「日焼け後72H」の肌状態を皮膚科医の山崎まいこ先生が解説!
うっかり日焼けは、肌のエイジングを加速する大きな要因。紫外線を浴びた後の72時間が勝負!『美的』9月号にて皮膚科医の山崎まいこ先生が、日焼け後72時間の肌状態を解説してくれました。
日焼け直後から72時間以内が肌老化の大きな分かれ道
日焼け後、72時間までのケアが重要だといわれる理由は?
「それは日焼け後の72時間で、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成が活発化するからです。日焼けした肌は、言わば軽いやけどを負った状態。ダメージを修復しようと肌内部でさまざまな炎症物質が発生し、赤みやほてりを引き起こします。メラニンは細胞を守る物質なので炎症を放置したままだと、過剰に生成され続け、シミリスクを高める要因に」(山崎先生)
また、日焼け後は活性酸素も大量に発生し、エイジングを加速させてしまうそう。
「活性酸素はメラニンの生成をさらに促すだけでなく、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンにもダメージを与えてしまいます。未来のシミやシワ、たるみを防ぐには、日焼け後72時間以内に適切なケアが行えるか否かが大きなポイントに!」
日焼け止めを塗っていても…こんなときはリカバリーケアが必要!
- 3時間以上、外にいた

- 日焼け止めを一度も塗り直さなかった

- 屋外フェスなどで汗をたっぷりかいた

日焼け後72Hの肌状態を山崎先生が解説!
【日焼け後0~24H】

表皮細胞がダメージを受けて炎症が発生
紫外線の影響で、炎症を誘発する炎症性サイトカインが増加。特にUV-Bにより表皮細胞がダメージを受け、赤みやほてりが発生。
\リカバリーケアのポイント/
- 冷やしたタオルなどでほてりを抑える
- 抗炎症成分配合のアイテムで肌を鎮静
【日焼け後25~48H】

メラノサイトがメラニンを生成
UV-Bや炎症ダメージを受けた細胞がメラノサイト活性化因子を放出。メラノサイトに指令を送り、シミのもととなるメラニン生成を促進。
\リカバリーケアのポイント/
- 保湿を徹底してバリア機能を強化
- 炎症が落ち着いたら美白コスメでメラニンを抑制
【日焼け後49~72H】

活性酸素が線維芽細胞を攻撃
紫外線を浴びて発生した活性酸素による酸化ストレスが持続し、真皮の線維芽細胞へのダメージが蓄積。未来のシワやたるみの原因に。
\リカバリーケアのポイント/
- 美白コスメでメラニンの排出を促す
- 外+内側からも抗酸化ケアを意識
Check! リカバリーを遅らせるNG習慣
- アグレッシブなケア
日焼け後の肌は、バリア機能が乱れて敏感な状態。角質ケアや、刺激の強い肌の修復力が低下し、レチノールなどの使用は一時中止を。
- 睡眠不足
肌の修復力が低下し、ターンオーバーも乱れやすい状態に。メラニンの排出が遅れるので、シミ定着リスクも増大。
- 過剰な糖分摂取
血糖値を下げるためにインスリンが多く分泌され、炎症の促進要因に。特に、血糖値を上げやすい白砂糖は要注意。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ドクター
山﨑 まいこ
やまさき・まいこ/『まいこホリスティックスキンクリニック』院長。体の外側と内側のトータルでケアするホリスティックな治療を提唱。