ヘアニュース
2021.9.7

スタイリング剤は落とす時のことを考えて選ぶ|あきば美容研究生のメンズ美容塾 vol.61

多くの男性にとって「いつか自分も…」という怯えのひとつである頭皮の悩み。頭皮のケアってちゃんとしなきゃいけないのはわかっているけど、どうやったらいいのかって人に聞けないし、意外とよくわからないですよね。もしかしたらあなたのシャンプーの仕方、頭皮にダメージ与えているかもしれませんよ。

というわけでYouTubeチャンネル『プチプラスキンケア研究所』にて美容情報を発信している美容好き芸人のあきば美容研究生が今月は『頭皮ケア』というテーマでお話をしていきます!質問などがありましたら、インスタグラムのDMからをどうぞ。

シャンプーの役割ってなんでしょう?

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シャンプーの選び方

皆様がシャンプーを選ぶときの基準って何でしょうか?ブランド、TVCMで見たから、安かったから、口コミ…どんなアイテムも一長一短あり、誰にとっても100点満点のアイテムというのはないので、どんな選び方をしても間違いなんてことはありません。ただこの言葉には注意書きがあります。「※あなたにあっているならば」という一言です。

「そんなん言い出したらシャンプーに限らずどんなアイテムだってそうじゃないか」と言う方がいらっしゃるかもしれません。実際僕もずるい表現だなぁと思いながら、その言葉でしか表現できないのです。僕もそのときたまたま使っていたアイテムを、ちゃんとした知見を持った有名なインフルエンサーの方が「こういうアイテムはおすすめできない」と言っていたことがありました。「ふむふむ。なるほど…」と勉強させてもらっていたのですが、ただ一方で僕はそのアイテムが合っていたようで、使っている間調子がよかったんです。僕はその方のことを信頼していますし、その方が間違っているとは微塵も思いません。ただ、そういうこともある、のです。

ですので、僕は「こういうアイテムは使わないでー!」とはなかなか言えませんが、「こういうアイテムはおすすめだよー!」というのは言えます。この記事をご覧いただいた方がもし試された時に合う人がいいなと思いつつ。

弱酸性のアイテムがおすすめ

シャンプーにおいて自分に合ったアイテムがまだ見つかってないよーという方に試してみてほしいのが「弱酸性のアイテム」。健やかな状態の頭皮や髪の毛は弱酸性の状態。パーマやカラー剤によって一時的にアルカリ性にすることがありますが、弱酸性で清潔な状態を保つのがベスト。「弱酸性系のアイテムは洗浄料が低くて心配…」という方もいらっしゃると思いますが、そもそもシャンプーにおいて強い洗浄力というのは基本的には不要。髪の毛を洗うのはもちろんですが、未来の自分の髪の毛が弱っていかないように頭皮を丁寧に洗いましょう。

正しいシャンプーできてますか?

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ポイントはお金のかからない一手間

シャンプーにやり方なんてあるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。もちろんあります。正しい、というかより効率的できれいになるやり方、ですね。

Point

大事なのは「予洗い」と「ブラッシング」。

先ほど強い洗浄力は不要、という話をしましたが、それはシャンプー前の準備がきちんとできていれば、の話です。シャンプーは実はシャンプーをつける前に始まっているのです。シャンプーをする前にブラシで毛流れに沿って優しくブラッシングしてあげてください。サイドから後ろへ、トップから後頭部へとブラッシングをかけることで、頭皮や髪の毛の汚れを浮かして落としやすくすることができます。このとき竹などの柔らかい素材でできたもので丁寧に行えば頭皮マッサージの効果も得られます。頭皮マッサージを行うと、頭皮の血流が良くなります。血流に乗って髪に栄養が届けられるので、血流を良くすることは髪質にも直結してくるのです。

そして予洗い。予洗いとはシャンプーをつける前に髪の毛をお湯で流す行為です。泡立ちを良くするために濡らす、くらいの感覚でやっている方が多いのですが、実は予洗いでほとんどの汚れは落とせると言われています。だからこそ、あなたが思っている以上にしっかりと予洗いをしてあげてください。もしあなたが今まで予洗いの意識なく髪の毛を洗っていたのだとしたら、いつもの感じよりも1〜2分多く流すのが目安。こんなんでいいのかな?となるかもしれませんが、少しずつ少しずつ髪質改善されていくはずですよ。

ブラッシングと予洗いというお金のかからない一手間でヘアケアが出来るとしたら試してみる価値、あると思いませんか?

その日の夜をイメージしてスタイリング剤を使い分けることも大切

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ヘアワックス、ジェリー、ムース…など、様々なスタイリング剤がありますが、僕はセット力よりも落としやすいか否か、でスタイリング剤を選んでいます。そして、もし夜忙しくて2度洗いするなどしっかり落としきれなさそうだなーという予定だったら、落としにくいオイルペーストのワックスなどは避けるようにしています。これはメイクと同じ感覚かもしれませんね。夜が忙しい日は落としにくいアイテムを使うのは避けるのがベター。落としきれないスタイリング剤は頭皮の毛穴に詰まったり、汚れとして蓄積して、ダメージとなります。すると今度は髪質が落ちてスタイリング剤を使ってもうまくセットできなくなり、より強い落としにくいアイテムを使う…という嫌な循環に入ってしまいます。

疲れが溜まったらちゃんと休んだり、ストレスをきちんと発散させるのと同じように頭皮に負担のない生活を心がけることが美髪を生む頭皮の第一歩ですよ。

落とす時を考えて、セットする

ヘアスタイリングは必ず落とす時が来ます。だからこそ、落とすときのことを考えて選ぶことが大事です。でも「どんな風にセットするかわからないし、時間が取れるかどうかもわからないから、とにかく強い洗浄力のシャンプーを使う」というのは夜の自分のことを大事にしなさすぎではないかなと思います。そんな生活を繰り返していくと、結局未来のあなたが痛い目を見てしまいます。「一瞬も一生も美しく」とは資生堂さん謳う言葉ですが、まさにその通りだと思います。今のあなただけでなく、その先のあなたも輝けるように日々を過ごしていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
またYouTube『プチプラスキンケア研究所』でも美容情報も発信してますので、合わせてご覧いただけたら嬉しいです。ではまた次の連載でお会いしましょう!

美容好き芸人

あきば美容研究生

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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