「経年美化」のために、大人が陥りがちなベースメイクの“やめるべきこと”|美的GRAND

足し算をしていくことよりも、“間違ったことをやめる”方がずっと簡単に、キレイへの道が開けます。今回はベースメイクのやめるべきことをご紹介。
変化している肌の土台を生かすベースメイクにシフトを
グラン世代の美容は長年の自己流の積み重ね
多種多様なブランドのファンデーションを試していると、若い世代向けのもの程カバー力が高く、大人向けのものは薄づきで柔らかくなじむものが多いことに気づきます。ハリが低下して土台が緩んでいるから、のせるものも薄い方がキレイに仕上がるということなのです。
製品のロジックはそうなのに、実際にメイクをする段になると、どうしても厚く重ねがち。最近のベースメイクは薄づきでもシミやくすみをぼかしてくれるので、それを信じてまず厚塗りをやめると、それだけでぐっとあか抜けます。
これ以外にも大人が陥りがちな“やめるべきこと”、その理由もチェックして。
「朝スキンケアのしすぎ」をやめる
乾燥を防ぐために朝しっかり保湿するのは正解なのですが、とろみがある美容液やゲル系のものを塗りすぎると、UV下地やファンデーションを塗ったとき、カスになって落ちることがあります。スキンケア製品に含まれるポリマーが、メイク品に含まれる粉体の影響で固まってしまうのが原因のひとつ。気になる人は、朝は粘性のスキンケア製品を控えめに。
「肌の色に合わせたファンデの色選び」をやめる
グラン世代がメイクを覚えた頃は「フェースラインや首の色に合わせるのが正解」といわれたものでした。でも、今はファンデの品質も向上し、カバー力がありながら透け感も備えているのが当たり前。逆にくすんだ大人肌の色に合わせると暗い印象になることも。なりたい肌のトーンで、自由に選んでいいのです。
「ツヤ肌へのこだわり」をやめる
ハリに満ちた若い肌には、どんなツヤ肌も似合います。でも大人の肌だと、油分が浮いてテカっているように見えることも。ベースメイクの仕上げには適度にパウダーを使い、ハイライトを使うことに固執せず、クリームチークで血色のついでにツヤも足すぐらいが、大人のツヤ肌作りにはベターな選択です。
大人向けのファンデには、ツヤツヤすぎず抑えの利いた上品なツヤのものが多い。
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ハイライトを使うとつい広く塗ってしまいテカりがち…という人には、クリームチークで頰にさりげないツヤを添えるのがおすすめ。
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『美的GRAND』2025冬号掲載
撮影/さとうしんすけ 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
エディター。女性誌で美容ページの編集・執筆に携わるほか、化粧品広告のコピーライティングを多数手掛ける。コスメ好きの迷子を解消するような情報作りを心掛けている。