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2023.10.7

シシド・カフカさん「想像通りではない人生。フレキシブルに楽しめる自分でありたい」

黒髪の美女がド派手にドラムを打ち鳴らし、最後にひと言「ハラペコ」。2013年、江崎グリコ「プリッツ」のCMで見せたシシド・カフカさんの強烈な個性は、今でも記憶に新しい。それから10年、凛とした美しさはより深みを増し、今やミュージシャンとしてだけでなく俳優、プロデューサーとしても大活躍。常に攻めの姿勢を貫くシシドさんの、美の秘訣を探りました。

シシド・カフカ 端正な美と、しなやかな生き方

大切なことが分かると「なんでも良いよ」も言えるようになった

自分軸がある人。唯一無二の存在感を放つシシドさんを見ていると、そんな印象を抱く。でも「最近になってようやく、自分の心と素直に向き合えるようになった」という。

「昔は、全てのことに対して白黒はっきりさせねば! と思っていたんです。本当はどうでもいいことまで明確な答えを出そうと、考えすぎてしんどくなることも。だけど経験を重ねるうちに、自分にとって大切なことだけYES・NOをはっきり言えれば、あとは割となんでも良いと思えるようになりました。ここぞという時だけ自分で決める。それ以外は『うん、なんでもOK!』って流れに身を任せてみるんです。もしかしたら失敗するかもしれないし、予想以上に面白いことが起こるかもしれない。そういう生き方も、刺激的で楽しいはずですから」

予定通りにはいかない人生。フレキシブルに楽しめる自分でありたい

2023年9月にはハードロックバンドの結成を発表。「面白そう」の直感を見逃さず、つねに新たな1面を見せ続ける。

「自分でもこんな人生になるとは想定外で、ドラムボーカルや役者になるなんて夢にも思っていなかった。だけどいざやってみると楽しいし、意外と私はフレキシブルに動くほうが性に合ってるのかもしれませんね。だからこの先も『こうしなきゃ』とがっちり決めこむのではなく、想定外を楽しむような感覚でいたい。人との出会いで与えていただいたものと、自分がやりたいと思ったこと、この両方をいつでもチャレンジできる自分でいたいと思っています」

最近は、自身がコンダクター(指揮者)を務めるリズム・イベント「el tempo(エルテンポ)」の活動でも注目を集めるシシドさん。アルゼンチン・ブエノスアイレス発、100種類以上のハンド・サインを駆使した打楽器の即興アンサンブルという新しい音楽体験を、日本でも多くの人に楽しんでもらいたいと語ります。

 

「el tempoが届ける音楽は、“完全即興”のヒリヒリした緊張感が大きな魅力。自由な音楽スタイルで、楽譜や決まったメロディはありません。指揮者の私の出すハンドサインによって、ライブごとにまったく異なるリズムが生まれます。聴いているうちに『一体何が起こってるんだ?』『次はなにがくるの?』と、魔法にかかったような感覚を味わえる音楽なんです。ライブ会場では自由に体を動かしたり、踊るのも大歓迎! el tempoがつくる音の空間に、ゆったり身を委ねてみてください。発祥の地・ブエノスアイレスでは、会場内で演奏を聴きながら卓球やヨガ、パン作りをしている人までいるんですよ! el tempoの音楽も、そんな日常生活の1部になれたらなと思っています」

シシド・カフカ’s Beauty tips 6

心、肌、体…シシドさんの美を構成する6つの要素とは?

1. BODY & SKIN  汗かいた後が一番美肌

「運動は大の苦手。激しいトレーニングはせず、朝晩に簡単なストレッチをする程度です。でも日常的に汗はたくさんかいています。夏でも湯船につかったり、ドラムを激しく叩いたり…ぽたぽた滴るくらい汗をかいた後が、一番肌がキレイだなって感じるんです」

2. FOOD 朝からたっぷり丼物

「食事は『朝たっぷり』派。朝食に丼物と味噌汁を食べることが多く、最近ハマっているのは玄米の上に豆腐、納豆、ねぎ、みょうがをのせて、めんつゆで味付けするレシピ。食事の時間は決めずお腹がすいたら食べるので、1日2食になることも。朝昼にしっかり食べれば夜でもお腹が空きにくくなり、自然とファスティングにもなるんですよ」

3. HAIR 足すより引く

「デビュー前から8年間、ぱっつん前髪にロングヘアというスタイルを続けてきましたが、精神的にも行き詰まった感覚があって。ある時バッサリショートにしたら、もうイメチェンするのが楽しくて楽しくて! 今はオールバックにしたり、ポニーテールにしたり、気分でヘアスタイルを変えています。ヘアケアは、もともと髪質が丈夫ということもあって、特別なケアはしていません。普段はオールインワンシャンプーでささっと洗うくらいだし、ダメージを減らすためにシャンプーをしない日もあります。あれこれ与えるというより、生まれもった髪の強さを生かすという感覚ですね」

4. MAKE UP  お化粧は味つけ程度

「メイクは“潔く”がモットー。色は基本、黒と赤のみで、アイラインもリップラインもぼかさずシャープに描きます。でもたまにアイラインが綺麗に引けなくて、永遠にやり直していることも(笑)」


「リップはボルドー寄りの深い赤が好み。NARSやジバンシイ、アディクションなど様々なブランドの赤リップを愛用してます」

5. PERFUME “母の香り”をキャビネットに

「自宅のキャビネットに、母から受け継いだ大切な香水があるんです。母が父方の祖母からもらったという古い香水で、もう肌にはつけられないけど、ボトルの蓋を閉めててもキャビネット中に良い香りが広がっていて。たまにその扉を開いて、懐かしい母の香りに癒されています。日常的に愛用している香りは『フエギア』の『アンバー デ ロス アンデス』。この香り、好きすぎて、値上がり前に買い溜めもしたほど!」

 

6. MIND  植物を愛情込めて育てる

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「エバーフレッシュ。夜になると葉を閉じて眠るのが可愛いんです」

「サボテン。和家具が多い我が家は、鉢も和テイストです」

「私の癒しスポットは園芸店! 疲れたなと思ったら、朝一で千葉の園芸店まで車を走らせ、緑に囲まれる1日を過ごします。お店の植物の状態をチェックしながら『あらこの子、元気そうね』なんて眺めるのが楽しくて(笑)。いま自宅では25株(!)の植物を育てていて、今朝も10株以上にお水をあげてきました。植物だけでなく、家族やパートナー、ペットなど、何かの面倒をみることって心の健康維持にもつながりますよね。自分以外に愛情を注げる対象がいると、自分のことでいっぱいいっぱいにならず、精神的にも落ち着くなと思います」

 

NEWS

シシド・カフカ ワンマンLIVE 『11』 10月13日開催

【公演概要】
シシド・カフカ ワンマンLIVE 『11』

日時:2023年10月13日(金) 開場18:00/開演19:00
会場:Spotify O-WEST
料金:オールスタンディング:¥5,500(税込)、小学生~高校生(スタンディング):¥2,000(税込)
※ドリンク代別途

詳しくはこちら

el tempo定期公演 10月26日開催

【公演概要】
el tempo @duo MUSIC EXCHANGE

日時:2023年10月26日(木) 開場:19:00/開演:20:00
会場:Shibuya duo MUSIC EXCHANGE
料金:前売:¥4,800(税込)、当日:¥5,300(税込)
※ドリンク代別途

詳しくはこちら

 

Profile

シシド・カフカ/メキシコで生まれ、アルゼンチンで中学時代を過ごす。ドラムボーカルとして2012年“愛する覚悟”でCDデビュー。女優としても活躍し、フジテレビ系ドラマ「ファーストクラス」(2014)、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」、映画「リボルバー・リリー」(2023)など話題作に多数出演。2018年、アルゼンチン留学でサイン・システムを学んだ後、日本でハンドサインを使用した即興演奏を行なうリズムイベント「el tempo」を主宰。2023年秋には「シシド・カフカ ハードロック計画」が始動。自身がドラムを担当するハードロックバンドを結成することを発表した。

撮影/黒石あみ  取材・文/鬼束真帆

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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