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2008.10.30

西の国から美的通信#17 半年に一度のお楽しみ!福岡×東京発・「燐」の展示即売会!

今回の福岡ショップは平尾の「ディーアートショップ」で開催。真っ白な壁にデコラティブなシャンデリア。燐のお洋服もところ狭しと並んでいました。
1階スペース。今回は特別にカウンターでは、糸島のカフェ「ラスティックバーン」のメニューが味わえました。
定番のガーゼシャツ。ちなみに、私は白2枚、生成1枚、黒1枚、紺1枚を長いこと愛用しています。
本日のお買いあげ! エアリー入りのスカート「アネモネ」。裏地がこれまた素敵なのですよ!
スカートの裏地。かなり“ツボ”でした。

10月の初旬に届いたおしゃれな一枚のハガキ。そこには、「奇抜じゃなく普通でなく、誰にでも似合って個性的。そんな矛盾やギャップを追い求めている燐の服…(略)」といったコピーとともに、冬の燐の服を着たかわいいモデルさんの写真が映し出されていました。

このDMを送ってくれたのは、現在、東京にお住まいの大原佐予子さん。何を隠そうこの方が、燐のデザイナーであり、福岡と東京を行ったり来たりしながら、お洋服を作っています。なぜ行ったり来たりなのかといえば、燐の服はパタンナーである福岡在住の大原ゆうこさんと作っているブランドだから。デザインから裁断、縫製まですべてお二人で作っていらっしゃいます。

この燐の服、いつでも買えるのかといえばそうでもなく…半年に一度の展示即売会のみ。たしか数年前までは3日間のみの開催で、招待状を持った人、あるいはその紹介者ではないとアトリエに入ることもできませんでした。最初は何やら謎めいたシステムに興味を覚え、友人につれていってもらったのがかれこれ5、6年前(たぶん)。以来、ガーゼ仕立ての燐シャツに惚れ込み、半年に一度の展示会は福岡にいる限り、毎回のぞかせてもらっています。

デザインや素材が微妙に異なるガーゼシャツを何枚も愛用している私ですが、仕事先や取材先でもなかなか好評で、「どこのブランドですか?」と聞かれたことも一度や二度ではありません。なかには、「燐シャツですよね。私も大好きです!」なんて、シャツから話題が広がったりしたこともありました。先のコピーにもあるように、“奇抜でもなく、普通でもない”燐のお洋服は、着心地もさることながら、独自のデザイン性にあるようです。奇をてらっていない、媚びないかわいさとでもいいましょうか? それなのに、誰が着ても女性らしい雰囲気を出してくれるのです。

その辺を佐予子さんに伺うと、「私が大事にしていることは、首もと、袖口、背中をどれだけキレイに見せるかなんです。よく注目されがちなくびれとか、胸とかではないんですよ」。いかにも九州女っぽい潔いよいコメントに、思わずクスっと笑ってしまいましたが、何か着物に相通ずるような素敵な考え方に妙に納得してしまいました。しかも、こだわりはほかにもたくさんあって、ボタンホールは機械では一個も空けたことがなかったり(裁断方法などで工夫したりするそうです)、上質なツィードを大胆にも切りっぱなしに仕立てたり。常識や既成概念にとらわれていないデザインや加工であっても、着る人を選ばないのが、燐の服のすごいところだと思います。

聞くところによれば、佐予子さんはもともと建築・設計士。最初は趣味でお洋服づくりをしていたそうですが、パタンナーのゆうこさん発案の一大プロジェクトにデザイナーとして参加! 以来、2000年に燐ブランドを立ち上げて、デザイナーとして活躍。燐ブランドは常設店をもたず、半年に一度、福岡と東京で開催(今年の春から京都も仲間入り)。このほか、L.A.にも商品を置いているそうです。

さて、ひと足お先にのぞいてきた冬バージョンの燐の服ですが、今回も遊び心たっぷりのユニークな服が盛りだくさん。袖口が左右色の違う編み地の服があれば、裏地がキュートなスカートやコートがあり、おおいに私を悩ませました(笑)。もちろん、定番のガーゼシャツもバリエーション豊かにそろっていましたよ。それぞれに名前がつけられた服は手作りの布地がつけられたハンガーにかけられ、購入後に入れてもらえる袋も、毎回手作りの布バック。どれをとっても作り手の思いが凝縮されています。

そんな愛にあふれた燐の福岡ショップは
26日で終わりますが、これから、
東京ショップ 10月31日〜11月4日 南青山ichys gallery
京都ショップ 11月18日〜30日 京都デザインハウス
でも開催されます(詳しい住所や地図は、下記のHPをご覧ください)。期間中、お近くに行かれた方はぜひのぞいてみてくださいね。

<取材協力>
http://www.rin-work.com/

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