんだなと実感しています。ポールダンスは筋肉の使い方でなりたい体を作れるし、体のちょっとした角度などでいくらでも見せ方があるので、年齢も性別も、太っているとか、体が硬いとかも関係なく楽しめるんです。海外のインストラクターにはふくよかな女性も多くて、素敵なんですよ!」

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露出が多い衣装は、肌の摩擦で体を止めるためでもある。高いパフォーマンスで夢の世界を表現するため、日々のメンテナンスは欠かせない。

「怠けていたり、疲れていたりすると、体がポールを嫌がって、触れないんです。かつては日サロで焼いたり、食生活もめちゃくちゃでしたが、今はお酒も飲まないし、食事も野菜中心。腸内環境を整えるため酵素玄米を始めたら、ウエストがすっきりして、肌にも透明感が出てきました。体や健康を気にするなんて昔の僕だったら考えられなかったこと。ポールダンスを始めてから、いいことずくめなんです」

ポールダンスに夢中な日々はストイックなのかと思いきや、オフの日は、「ウーバーイーツを頼んでだっらだらする(笑)」ことも。

「頑張るのとは少し違って、僕はただのポールオタクなんです。あと1mm 脚が曲がるようになりたいとか、理想の踊りができるように自分の美学を追求したいだけ。ポールダンスに出合っていなかったら、僕はただの社会のゴミだったと思います。今は自分の中に軸が備わって自信がついたし、体もハートも強くなった。ポールは、僕が僕でいられる場所なんです」

小源寺さんを作るもの

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自分の体は、お尻から脚にかけてがお気に入り。
好きなトリックは(技)は、スプリット系( 脚縦開脚)やバックベント系(後屈)。
憧れの人は、ポールダンサーのTATA(ナタリア・タタリンツェヴァ)さん。本当に美しくて、僕は彼女の男版を目指したいんです。
普段“抜いている”のはお肉。美腸のために。でも、友達と食事をするときは食べます。
酵素玄米を続けています。専用炊飯器も買いました。デトックス効果が高くて、お通じも全部出し切れてる感じ!(笑)。
スキンケアは、アネラの酵素マルチクリーナーを愛用。
ご褒美フードはスイーツ。「リンツ」のホワイトチョコが好き。

 

PROFILE
小源寺亮太さん
こげんじ・りょうた/福岡県生まれ。17歳で上京。イベントで見たポールダンスに魅せられ、クラブやレストランなどで踊り始める。そのダンスの技、独特な世界観で国内外の大会で優勝歴多数。講師を務める教室は常に人気。今年は東京で開催される国際大会「ポールシアタージャパン」などに出場予定。

 

『美的』2020年5月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/KUBOKI(Three PEACE) 構成/松田亜子

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