健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2020.1.18

竹内涼真さんインタビュー|タイムスリップするならサッカー選手を目指す!?【ドラマ『テセウスの船』スタート直前】

ドラマ、映画、CMと多忙な、俳優・竹内涼真さん。1月19日よりドラマ『テセウスの船』がスタートします。主演を務める竹内さんにインタビューを行いました!

竹内涼真さんスペシャルインタビュー「器の大きい男、目指します」

202002gp128-5

タイムスリップするならサッカー選手を目指す!?

少し前、竹内涼真さんは、これまで支えてくれた人々――中学のサッカーの恩師や友人、親戚に会いに行った。
「感謝の気持ちを直接伝えたいと思ったんです。皆に会えたことで、自分の原点を思い出せました。自分にとって大切なこと、心地いい生活のリズムもわかってきた気がします」

公私ともに充実した中で撮影に入ったのが、ドラマ『テセウスの船』。『陸王』『ブラックペアン』などへの出演で思い入れの強い「日曜劇場」で、初の主演となる。「ついに主役を演じられると思うと感慨深いです!」という竹内さんが演じる田村心は、生まれる前に父親が殺人事件を起こし、死刑が確定。ある日、心は事件が起こる前にタイムスリップしてしまう。そこで父親の無実を信じ、過去と未来を変えようと奮闘する、壮大なミステリーだ。
「世間の厳しい視線から逃げるように生きてきた心が、父親の真実と真正面からぶつかっていく、強い気持ちに心を打たれました。このドラマは、家族の話でもあるんです」

原作は人気漫画。「常に原作を超えられるように演じたい」という中でこだわるのが、“リアルな台詞”。
「例えば、少女漫画の台詞をそのまま言うと不自然に感じられて、悩んだこともありました。“こういう人いるな”と思ってもらえる役作りを大事にしたいので、役者の動きと台詞を自然に表現したいし、生身の人間として発する言葉を考えながら演じたいんです。ちなみに、僕がタイムスリップするとしたら、高校時代。本気でサッカー選手を目指していましたが、うまくいかず、結果的に20歳で諦めました。今の意識のまま戻れるなら、確実にプロになれるよう、当時の僕に足りなかったセンスとメンタルを身につけます(笑)」

 

カレー愛が止まらない!料理で気持ちを切り替える

「役者として生きる」「有名になる」と覚悟を決めて7年。今は「芝居がしたい」と心から感じている。
「プロとして常に高い精度を保つために、時には聞きにくいことも質問したり、相談したりするようにしています。空気を読みすぎたり、気を遣いすぎるだけでは自分にとってもいい芝居にならない。迷いや疑問を解決できれば自信をもって前に進めると思うから、自分の中の違和感は常に意識していきたいです」

今、ハマっているのがカレー作り。元々、「幸せの8割を食事が占める」という程、作ることも食べることも大好き。好きなカレーを食べ歩く中で、最近、「自分的に最高の欧風カレー」を作ることができたそう。
「コース料理の締めに出てくるカレーにハマって、理想の味を追求してみたら、びっくりするくらいうまく作れたんです! IHコンロを3口とも使って、野菜を炒める、果物を煮る、肉を煮込むを同時に行い、最後に合わせます。果物は、バナナや桃、マンゴーみたいにねっとり感のあるものを入れると抜群においしい。最近、具の豚バラ肉を焼いたときに出る肉汁も一緒に煮込むと、決定的においしくなることに気づきました。ただ、僕のカレー、コスパは悪いです。材料費がかかるので(笑)」

目を輝かせながらカレー愛を語る竹内さん。仕事とは別に集中できる時間が、「実はネガティブ」という性格を切り替えるきっかけに。
「今はオフの日にも集中できる時間があることで、気持ちが前を向きやすくなった気がします。2020年は仕事とは別に、趣味でも何かひとつ、極めてみたい。そして、器の大きな男でいたい。守りに入って、無難な道を行くようなことはしたくないです。時間も人と共有する程、視野が広がると思っています。常に余裕のある男を目指します!」

202002gp128-3
「仕事では、違和感をそのままにしたくなくて。迷いも疑問もちゃんと解決できた方がいい芝居になると思うから。」

そんな竹内さんが主演するドラマがこちら

202002gp128-7
ドラマ『テセウスの船』
父親が連続毒殺事件の犯人として死刑が確定した田村心は、加害者家族として笑うことも許されない日々を送ってきた。ある日、事件直前の31年前にタイムスリップしてしまう。そこで、「父は本当に殺人犯なのか?」という思いが芽生えた心は、無実を信じて立ち上がる……。東元俊哉原作の“泣けるミステリー”。
出演:竹内涼真、榮倉奈々、上野樹里、鈴木亮平ほか
2020年1月より毎週日曜21時~放送(TBS系)。

 

Profile
たけうち・りょうま/1993年東京都生まれ。2013年にデビューし、2014年に『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)で初主演。主演映画『センセイ君主』、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、ドラマ『下町ロケット』『陸王』『ブラックペアン』(TBS系)など話題作に多く出演。2020年5月に公開の映画『太陽は動かない』に出演。

 

『美的』2020年2月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/佐藤友勝 スタイリスト/徳永貴士 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事