ハリー・ウィンストンのダイヤモンドが放つ「個性を活かす唯一無二の輝き」【グラン世代を美しくする「肌映えウォッチ＆ジュエリー」第4回『ハリー・ウィンストンのダイヤモンド』】

まばゆい光を放つハイブランドのアイコン的ジュエリーや、時を刻む以上に『所有する喜び』を感じられる名作時計。スタイリストの青木貴子さんがセレクトする、グラン世代の肌や顔立ちをより魅力的に見せる憧れのアイテムたち。毎月お送りするこの連載で、お気に入りの一品が見つかりますように。【グラン世代を美しくする「肌映えウォッチ＆ジュエリー」第4回『ハリー・ウィンストンのダイヤモンド』】

cut02_107 ブレスレット／ラウンドカット・テニスブレスレット（PT、ダイヤモンド）￥2,827,000
ピアス／ラウンドカット・イヤスタッズ（PT、ダイヤモンド各約0.5ct）￥2,321,000
リング／トラフィック・アクセント・バンドリング（PT、ダイヤモンド）￥1,265,000～
（すべてハリー・ウィンストン／ハリー・ウィンストンクライアントインフォメーション）
ブラウス￥79,200 （マックスマーラ／マックスマーラジャパン）

「いつか」ではなく「今すぐ」手に入れるべきエターナルな輝き

さりげなく着けているだけなのに、目を引いてしまう……。ハリー・ウィンストンの『ラウンドカット・テニスブレスレット』と『ラウンドカット・イヤスタッズ』はそんなアイテム。究極の洗練、そして誰もが永遠に憧れるジュエリーです。

シンプルなデザインだからこそ要になるのはダイヤモンドそのものの輝きとシェイプ。
まずはハリー・ウィンストンのダイヤモンドの輝きの素晴らしさ、その所以について触れましょう。

ハリー・ウィンストン氏は宝石店の息子として生まれました。幼少の頃から類まれなる洞察力と審美眼を発揮、わずか15歳で宝石を扱う道へと入って行きました。その後1920年には「プレミア・ダイヤモンド」社という会社を立ち上げダイヤモンドビジネスを開始。競争の激しい業界で戦い抜く術として彼はエステート・ジュエリー（かつて誰かが所有していたジュエリー）のオークションに着目します。持ち前の審美眼を活かし可能性を秘めたダイヤモンドを次々に獲得、そしてそれらに新しいカットやセッティングを施しモダンで魅力的なジュエリーに生まれ変わらせる魔法をかけ続けました。それが瞬く間に話題となり、たちまち彼はハイジュエリー業界のリーダーとしてのポジションを築き上げて行きます。

満を持して1932年、自らの名前を冠した「ハリー・ウィンストン」社を設立、デザイン・製作・販売に至るまで全てを担うスタイルがここで確立されました。以後、世界的に有名で貴重なダイヤモンドを次々に獲得していく輝かしいキャリアをスタート、世界の稀少なダイヤモンドの1/3以上を所有する程になった頃、人々は彼を「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ぶようになったのだそう。以来、ロイヤルファミリーやハリウッドスター、そして多くの人々を魅了する最高級ジュエリーや時計を提供し続けているのは周知の通り。

彼は人間と同様、ダイヤモンドにも個性こそが大切と考え、そのカットやセッティングには十分時間をかけ、その石の輝きを最大限に引き出す作業を施すことを信条にしていました。その精神と工程は今でもしっかりと守られ引き継がれています。だからこそ輝きと完成度が保たれた、美しいダイヤモンドジュエリーが作り出され続けているのです。

『テニス・ブレスレット』と『イヤスタッズ』は、選び抜かれたダイヤモンドの美しさを放つのにもっともふさわしいアイテム。そのデザインの潔さは凛とした美しい女性像を演出します。ナチュラルな肌にも、ドレスアップしたメイクにも寄り添い、オールマイティにその時々の美しさを増幅してくれる。一見何でもないようなデザインなのに最上の存在感を醸す、まさに最強アイテム。いずれもシンプルであるが故、ほかのデザイン性のあるジュエリーにときめいてしまい、いつかは欲しいけど………と後回しにされてしまいがちな面も。でも多くの人がなかなか踏み切れないからこそ、着けている人が輝いて見えるのも事実。

「極上のダイヤモンドは何代にも渡り引き継がれる財産である」とはハリー・ウィンストン氏の言葉。何代も引き継げるほどの魅力とパワーにあふれたダイヤモンドには、身に付けているだけで高級クリームと同じくらいの心的美的効果が期待出来そう。「いつか」なんていうのはもう封印、綺麗になるなら「今」！　時代にもスタイルにも左右されないシンプルな輝きこそ、大人の女性を引き立ててくれるまさにブリリアントピースなのです。