吉田美月喜さん「ステイホーム中に睡眠をしっかりとっていたからか、まつげが伸びた気がします(笑)」|映画『あつい胸さわぎ』スペシャルインタビュー
女優の吉田美月喜さんが主演をつとめる映画『あつい胸さわぎ』が公開されるにあたって、吉田さんの思いを教えていただきました!
レッドカーペットは夢みたいでした。肌のため、葉野菜をしっかり食べています。
「何cmですか!?」と思わず聞いてしまった程、吉田さんの表情豊かな長いまつげにくぎづけになった。
「ステイホーム期間に睡眠時間をしっかりとっていたからか、伸びた気がします(笑)。オーディションのときのセルフメイクでは、マスカラもあまりつけず、ナチュラルな感じにしているんです」
そのオーディションで得たのが主演映画の千夏役。18歳で若年性乳がんと診断される役だが、今作は闘病映画とは違う。乳がんをきっかけに、家族や初恋、職場の人間模様や社会的弱者など、さまざまなテーマが絡み合っていく。
「皆それぞれに葛藤があるのですが、千夏にそっと寄り添ってくれるんです。台本を読んだ後、とても温かな気持ちになり、ぜひ千夏を演じたいと思いました」
乳がんで胸を失うかもしれない現実は、希望ある18歳には過酷。どう生きればいいのか、恋はできるのか。千夏の叫びは決して他人事ではない。
「私も千夏も18歳。大人でもなく、子供でもない年齢で、でもひとりでは答えが出せなかったりもします。私が千夏の立場だったら戸惑うだけですし、その気持ちのまま演じようと思いました。今作はいろんな人の思いが描かれていて、見る方の視点で必ず感じる部分があると思うので、多くの方に見てもらいたいです!」
今年も映画が2本公開されるなど、注目作に多く出演。時々、自分を見失いそうになると思い出すのが、「何のために仕事をしているのか」ということ。
「オーディションに落ちてくじけそうになったり、この仕事は向いていないのかなと思う度に、(母親役で共演した)常盤貴子さんみたいな芯のある素敵な大人になりたい、作品を通して喜びを届けたいという気持ちを思い出すと、また前を向けるんです」
今作で東京国際映画祭のレッドカーペットを歩き、「体感1秒くらいで、夢みたいだった」と言う吉田さん。美容にも関心が。
「田中みな実さんの美容動画などを見ていると、私もキレイになりたいと思います。最近、葉野菜を食べる量を増やしたら肌の調子が落ち着いてきました。食って大事ですね。今の時期は春菊が最高です!」
It’s my it!
「水の天使」のオールインワンジェル
混合肌のケアが悩ましかったのですが、このジェルひとつにして、食事のバランスをとるようにしたら、肌が安定してきました!
母とお風呂でのおしゃべり
私が湯船につかり、母が縁に座り、その日のことを話す時間が好きです。愛犬チョコと戯れる時間も癒しです。
PROFILE
よしだ・みづき/2003年東京都生まれ。
’17年に芸能界入り。ドラマ『ドラゴン桜』第2シリーズ、Netflixドラマ『今際の国のアリス』などに出演し、’22年は映画『メイヘムガールズ』に主演。’23年は映画『パラダイス/半島』、主演映画『カムイのうた』が公開予定。
【Movie】『あつい胸さわぎ』
(C)2023映画『あつい胸さわぎ』製作委員会
港町で、母・昭子と暮らす千夏。小説家を目指して入った芸大での創作小説に、初恋相手との苦い思い出を綴り始めた。そんなある日、千夏に乳がん検診の再検査通知が届く──。
監督:まつむらしんご 出演:吉田美月喜、常盤貴子ほか
1月27日公開
『美的』2023年3月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/田中陽子 スタイリスト/岡本純子 構成/松田亜子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。