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2022.11.26

【老けない心の育て方】好奇心の偏差値は20代並み!天野佳代子さんの若さの根源とは?|美的GRAND

料理、ガジェット、エンタメ…突き詰めるまで徹底追求。美容ケアだけではない彼女の若さの根源は興味を寄せる “物” “事”にありました!

好奇心の偏差値は20代並み!
老けない心の育て方

美容ジャーナリスト・美容評論家の天野佳代子さんを知る人は言います。「どんなことも、年齢差を感じずに話せる!」と。好奇心に正直だから、常に自分にワクワクできて、老け込んでいる暇なんてない。そんな天野さんが今ハマっていることをご紹介します。

老けない心の育て方【料理編】

「パンとスパイスカレー。誰かに食べてもらうと上達していきます」

子供のいる友人宅へは、クッキーなどを焼いてもっていく天野さん。喜ぶ顔がうれしくて、「もっと違うものを届けたい」と作り始めたのがパンでした。そして無事、パン作りの沼落ち。今ではパンが食べたくなると、買いに行かず自分で焼くという本格派。

「知人宅でのごはん会に焼きたてをもっていくと、どんな手土産よりも盛り上がるんです。面白くなって作り続けていたら、上手に焼けるようになって。料理は人に食べてもらうと上達しますね」

カンパーニュや食パン、デニッシュやシナモンロール…と、週末ごとにさまざまなパン作りに挑戦。小麦粉も種類を変えて作ることもある程のこだわりよう。

「失敗しても、原因を追求するのが楽しくて。糖質が気になるときは全粒粉たっぷりのパンを焼きます。パサパサで食感も重めですが、トーストするとおいしいんです」

同じくハマったスパイスカレーも、スパイスとレシピ本を買い、片っ端から挑戦。バターチキンカレーや、ほうれん草を使ったサグカレーがお気に入りです。

「スパイスは漢方薬として使われてきたものなので、美容と健康にもいいんですよね。パンもカレーも夢中になって作っていると気分転換に。リフレッシュできて、しかもおいしいなんて最高です」


菓子パンも食事パンもおいしく焼けるまで探求
チョコレートを練り込んだチョコローフ。ツイスト成形にハマった時期はねじりパンばかり作ったりと、納得いく仕上がりになるまで作り続けるそう。(本人撮影)

ストウブの鍋はパンやカレー作りでも活躍
左/ストウブの鍋は、池田愛美さんの『ストウブでパンを焼く』(誠文堂新光社)をきっかけにパン作りでも活躍。

右/スパイスカレー用のスパイス。スパイスカレーはフライパンで、無水カレーや、カレールーを使った“お母さんカレー”はストウブで作る。

老けない心の育て方【ガジェット編】

「ガジェット好きが高じてカメラ沼にハマる。タブレットは3台もち。好きなガジェットで日々がより楽しみに」

カメラの設定を調整して、撮影に没頭。そんな天野さんの姿は、『美的グラン』編集部でよく見かける光景です。実はここ数年、カメラ沼にハマり中。きっかけは、インスタグラムの撮影でした。

「いいカメラを使うと、楽しく撮影できそうだなと思って。私はモノにこだわるとやる気が出やすいんです」

実は、元来のガジェット好き。,80 年代の電子手帳に始まり、ご主人が遺したパソコンを使いこなそうと一念発起してから、今やタブレットは3台を使い分けるまでに。ハマると、とことん追求したくなる性分。ソニーのデジタル一眼レフカメラを購入してからは、週末の度に秋葉原でレンズを物色していました。

「イメージどおりに撮れるのが楽しくて、設定をいろいろ変えて撮影しています。私は撮った写真よりも、カメラを使うことに興味があるみたいです」

20代の頃に行ったバス旅行で、乗客の女性がカメラのフィルム交換を何度も頼んできたとき、「何事も人に頼らずにできる大人になろう」と決意したことが。

「苦手だからと挑戦しないのはもったいない気がします。自分でやってみると新しい世界が広がることも。私はカメラにハマってから見える景色は美しく、日々はより豊かになっている気がします」


愛機はソニーとライカ。どこに行くにももち歩く
カメラマンの友人に教えてもらいながら撮影を楽しんでいる。
「木々の緑や夕日、なぜかシャンパングラスもよく撮っています…。先日、ライカM11を購入。今行きたいのはドイツのライカ本社のギャラリー!」(写真は本人提供)

3台のタブレットをオンとオフで使い分け
左から/iPad Proは仕事用、iPad Airは家でエンタメやレシピを見る用、iPad miniはノート代わりに。

「ジムではminiでドラマを見ながらウォーキングしています」

老けない心の育て方【エンタメ編】

「オンとオフの切り替えはエンタメ作品で。仕事から完全に離れる時間があると、リフレッシュできます」

国内外のドラマは「1日1話でも観たい」という天野さん。それは、気持ちを仕事モードから切り替えるため。

「締め切りのことなど、常に頭のどこかに仕事のことがあるので、1日のうち、仕事から完全に離れられる時間が欲しくて。映画やドラマや本は別の世界に連れていってくれますし、観たり、読んだりしている間はよけいなことを考えないのでリフレッシュできるんです」

舞台も好きで、最近も本誌表紙に登場した天海祐希さん主演の『広島ジャンゴ』、麻生久美子さんが出演した『ドライブイン カリフォルニア』などを観劇。

読書はkindle端末で。光が目に直接入らない構造などで目に優しいと聞いてから愛用しています。

「仕事ではパソコンを使ったり、原稿を校正したりと目を酷使しているので、負担を軽くしたくて使い始めました。エンタメ作品の世界に没入して気持ちを切り替えることで、今日が楽しくなり、また明日頑張ろうと思えるんです」

作品に触れているのはひとときでも、観終わると、頭の中や気持ちに少し余白が生まれ、ふと、アイディアが浮かぶことも。エンタメは、天野さんの活躍の源かもしれません。


ジャンル問わず、気になる作品を楽しむ
最近観て良かったのは、映画『エルヴィス』、レディー・ガガが圧巻だった『ハウス・オブ・グッチ』や『キャラクター』。ドラマ『今日から俺は!!』は好きすぎて何度も観ている。韓国ドラマでは『39歳』に感動。

読書はkindleでの電子書籍が中心
写真がない小説は目に優しいkindle端末で読む。
「お風呂にももち込んでいます。最近は宇佐見りんさんの小説『推し、燃ゆ』が面白かった!」

没入感を高めてくれるワイヤレスヘッドフォン
ドラマなどは夜、深い時間に見ることが多いので、ヘッドフォンを使用。ソニーのブルートゥースヘッドフォンは遮音性が高く、作品の世界に没入できる。

老けない心の育て方【ファッション編】

「ベーシックなシャツに、控えめなジュエリー。トレンドに関係なく、自分らしいスタイルを続けています」

ガジェットは最先端。けれどファッションはベーシック偏愛。天野さんは臆面もなく言います。「おしゃれは苦手」と。

「素敵に着こなせないという負い目がずっとあるんです。華美なアイテムが苦手で、編集者という仕事柄、目立ちたくないという思いも強くて、服自体に情報が多くないものを選んできました」

とはいえ、仕事で華やかな場所に出ることも多い。編集者として、できる自分も演出したい。撮影では、動きやすいスタイルがいい…。そんな中でたどり着いたのが、シンプルなシャツスタイルでした。白、黒、ブルー、ストライプとボウタイ。これが、天野さんが愛してやまないシャツの条件。そのシャツ愛の原点は、憧れの女優、ダイアン・キートン。

「白シャツのようなトラッドなアイテムも、彼女がさらりと合わせると素敵で憧れます。シンプルなシャツは、清潔感と品があって、今や私の戦闘服。ボウタイは、唯一の華やかポイントですね」

合わせるアクセサリーは、シンプルなフープピアスかひと粒ダイヤです。

「顔周りをさりげなく華やかに見せてくれるんです。ファッションはずっと同じスタイルですが、身につけていて心地よく、自分らしいと思えるものを堂々と、自由に着続けたいですね」


勝負服はセリーヌのボウタイブラウス
メディアに出るときの定番はセリーヌのシルクシャツ。
「生地が柔らかくて心地よく、女性らしくエレガントでありながら、きりっとした感じにも見せてくれます」

フープピアスとひと粒ダイヤは永遠の定番
いくつももっているフープピアス(左)は、「マスクにも引っかかりにくくて楽。私の肌に合うゴールドを選んでいます」。スタイルをさりげなく格上げしてくれるひと粒ダイヤのピアス(右)は、ティファニーが多い。

『美的GRAND』2022秋号掲載

撮影/熊澤 透 ヘア/hiro TSUKUI(Perle) メイク/KIKKU スタイリスト/カドワキジュン子(impress+) プロップスタイリスト/chizu 取材・文/松田亜子 構成/杉浦由佳子、大塚真奈美

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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