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2019.12.7

美容エディター 松本千登世さんが語る「今、『楽しそうに見える人』が最強の理由」とは?

今、注目される人たちは、無駄に笑顔を振りまくことも、周囲に媚びることもなく、何か大きなミッションに真剣に取り組む局面でも、なぜか楽しそうな空気を醸し出している人――それってどういうこと?なぜ今素敵に見えるの??美容エディターの松本千登世さんに伺ってみました。

“楽しそうな人”は一緒にそっちの世界へ連れていってくれるパワーがある

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最近は「楽しそうな顔」にこそ色気を感じる、と強く思います。以前はアンニュイな雰囲気が色気のあるイメージでしたが、そうではなく楽しそうな雰囲気にこそ人としての色気…強い「引力」を感じる のです。なぜかというと「この人と一緒にいれば自分ももっと楽しめそう」、そんな気持ちになるから。楽しそうな人は、自分で自分を楽しませることのできる人です。楽しさのアンテナが広く張られており、そばにいることで感化され自分も楽しくなる…連鎖反応が起きるのです。

とはいえ、仕事に家事・育児…日々楽しいどころか大変なことばかり。どうせやらなくてはならないことなら、その大変さすらも楽しんでしまう方がいいのだと思います。「たまった洗濯物をたたまなきゃいけないなら、もう子供たちを巻き込んでゲームにしちゃえ!」…のように。日常の面倒くささを楽しみに変える発想の転換を、大人はした方がいいと思います。大変なことだって楽しんじゃえ、と覚悟を決めると、向き合い方が変わります。

一方で、必要のない大変さは潔く捨てることも大事です。例えば苦手な人と無理に付き合う…などは頑張らなくていいと思います。向き合うと決めた大変さについては楽しさに変える、でも選ばなくていい大変さに関しては捨てましょう。何もかもを楽しもうと抱え込むのは、やはり難しいものです。

心がヘルシー。心に筋肉がちゃんとついている

身近にいる「楽しそうな人」をお手本にするのもおすすめです。最近お会いした中でとても楽しそうと感じた方は、作家の川上未映子さん。イキイキとされていて、なんて色っぽいんだろうと思いました。何にでも興味をもっていて、人に対しても物事に対しても感度が高い。みんなが疑問に思わないことも疑問に思ったり、面白いと思ったり…体中がセンサーのようでした。

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川上未映子。作家。2008年『乳と卵』で芥川賞受賞。最新作は『夏物語』。本誌で『人生を変えるコスメ』連載中。

また、友人であるDJの秀島史香さんも、本当に楽しそうな方です。ご主人が欧州に1年間赴任した際も、お子さんとついていきつつ、月に1回戻ってきて仕事をまとめてやって。一見大変そうですが、秀島さんは「この方が楽しいじゃない」というスタンスなんです。「楽しそうな人」は、総じてパワフルで、体力があり、好奇心旺盛。心に筋肉がしっかりついているのだと感じます。

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秀島史香。DJ/ナレーター。機内放送、通訳・字幕翻訳、コラムや音楽レビューといった執筆活動などでも活躍中。

心の筋肉を鍛えるために、美容はとても有効です。私自身、少し前に髪を切ったのですが、その日の夜は眠れないくらい興奮しました。長く同じ髪型をしていたので、髪を変えるってこんなに興奮することなんだ、と。ジャケットが似合うようになったとか、オールバックにしてみても面白そうだとか、自分自身に興味がわいたんです。髪やメイクを変えるということは「楽しさの起爆剤」になりうるのだ、と確信しました。流行のブラウンリップ※3に挑戦するなど、普段の自分から少しハミだしてみると、思った以上に楽しさのスイッチが入ります。

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故・樹木希林さんは著書の中で、『中に入って面白がるの。面白がらなきゃ、やってけないもの、この世の中』(『一切なりゆき』/文春新書より)と語っています。能動的に動くことこそが大事、と受け止めました。楽しそうな人たちも能動的です。大変なことも、自分から向き合ってみる。自分をワクワクさせるものを見つける。そうして楽しそうにしている人の周りに、楽しそうな人が集まっていくのだと思います。

 

PROFILE
美容エディター
松本千登世さん
美容エディター。雑誌、単行本など、美容やインタビューを中心に活動。独自の視点と、柔らかくしなやかな語り口が女性の支持を集める。著書に『もう一度大人磨き 綺麗を開く毎日のレッスン76』(講談社)ほか多数。

美的1月号掲載
構成/加藤絢子(本誌)

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