【ズルいコスメ vol.37】濃密リップをこなすなら目元は「気配」だけで良し
【濃密リップ】先日の日本テレビ系バラエティ『マツコ会議』はご覧になりましたか? 「奇跡の61才」で出演しました。『美的GRAND』編集長として、40代以降のための美容情報を発信しています。『美的GRAND』公式Instagramは @美的グラン、天野佳代子Instagramは @天野佳代子から。
濃密リップをこなすなら目元は「気配」だけで良し
強い色が台頭している中での貴重な淡色アイシャドウ
マット系リップが主流になって数年たちます。濃密に発色するマット系のリップはメイク好きにはたまらないアイテムですが、発色が強い分、敬遠する方も多いと思っていました。でも、色もちが良い、ツヤ系よりも肌になじんで自然など、マット系の良さが拡散して、すっかり定着したようです。今期のトレンドは、熟した柿のようなオレンジや、ブラウニーレッドなど、茶色がかった渋くて深いカラー。これらをつければとたんに流行りの顔になれます。強い色味なだけに、もうそれだけでメイクは完成したようにもなりますが、ひとつ注意が必要。渋色リップだけに頼ると顔が老けて見える可能性大。アイシャドウでまぶたを明るく仕上げて、若々しさの味つけをしましょう。私がおすすめしたいのは、まぶたにうっすら赤みを差す方法。しかも程よいパールでツヤ感を出すことが、渋色リップを沈ませずに明るく魅せます。
ここに紹介したアイシャドウは、発色、ツヤ感ともに、気配だけ感じさせる程度の淡色。アイシャドウもリップ同様に強い色が台頭していますが、流行の赤みをほんのり効かせながらの貴重な薄柔色。ひとつあれば、相当長く使えます。
A.旬な暖色が2色インした、使えるセット
左上のベースでまぶたのくすみをはらってから使用。オレンジ系とレッド系の流行色2色がインした得するセット。まぶたにスーッとなじんで、柔らかいニュアンスが出せます。
資生堂 マキアージュ ドラマティック スタイリング アイズD BR613 ¥2,800(編集部調べ)
B.渋色リップと相性抜群の渋柿色
天然ミネラルパウダー配合のしっとりテクスチャーで、まぶたに溶け込みながら穏やかに発色。左の色から順に重ねていけば、自然とグラデーションができます。
ネイチャーズウェイ ナチュラグラッセ アイカラーパレット EX05 オリーブブラウン ¥3,600(限定色)
C.色っぽい目元を作るパーリィな赤みブラウン
マットな淡ベージュとパール感のある赤みブラウンのセット。赤みブラウンはアイライナーのように目の際だけ、目尻だけなど、ポイント使いにするとおしゃれ。
NARS デュオアイシャドー 3920 ¥4,200
D.軽やかに発色する、温かみのあるブラウン
使いやすいベージュ&ブラウンのセット。まぶたに陰影を作りながら、温かなニュアンスを与える処方。透け感があるので、まぶたが重くならないのも特徴。
カネボウ化粧品 ルナソル メルティングカラーアイズ EX02 ニュアンス ¥3,000(限定品)
E.落ち着いた色ながら微細なきらめき感が
ほんのりピンク味に転んだグレイッシュカラー。チラチラと輝くパール感がまぶたにツヤを添えます。サラッと軽やかなつけ心地。汗に強い処方で、一日中美しい色をキープ。
THREE アルカミスト ツイストフォーアイ 01 ¥3,500
今月聞かれたコスメ
Q.肌が変わった!トイレで何を仕込みました?
(『美的』ライター 安井千恵さんの言葉)
上質「お粉」ひとたたきで美肌は復活します
ベース直しのために何を使っていますか? パウダーファンデーションと答える方が多いと思うのですが、私は「お粉」をおすすめします。パウダーファンデーションは肌色を重ねるものなので、うっかりすると厚塗りになりがち。お粉は肌質を整えるものなので、皮脂を抑えると同時にキメを整えてくれる効果も大。美肌復活はお粉が絶対です。このゲランのパウダーは超微粒子で、肌に薄いヴェールをかけたような仕上がりに。女子力が上がるパッケージも素敵です。
ゲラン レイディース イン オール クライメット ¥23,100(限定商品・11月1日発売)

『美的』11月号掲載
撮影/青柳理都子(人物)、吉澤康夫(静物) 企画/石山照実(Beautyeditor) 構成/天野佳代子(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。