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2019.7.12

竹中直人さんも登場、稀少がんで逝去したモデル・雅子さん|評伝映画『モデル 雅子 を追う旅』が公開に

moviemasakomasako_main-1©︎2019 Masako, mon ange.

雅子さん――
1980年から90年代…そして2000年と、日本の雑誌業界で美容ページを担当した編集者は少なからず仕事を共にしたことのある売れっ子名モデル。
映像の世界でも映画『リング』(1998年)での貞子の母役や、数々のCMでもまばゆい輝きを残しました。

花のように、生きたひと。心に香りを、残したままで。

雅子さんがこの世を去ったのは2015年1月29日、50歳の若さでした。4年の歳月が経った今年、モデルとして、女性としての彼女の人生を辿った映画『モデル 雅子 を追う旅』が完成。

moviemasakosub_masako_daisuke©︎2019 Masako, mon ange.

夫である本作品の監督・大岡大介さんは「彼女を仕事を知らなかった」と、これまでの彼女をドキュメンタリー映像で記憶する“旅”に出ます。膨大な雑誌のスクラップにまだバブルの香りを色濃く残すCM映像、大好きであったフランスを訪れた際のテレビ番組…それらを緻密に紐解いていく“旅”。
仕事場ではどんな人柄だったのか、どんな仕事を重ねてきたのか…。

moviemasakosub_masako_takenaka©︎2019 Masako, mon ange.

映画初日には竹中直人さんが登壇。自らの監督作『サヨナラCOLOR』(1995年)にて雅子さんを起用した竹中さんは以下のコメントを寄せています。

“雅子さんとは渋谷にシネマライズがあったころ、ヴィンセント・ギャロ監督作品《ブラウンバニー》(2003年)の試写会で偶然お会いしました。夜の渋谷、シネマライズには試写会に並ぶ人の行列が出来ていました。近づいて行くとそこに佇む雅子さんとしっかり目が合ったのです。お互い初対面だったのですがほんの数秒しばらく目があったままでした。今もあの時の雅子さんの眼差しをふと思い出します。妖艶なあの眼差しを…
ご主人である大岡さんがどのような思いを抱いて雅子さんというひとりの女性を描いたのか…苦しくも美しくせつない映画になっているのでしょうね…。わたくしごときをトークイベントにお呼び下さり感謝しております――竹中直人”

moviemasakosub_masako_takashima©︎2019 Masako, mon ange.

また共演した高嶋政宏*さんといった俳優陣、カメラマン、映像監督、ヘアメイクアップアーティスト、ライター、スタイリスト、モデル仲間…。彼ら、彼女らの証言がひとつひとつプリズムのように重なり、雅子さんの姿が浮かび上がってきます。

moviemasakosub_masako_tamayo©︎2019 Masako, mon ange.

モデル仲間の石井たまよさんも近くで雅子さんのキャリアを見てきたからこそ、その強さとプロ意識を振り返っています。さらに我々『美的』を発行する小学館の編集者以外にも、宝島社や集英社といった出版社の編集者たちがコメントを残しています。インタビュー当時の録音音声からも仕事に対するプロフェッショナルな姿勢や強さが伝わってきます。

 

moviemasakosub_masako_anju©︎2019 Masako, mon ange.

写真家・安珠さんがとらえた20年以上前に撮影した新人時代のポートレートや、鮮烈な“和”が当時斬新だった『an・an』のページなど美しいカットが映画を彩ります。本作のメインビジュアルの椿の花を背景に少女の様な無垢さを感じさせるポートレートは、今なお新鮮に彼女の魅力を伝えています。

 

“『an・an』の雅子さんのページを切り抜いていた女子大生は、新入社員として編集長に雅子さんを紹介いただいたとき、随分緊張したものでした。
お仕事を共にするようになった際も、仕切りの悪い新米エディターをさりげなくフォローしてくださり、お昼ご飯のお蕎麦屋さんの予約までしてくださっていました。慌ててお礼をいうと「あそこのお蕎麦が食べたかったから」と涼しい顔をするのが雅子さんらしさ…。
最後にお目にかかったのは麹町のカジュアルなフレンチレストラン。映画のポスターが貼られた暗い店内で凛とした美しさを放っていました ――美的.com 編集長 能 聡子”

時代を越えた雅子さんの美しさと共に、彼女の仕事を通じて雑誌業界また映像業界、クリエイターとして駆け抜けた時代の空気を感じられる1本です。
劇場でぜひご覧ください。

moviemasakosub_masako3-1
映画『モデル 雅子 を追う旅』
2019年726日(金)よりUPLINK吉祥寺ほか全国順次公開

・配給: フリーストーン

出演:雅子
インタビュー出演(登場順):遠藤真理、安珠、富川淳子、今井恵、佐藤史子、田村翔子、藤井かほり、樋上公実子、畠中鈴子、吉田佳代、髙嶋政宏、神林茂典、柴岡秀和、中田秀夫、高橋ヒデキ、吉川陽子、油川ヨウコ、栗坂直子、矢田部吉彦、片江佳葉子、田中正子、石井たまよ、三好和美、竹中直人、石田博雄、井下香苗、岡本敬子、安田晴美、一戸みずの、小暮美奈子、高野緑、荒井博子、中村のん、伊久美亜紀、永塚克美、櫻井尚子、木村東吉

監督・プロデューサー:大岡大介

*高の正式表記ははしごだかです。

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