これはマネするべき!京都の舞妓さんが「絶対にやらないこと」3つ
京都の街を歩いているとき、運が良ければ出会える”舞妓さん”。京都には祇園甲部や宮川町、先斗町、上七軒、祇園東といった舞妓さんがいる5つの花街があり、京言葉や花街のしきたり、唄、踊り、三味線など厳しい芸の修業を経た彼女たちが宴の席でおもてなしをしているというのは、みなさんご存知ですよね? 「一見さんお断り」といった制度があり、簡単には会うことができない高嶺の花的存在であるのも有名な話。
近頃は、京都旅行の思い出にと舞妓さんの衣装や化粧をほどこし”舞妓体験”をさせてくれるお店があるので、その格好のまま神社やお寺を参拝している人をよく見かけますが、修行を積んだ本物の舞妓さんとはちょっと違うような……。
”はんなり”という言葉がピッタリの日本美人の舞妓さん。その所作には、現代女性が見習うべきものがたくさんあります。そこで今回は、私たちでもすぐにできる”舞妓さんがやらないこと3つ”を、ピックアップしてお伝えしていきたいと思います。
■1:人前で携帯電話を使わない
舞妓さんが生活をする置屋では、携帯電話を持つことを禁止しているところと、許しているところがあります。どちらにしても、舞妓さんは決して人前で携帯電話を使いません。
食事をしているときにFacebookやブログを更新する人が多い時代ですが、このような場で携帯電話を使うのは相手を置き去りにする失礼なこと。四六時中携帯電話を気にしている人は、舞妓さんを見習って携帯離れをしてみるのもいいかも!?
少なくとも食事中は、緊急の連絡などはその場でするのではなく、席を外してからにしましょう。
■2:歩きながら会話をしない
舞妓さんのしきたりで、歩きながらの会話は禁止されています。ですので、誰かに話しかけられたりあいさつをするときは、必ず立ち止まるのだそう。
友達と話しながら歩くのは楽しいですが、盛り上がりすぎて大きな声を出したり、道に広がって他の通行人に迷惑を掛けてしまったことはありませんか? また、すれ違いざまのあいさつは立ち止まってするのがマナーなのですが、できる人は意外と少ないそう。きちんとあいさつができると相手に好印象を与えるので、さっそく取り入れてみては?
■3:コンビニやファーストフード店に行かない
舞妓さんは「舞妓のイメージが崩れるから」という理由もあり、日本髪や着物姿でコンビニやファーストフード店には行かないそうです。
これは、舞妓さんだけではなく女性全般にいえることなのですが、美しい女性がコンビニで立ち読みをしたり、お弁当を買っている姿を見ると、イメージが崩れてしまいますよね。コンビニやファーストフード店は便利でいいのですが、ついだらしのない一面を見せてしまいがちではありませんか?
「コンビニやファーストフード店に行かないなんて無理」という時代ですが、「見られているかも」という意識を持つだけで姿勢が正されます。ちょっとした外出でも、美しい女性として周囲の人を幻滅させることがないように気を付けたいものです。
いかがでしたか? これらの日常生活でよくありがちな3つのシーンでは、ちょっと意識をするだけで品の良い女性を演出することができます。日本美人のいいところを忘れないように、暮らしていきたいものですよね。
初出:美レンジャー ライター:高木沙織
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