大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
■ブログ:http://yukiishihara.com/
■Instagram:@yukiishihara1112
神戸の市街地を見下ろす摩耶山でディープな山歩きを堪能し、疲れがでてきたところで、関西のお湯どころ「有馬温泉」へ。
六甲山の大自然に囲まれ、四季折々の情景を楽しめる有馬温泉は、日本三古泉として有名なほど歴史は古く、7世紀に舒明天皇や孝徳天皇が滞在したという記録も残っているくらいです。
神戸から車や電車で約30分、大阪からも約1時間というアクセスの良さもあり、平日にも関わらず、この日もお客さんがいっぱいでした。
山間地にあるため、温泉街は坂道が入り組み、まるで迷路のよう。
有馬温泉には、赤褐色の「金泉」、無色透明の「銀泉」という2つの種類の温泉があります。
どちらか1つを選ぶとしたら、やはり珍しい「金泉」に入ってみたいですよね。金泉は水よりはるかに塩分濃度が高く、舐めると塩辛いのが特徴。その塩分が肌に薄い皮膜を形成し、保湿効果は抜群です。
さらに、体を芯から温めるので冷え性に効果的ですし、湯冷めしにくい…など、キレイになる旅のテーマにもぴったり! 山歩きで冷えきった身体も、芯からポカポカに。
ただ殺菌力が強いので、そのままお風呂から上がると浴衣に色が染まったり、皮膚への刺激が強すぎる場合があるので、上がり湯を浴びるのをお忘れなく。
その「金泉」をユニークな方法で堪能できるのが、源泉かけ流しの歴史ある温泉宿「陶泉 御所坊(とうせん ごしょぼう)」。
御所坊には、“半混浴式”半露天の大浴場があり、このように外側から見るとわかりやすいのですが、大きな湯船が男女で仕切られ、外の景色が眺められる奥に進むと敷居が低くなっています。
茶褐色の濁り湯のため、身体がお湯に浸かっている部分は全く見えないので、男女で話しながら入浴ができたり、彼と「そろそろ出よっか~」なんて会話まで可能。
今回の私のように日帰り入浴のみも可能ですが、御所坊自慢の山家料理や鉄板焼きメニューを堪能できるランチ+入浴のプランも人気だとか(入浴は、宿泊客・食事セットでの予約優先)。
有馬温泉には、老舗旅館のほかに、市営の「金の湯」「銀の湯」などの立ち寄り湯がいくつかあるので、気軽に色々なお湯を楽しめるのも嬉しいですね。
こじんまりとした温泉街なので、街歩きがしやすいのもポイント。手ぬぐいなどのお風呂グッズから、有馬温泉名物「カメ印美肌石鹸」に、シートマスクや入浴剤など、ちょっとしたお土産にぴったりの美容アイテムも多く揃っています。
市街地からのアクセスが良く、日帰り入浴も、ゆっくり滞在も選べる有馬温泉で、疲れた身体をほっと休めてみては?
<取材協力>
※有馬温泉 陶泉 御所坊>>http://goshoboh.com/
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