「漫祭！」で大ヒットジャズ漫画「BLUE GIANT」の第1～4巻が今なら無料で読めちゃう！

各電子コミックで小学館の人気＆おすすめ漫画が無料で読める「漫祭！2023」が実施中。その中で注目すべき、大ヒットジャズ漫画「BLUE GIANT」の魅力をご紹介！10月19日までの今なら第1～4巻を無料で読むことができます。

漫祭！2023が開催中

各電子コミックストアで「ミステリと言う勿れ」「葬送のフリーレン」など大ヒット作品を含む、250作品・合計1000冊以上のおすすめ作品が無料で読めるキャンペーン「漫祭！2023」が実施中。話題の映像化作品の原作や読めば思わずハマる作品が盛りだくさん！

10月から始まる特集も見逃せない作品ばかり！

毎週金曜に新しい特集がスタートするので、気になる特集はすぐにチェックしてみて！

第6弾【10月ドラマ化の話題作も！映像化漫画フェア】10月6日～
第7弾【いつ読んでもアツい！大人気少年漫画】10月13日～
第8弾【最新話題作ぎっしり！青年漫画】10月20日～

現在実施中の第6弾のおすすめは今話題の「BLUE GIANT」

ジャズを題材とした、石塚真一による漫画『BLUE GIANT』。今年2月に公開されたアニメ映画が大ヒットした今注目されている作品です。タイトルを聞いたことがある人も多いのでは？

主人公は、ジャズに魅せられた宮本大。仙台で暮らす高校生の彼は、雨の日も雪の日も川原でテナーサックスを吹き続け、やがて世界一のサックスプレイヤーを志します。全10巻の『BLUE GIANT』では、東京へ上京した彼がジャズトリオ JASS（ジャス）を結成して、高みを目指す姿が描かれていきます。ジャズのことがまったくわからなくても大丈夫！若き男子たちがぶつかり合いながらお互いを高め合う、熱く儚い青春ドラマに、必ずや心を奪われるはず。

JASS メンバープロフィール

右上：沢辺雪祈、中央：宮本大、右下：玉田俊二

宮本大（みやもとだい）
仙台出身。高校ではバスケ部に所属。ジャズに出会うとその自由な魅力に魅せられ、世界一のジャズプレイヤーを目指す。来る日も来る日も独学でテナーサックスの練習を続ける、まっすぐな熱血漢。

沢辺雪祈（さわべゆきのり）
長野出身。4 歳からピアノを始め、18 歳とは思えぬ優れた実力を持つ。甘いマスクで女性からもモテるが、ジャズのことばかりを考えるがあまり、周りにシビアになってしまう一面も。

玉田俊二（たまだしゅんじ）
大の高校の同級生。元サッカー部。上京して大学に進学するも、自身の部屋に居候として転がり込んだ大を介してジャズの魅力に目覚め、ゼロからドラマーとして猛練習を始める。

ソウルメイトな男子たちの名場面3選

ジャズの経験値や考え方がまったく異なるJASSの3人は、それぞれの意見をぶつけ合いながらプレイヤーとしても、バンドとしても成長していきます。ここでは、エネルギーに溢れた青年たちの名場面をピックアップしてお届け！

上京し、慣れないバイト生活に明け暮れる大。ある日訪れたジャズバーで、左手だけで凄味のある演奏をしてみせたピアニストの雪祈に釘付けになります。「オレしか出せない音を出すことに必死」と豪語する大を、雪祈は生意気に思いながらも光るものを感じ、「オレと組もうぜ」とバンド結成を持ちかけますが、続けて「ヘタなら即クビ」「才能があったら踏み台にする」と言いたい放題。大は戸惑いながらも、彼の並々ならぬジャズへの情熱を感じ、雪祈の提案に乗ります。正反対に見える2人ですが、音楽に懸ける思いの強さが彼らの共通項なのです。

↑ 5巻より
大のサックスを初めて聴き、彼の重ねてきた努力を想像して涙を流す雪祈。一見無礼にさえ見える自信家の雪祈ですが、純粋な心を持っていることがよく伝わるシーン。

観客を前にした初ライブを終え、自分のあまりの実力の低さに落胆する玉田はスランプに…。そしてそれにつられて、大の演奏からも強い音が失われてしまいます。三者三様に悶々としていたJASSは、ある日のライブでまさかのケンカ！雪祈が演奏中の大に「その入り方飽きたわ！ もっかい!!」とけしかけ、別のフレーズに切り替える大に、「それも1万回聴いたわ!!」とさらにダメ出し。破天荒な展開ですが、それによって大は覚醒したような演奏を見せました。その後 JASS のライブはさらに評判を呼び、着々と動員を増やしていきます。

↑ 6巻より
曲中に喧嘩を始める大と雪祈。大は力強いソロを吹き、勢いを回復させていきます。

ある日雪祈は、自分はじっくりと練り上げていく作曲が好きだと自覚したことを語りつつ、「大は考えちゃダメだ。お前は考えず、何万回でも客の前で死なねえと」と大に真摯に伝えます。同じバンドに属していても、それぞれに適性や目指すところは異なるもの。お互いを深く理解しているからこそ出る言葉でした。

ジャズは一生同じメンバーと組むジャンルではないので、大はJASSとして過ごす日々は有限であり、それぞれに目指すべき場所があると考えています。だからこそ『BLUE GIANT』は刹那的な輝きを帯びた胸が締め付けられるエピソードが凝縮している物語。クライマックスでは、大舞台を間近に控えたJASSに衝撃の展開が…。

↑ 10巻より
「自分の才能が怖くて寝られない」と冗談めかして語った後、真剣な表情で「大は考えちゃダメだ」と伝える雪祈。

『BLUE GIANT』ここもアツい！

まだまだ『BLUE GIANT』の目が離せないポイントをご紹介。原作を読むときにも注目してみて！

“音が聞こえる”ライブシーン

「音が聞こえる漫画」と称されることも多い『BLUE GIANT』は、演奏シーンの描写が大迫力！ JASS が心を通わせていくほどに 3 人の演奏の息が合っていく様からも目が離せません。

↑ 6巻より
初の JASS のライブ「18歳のジャズナイト」。観客は店長を入れてもわずか4人だったが、圧倒的なライブでジャズを知らないサラリーマンの度肝を抜きました。

大を支える温かい家族

大と家族との温かい関係性も本作の魅力。大が10歳の時に母を亡くして以降、宮本家は互いを温かく支え合って生きてきました。息子が「ジャズプレイヤーになりたい」と突然伝えても、「とことん、おもいきりやれよ」と即座に背中を押す、器の大きな父。そして初任給をはたき、弟にサックスをプレゼントした兄。思わず涙を誘われるシーンが満載です。

↑ 1巻より
細かいことは何も聞かず、夢を追う大の背中を押す父。サックスプレイヤー・大の原点、仙台編1 巻から 4 巻の後半までは、大がJASSとなる前、仙台で高校生としての日々を送る様子が綴られています。大にジャズの基本を教える師匠との師弟関係や淡い恋模様も見どころ。原点といえる仙台編も、もちろんじっくりと読み込んでほしいところ！

↑ 3巻より
文化祭のステージに立ち、ジャズを知らない生徒たちを熱狂させた大。

注目キャラをもっと深掘り！ 雪祈に学ぶ“内面の美しさ”

美的読者に注目してほしいキャラクターは、ピアニストの雪祈。繊細な美形の青年といった印象の彼は、ひと言で語りきれないさまざまな魅力に満ちています。物語の前半では、自信家でプライドの高い面が際立っていた雪祈。そんな彼の人間性の深さが表れるのが、第56話からのエピソード。憧れのライブハウス・ソーブルーへの出演を叶えるべく、雪祈はツテをたどり、事業部担当者の平をライブに招待することに成功します。
しかし平は、雪祈の態度や行動に漂う高慢さを見逃さず、「君はソロができないのか？」「君は音楽をバカにしてる以前に、人をバカにしてるな」と厳しい指摘。打ちのめされる雪祈ですが、平がとことん指摘してくれたことに感謝し、心を改めていきます。そして自分をさらけ出したプレイをできるようになるため、2 日間寝ずにピアノを弾き続けるという努力も。
自分の驕りを認め、ストイックに練習に打ち込む彼の内面の美しさは、とってもまぶしい！

↑ 7巻より
憧れのライブハウス・ソーブルーの平に、態度から厳しく指摘されてしまう雪祈。落ち込むも、「あそこまで言ってくれるか？ あの人、いい人だな…」と受け止めるところに彼の心の美しさが表れています。

↑ 8巻より
平の言葉を受けて反省し、ライブ後にサインを断ってしまった紳士の行方を探す雪祈。彼の誠実さが伝わってきます。

↑ 8巻より
なんとかスランプから脱出しようと、丸2日間ピアノを弾き続けた雪祈。

漫祭！2023で『BLUE GIANT』も無料で読める！

現在、各電子コミックストアでは、10月6日から「10月ドラマ化の話題作も！映像化漫画フェア」と題し、『BLUE GIANT』などの映像化で話題となったマンガを一部無料公開。『BLUE GIANT』は10月19日までの間、第1～第4巻を無料で試し読みすることができるので、この機会に『BLUEGIANT』の世界を知るチャンスです！

ビッグコミックス『BLUE GIANT』全10巻／小学館 石塚真一

ジャズに心打たれた高校3年生の宮本 大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。
世界一のジャズプレイヤーを志す青年の、出会い・成長・挑戦の物語。

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。