松下洸平さん「年を取ってきたのが嬉しい」MEGUMIさんに推されてスタートした美容術は?ドラマ『銀河の一票』インタビュー【♯美的エンタメ部】
若くして政治の世界で生きてきた星野茉莉(黒木華)と、市井に生きる政治素⼈のスナックママ・⽉岡あかり(野呂佳代)がタッグを組み、都知事を目指して奮闘する50日間の物語を描いたドラマ『銀河の一票』。今回、茉莉の幼なじみで国会議員・日山流星役を演じる松下洸平さんに、ドラマのことや美容のこと、趣味の料理のことまでたっぷりと『♯美的エンタメ部』でインタビューしました!
演じる「日山流星の裏側を気になっていただけると嬉しい」
ーードラマ『銀河の一票』の台本を読んだ感想からお聞かせください。
第一話の台本を読ませていただいて、今より政治に疎かった僕にとって少しハードルが高いかなと思ったのですが、予備知識がなくても十分に楽しめるお話だと感じました。むしろ、もっと政治のことや選挙のことが知りたくなるきっかけも与えてくれるような“選挙エンターテインメント”なので、選挙の面白さプラス人とのつながりを描くエンターテインメント作品としても、本当に素晴らしいと思いました。

ーー松下さんは、主人公の黒木華さん演じる星野茉莉の父・幹事長派閥のホープで、茉莉が信頼する幼なじみで優秀な国会議員・日山流星役です。議員役のために事前に調べたり、誰かにリサーチしたことなどはありましたか?
実際に議員の方などにリサーチしたことはないのですが、僕が撮影に入る時期に選挙が行われていて、そういったニュースがすごく多かったので、まずはこまめにチェックするようにしていました。それまではあまり目がいかなかった議員のみなさんが街頭演説をするときのネクタイの色ひとつとっても、それぞれ党によってチームカラーがあったり、「この人はなんでこの色なんだろうな?」と分析したり。「では流星は何色のネクタイにしようかな?」と考えたり。スタイリストさんとも打ち合わせさせていただいて、そういうところから役をインプットしていきました。
ーー政治家というとドラマでは暗躍しそうなイメージもありますが、流星はどんな政治家に成長しますか? キャラクターの注目ポイントを教えてください。
第一話ではまだ流星の人物像は深くはわかりませんが、裏に彼が抱えているものは野心なのか、彼の生い立ちの影響なのか、何なのかを気になってご覧になっていただけるような、そういう流星にしたいなと思っていて。なので、いい人なのか、悪い人なのか。僕も現時点では(取材は4月中旬)最終話の台本をいただいてないので、これからすごく楽しみなんです。
彼の中には彼の正義があって、政界の中で生きるには貪欲な部分がどうしても必要になってきますし、「国を背負う人間は、個人を背負っちゃいけない」というセリフもあって。真実を追い求める茉莉に対しては、「真実イコール救いじゃないからね」と言っていて、ある種すごく現実的な面があるんですよね。流星もいろいろなことを経験してきたんだろうなと思わせるようなセリフが第一話の中だけでもたくさん出てくるので、逆にその裏側を気になっていただけると嬉しいです。
ーー今回、佐野亜裕美プロデューサー(『大豆田とわ子と三人の元夫』『エルピス-希望、あるいは災い-』など)と、蛭田直美さん(『舟を編む〜私、辞書つくります〜』『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』など)の脚本ということで、ご一緒されてみていかがでしたか。
以前から、佐野プロデューサーといつかご一緒したいとずっと思っていたので、念願が叶ってご一緒できて本当に嬉しいです。佐野さんが作る世界はどの作品もとてもリアリティがあって、ファンタジーにも思えるような物語の中にも、必ず心に刺さるものがある。業種は違うけれども、テレビドラマを、映像作品を作る同業の身として、いつかご一緒して「その現場で同じ空気を吸って、ものを作ってみたい」と思っていました。
蛭田さんは初めましてでしたが、以前からお書きになるセリフがとても好きで、何本かドラマを拝見したことがありました。この『銀河の一票』の脚本に蛭田さんのお名前を見て「来た!」と思いましたね!実際、僕にはとうてい想像に及ばないような素晴らしいセリフがたくさんあって、大切に言わなくてはいけないなと。だから、いつもセリフを言う度に、「これで合ってるかな」と思いながらしゃべっています。
ーー撮影現場での共演者のみなさんの印象はいかがですか。
茉莉のバディになる⽉岡あかり役の野呂佳代さんとはまだ同じシーンがないのですが……今は1話だけ拝見させていただいて、本当に野呂さんにしか出せない表現があると感じました。すべてオリジナリティがあって、早く一緒にお芝居したいですね。黒木さんは、以前CMで共演させていただいたことがあって、10 年以上ぶりにお会いしましたが、当時と変わらず優しくて。ブランクを感じさせない、とてもいい距離感で接してくださるので、お芝居していてとても楽しいです。僕はあまり器用なほうではないので、僕自身が用意したものをお出しするしかないのですが、それをうまく拾ってお芝居してくださるので、とてもありがたいです。
「芝居と音楽、どちらも大切に両手で持っています」

ーー松下さんは、俳優でシンガーソングライターですが、観てくださる方や聴いてくださる方に、どのように作品が届いてほしいとお考えですか?
俳優業は、作品ごとに届けるメッセージは違いますが、根本にあるのはエンターテインメントです。なので、映画やドラマ、舞台といろいろありますが、みなさんには楽しんで観ていただきたいという思いがありますね。
ーー音楽も同じくですか?
そうですね。ただ、音楽の場合はもう少しパーソナルな部分が混ざってきます。曲を自分自身でゼロから作っているので、脚本があるわけではないですし、自己表現に近い形ですが、その音楽を受け取ってくださる方々がいる。それぞれの生活や人生のなかで、僕が作った音楽を支えにしてくださる人がひとりでも多くいればいいなと思っています。そういった意味で、芝居と音楽では、少し届けるものが違うような気はします。
ーー役者とアーティストと、向き合い方としては自然に切り替えられますか?
はい。音楽をやっている時はあまり、いい意味でリスナーに気をつかわないといいますか。自分が表現したいもの、自分が残したいものを自分の言葉で残していく。それが回り回って誰かのためになればいいなという思いもありますが、そのためだけではなく、「自分はこういう人間なんだ」「自分は今こういうことを思っているんだ」ということを残しておきたくて……。最近はそういう思いで音楽を作るようにしています。
ーーご自身を表現する音楽活動と、役を生きる俳優活動を両立させているのですね。ご自身にとってもそれが一番いい形なのでしょうか?
そうですね。どちらか一方がなくなってしまうと、逆にバランスが取れなくなってしまうような状況なので、どちらも大切に持っていて、うまく両手でバランスを取っています。今、両手に持っているものは芝居と音楽という単純なものだけではなく、そこに家族だったり友人だったりとさまざまなものがあって。どれも捨てられない状況にあるので、全部持って、まっすぐ立てている感じがします。
美容は「クレンジングタオルが快適」、趣味は「ぬか漬けと味噌作りが面白い」

ーーいつもかっこいい松下さんですが、普段のスキンケアはどうされていますか?
最近になって、シミが増えてきたかなと感じることがあるので、そろそろスキンケアをやらねば……と思うようになりました。ただ、僕は年齢を重ねることをけっしてマイナスとは思っていないんです。実年齢より若く見られることのほうが多いのですが、今『銀河の一票』の撮影をしていて、モニターを見ると「そうは言ってもちょっと年取ってきたな」と思って、逆にちょっと嬉しかったりするんですよ。
ーー味が出てくるということですね。
その年にしか演じられない役もあるので、そこを逃さないためにも、ある程度年相応でいたいです。
ーー最近、美容面で意識していることはありますか。
美容のお話をMEGUMIさんから教わって、最近は美顔器を使うようになりました。もう鬼のような顔でやっています(笑)。気持ちいいんですよ。小顔になろうとしてやっているというよりも、肌を引き締めるためにやっています。
ーー現場の方からオススメを聞いて取り入れるのですね。
はい。いつもご一緒しているヘアメイクさんが使っていて、いい匂いがするものがあると、「それは何ですか?」と聞いてちょっと調べたりして。なかでも、メイクさんから聞いて最近知ったのは、クレンジングタオルの良さです(笑)! 1枚ずつ出てくる厚手の洗顔後に拭き取るものがあって、今までハンドタオルやフェイスタオルで顔を拭いていたのですが、毎回タオルを洗濯するわけじゃないから、衛生的にもクレンジングタオルは使い捨てだし快適です。
ーー普段のライフスタイルでは体系キープのためにしていることはありますか?
今のところは食べたいものを食べたい時間に食べていますね。役作りで少しシャープに見せたいときだけ、若干食べ物に気をつけて。油っこいものを控えて、炭水化物を減らして、タンパク質を増やして。それ以外は暴飲暴食です(笑)。
ーーあとは運動も?
週に一度のジムぐらいですね。ジムに行かなくなったらもう何もしないだろうなと思って。

ーーお料理がご趣味なのですよね?
そうですね。和食を作ることが多いかもしれない。あとは、お漬物を作ったり。本格的にぬか漬けを作っています。
ーーすごいですね!それはなぜハマったんですか。
ぬか漬けは、ぬか床をいただく機会があって、試しにやってみたら「あら簡単!」となって。野菜によって、漬けるている時間で味が変わったりするのが面白いなと思って、ぬかに入れるものも、超ベーシックな野菜ですが、健康にもいいですし。最近はお味噌も自分で作っています。
ーー本格的ですね…!発酵させているのですか?
発酵させています(笑)。インターネットで買えるんですよ。自家製味噌のキットみたいになっていて、麹とお味噌とお塩を自宅で混ぜて作って。4ヵ月から6ヵ月間ぐらい専用の容器に入れて寝かしておくと、お味噌ができるんですよ。面白いです。
ーー自家製で味噌作りをしようと思ったきっかけがあったのですか。
それも勧めていただいた方がいて、ご家族みなさんで味噌を作っていて、「自分たちの手で混ぜることがすごく大切だ」と。その方は、子どもたちと一緒に味噌作りをしていて、家庭や人によって手についている菌は違うから、ちゃんと素手で混ぜることで手についている菌をお味噌の中に入れて、それが発酵に繋がると教えてくれました。だから、それぞれの“家の味”ができるんです。手作り味噌、いいですよ。
ーーでは、そういったお料理系以外だと、他にリフレッシュ方法はありますか。
家にいるのも好きですが、遠出する時間がない時は、家の近所を歩いたりとか。お散歩して、リフレッシュしています。普段は車で移動することも多いので、意外と家の周りのことを知らなくて。日が出ているうちにお散歩してみると、路地裏があったり、「こんなところにカフェがある」「こんなところに雑貨屋さんがある」と新しい発見があって楽しいですね。
PROFILE

松下洸平
1987年3月6日、東京都出身。
2008年、洸平名義にてCDデビュー。
2009年、ミュージカル「GLORYDAYS」出演をきっかけに、俳優として活動を開始。2018年、舞台「母と暮せば」「スリル・ミー」の演技で第26回読売演劇大賞 杉村春子賞・優秀男優賞受賞、第73回文化庁芸術祭 演劇部門 新人賞受賞を受賞。2019年、NHK連続テレビ小説『スカーレット』でヒロインの夫・十代田八郎役に抜擢される。2021年、「つよがり」で2度目のCDデビュー。
2026年、現在、大河ドラマ第65作『豊臣兄弟!』で徳川家康役を務めている。
Information
『銀河の一票』

https://www.ktv.jp/ginganoippyou/
2026年4月20日より放送・配信中(カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜午後10:00)
政治家の不正を密告する告発⽂をきっかけに、すべてを失った幹事⻑の娘・星野茉莉(黒木華)が、政治素⼈のスナックママ・⽉岡あかり(野呂佳代)を都知事にすべく選挙に挑む、新しい選挙エンターテインメント。
出演:黒木華、野呂佳代、三浦透子、渡邊圭祐、倉悠貴、小雪、本上まなみ、シシド・カフカ、岩谷健司、山口馬木也、木野花、岩松了、坂東彌十郎、松下洸平ほか
脚本:蛭田直美
演出:松本佳奈、藤澤浩和、瀧悠輔、稲留武
プロデュース:佐野亜裕美(カンテレ)
制作プロデュース:植木さくら、森田美桜
音楽:坂東祐大
制作著作:カンテレ、MYRIAGON STUDIO
©︎カンテレ
松下洸平公式サイト
松下洸平Instagram
https://www.instagram.com/kouheimatsushita_official/
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。