骨格タイプをセルフチェック! 自分に合った歩き方で通勤&ショッピングしながらボディを引き締め♪
「やせ体質」を手に入れるには、食事制限? それともつらい運動?――いいえ、「姿勢」を整えるだけでいいんです! 費用も広いスペースも道具も不要&今日からすぐに実践できる【歩くだけ】のトレーニングを骨格タイプ別にご紹介! プロウォーキング講師の今村大祐さんにお話を伺いました。
「意識」しながら歩くことでより理想の体に近づける!
\こんな人におすすめ!/
ただ歩くだけで、理想のBODYを手に入れることができたら…。そんな私たちの願いに応えてくれるのが、独自メソッド「歩トレ」で、国内外のモデルやミスコン日本代表を育てるプロウォーキング講師の指導を行っている今村大祐さん。
「大学時代にスポーツ科学を学び、その頃から『歩く』ことに着目。その後、プロのウォーキング講師として活動する中で、日本人には日本人に合った歩き方があること。さらにI・A・X・Vの4つの骨格タイプに分類し、個々に合った歩き方を身につけることで、美BODYだけでなくオーラや魅力まで手に入ることがわかりました。約3か月程で効果が現れますが、より早く実感したいなら気になる部分を『意識』して。運動効率が約3割アップするので、もっと自分の理想に近づけます!」
【Lesson1】誰もが意識するべき基本のウォーキング 7つのポイント
- 口角を上げる
- 首を立てる
- 肩を落とす
- 胸をもち上げる
- おへそ周りを凹ませる
- 内ももを締める
- 爪先を外に開く
「ただ何となく歩くだけではもったいない! 上に示した7つのポイントを意識した『体幹コアウォーキング』を行うだけでも美BODYに近づくことができます。ポイントは歩数よりも、リラックスして正しい姿勢で歩くこと。最初は7つ全部を意識するのが難しいと思うので、できる部分からでOKです。この7つを意識できるようになったら、下の骨格タイプ診断に従って、さらに自分に合った歩き方を実践してみましょう!」
【Lesson2】I・A・X・Vをセルフチェック!骨格タイプ診断で、より自分に合った歩き方が見つかる!
Step1|体全体の印象は?
I□ 筋肉がつきづらく、骨が目立ちやすく上半身と下半身の差が少ない
A □ 上半身は薄く華奢(きゃしゃ)で、下半身にボリュームが出やすい
X □ 胸とお尻にボリュームが出やすく脂肪量・身長にかかわらず、くびれが目立ちやすい
V □ 上半身がガッシリしていて筋肉質だが、ひざ下は細め
Step2|首から鎖骨の特徴は?<
I□ 首が長く、鎖骨が太くて浮き出ている
A □ 首が細く、鎖骨も細くてはっきり浮き出ている
X □ 首から肩にかけて少し厚みがあり、鎖骨はやや細く、うっすら浮き出ている
V □ 首から肩にかけて厚みがあり、鎖骨が太く、浮き出ていない
Step3|ウエストやお尻の特徴は?
I□ くびれが目立ちにくく、腰骨がはっきりしている。お尻は平たく四角く見える
A □ くびれが目立ちにくく、腰の位置も低い。お尻は下にボリュームがあり、逆ハート型に見える
X □ くびれていて、お尻は丸く高い位置から出ている
V □ くびれがあり、腰回りにボリュームがある。お尻は丸く横に広がって見える
Step4|足首のくびれは?
I・A □ 足首がくびれていない
X・V □ 足首がくびれている
\診断結果は…?/
・「I」がいちばん多かった人は…【Iラインタイプ】
・「A」がいちばん多かった人は…【Aラインタイプ】
・「X」がいちばん多かった人は…【Xラインタイプ】
・「V」がいちばん多かった人は…【Vラインタイプ】
【Lesson3】骨格タイプ別「歩トレ」をマスターすれば、さらにスタイルアップ!
骨格が目立ちやすい【Iラインタイプ】は、脚を閉じテンポ良くまっすぐ歩いて!
\お悩みあるある/
・骨や関節が目立ちやすい
・女性らしい洋服が似合わない
・クールでカッコよく見られやすい
- 肋骨を締め両腕は後ろに振る
- 両脚を開かず歩幅を広くとって
- 一直線上を歩くように
「実はファッションショーのモデルに多いのがこのIラインタイプ。自分のもち味を大いに生かして、シルエットが『I』に見えるように脚を閉じてまっすぐ歩きましょう。また、このタイプは肩胛骨(けんこうこつ)がキレイに見えるので、腕を後ろに振って歩くのも魅力アップのポイント。歩幅を広くとり、テンポアップして歩くと、より美人な印象をアピールできます!」
下半身に肉がつきやすい【Aラインタイプ】は、下半身を使って爪先で蹴り出すように歩くのがポイント!
\お悩みあるある/
・上半身は薄くて華奢
・下半身にボリュームが出やすい
・タイトなボトムが苦手
- 上半身が揺れないように
- 内ももをギュッと締める
- 細めの一直線上を歩くように!
「特に鎖骨周りが美しく、首が長く顔も小さいのが魅力。その反面、太ももが外に張りやすく下半身にボリュームが出やすいので、ダボッとしたボトムを選びやすいのが特徴。そんなAラインタイプの人が歩く際に特に意識すべきは下半身。内転筋をしっかり使って、下半身を引き締めるイメージで歩きましょう。ゆっくりめのテンポで歩くことで、柔らかな印象が手に入ります」
くびれがきちんとある【Xラインタイプ】は、腰とお尻を効果的に使うのがコツ!
\お悩みあるある/
・胸とお尻にボリュームがつきやすい
・胸とお尻の下垂が心配…
・洋服によっては太って見られやすい
- 腰とお尻をしっかり使う
- テンポ良く歩くことも意識して!
「Xラインタイプの人は、良く言うとくびれができやすい点。多少太ったとしても、くびれだけはちゃんと残ります。胸とお尻にボリュームがあるのも特徴ですが、垂れてしまってはもったいない! しっかりと腰回りとお尻を使って歩きましょう。胸の位置をしっかり上げ、お尻を締めて落ちないように気をつけてあげるといいと思います」
上半身ががっしりしやすい【Vラインタイプ】は、下半身の細さを強調するように歩いて!
\お悩みあるある/
・二の腕が気になる
・タートルネックが似合わない
・強そうに見られやすい
- 腕をしっかり振って二の腕をシェイプアップ!
- 下半身全体をしっかり締めて!
「全体的に筋肉質で、特に上半身がガッシリと見えやすいVラインタイプ。肩・腕周りが気になるなら、きちんと腕を振って歩くとシェイプしやすいです。Vラインタイプの人がしてはいけないのが、ガニ股になって2本線で歩くこと。そうするとただ太めのゴツい人に見えてしまうので、せっかく細めの下半身はしっかり締めることを意識して歩きましょう!」
『美的』2023年8月号掲載
撮影/藤井マルセル(t.cube) ヘア&メイク/相馬久美子(for blast) モデル/横川莉那 イラスト/きくちりえ(Softdesign LLP) 構成/内田淳子、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
いまむら だいすけ/一般社団法人「プロフェッショナルウォーキング協会」(PWA)代表理事。モデル・コンテスタント指導メンター。著書『歩トレ』(MdN)も話題沸騰中!