メイクHOW TO
2023.9.12

マットリップの上手な塗り方【実例5】

ツヤがないことで、洗練されたモード感も生まれる「マットリップ」。マットな質感であるため、乾燥したような唇に見えてしまうのでは...という不安を持っている方も多いのでは?乾燥したように見せないテクから、人中短縮見せ、口元がリフトアップして見えるテクなど、マットリップの「上手な塗り方」をお届け♪

乾燥・あれを防ぐ「塗り方のコツ」

保湿リップを重ねて「発色・持ち」UP

  • 乾燥が気になるマットリップも、仕込みを入念にすれば問題なし。
  • 手もちの保湿リップを塗って、ティッシュで軽く油分を抑える。
  • これを3回程繰り返すと唇が内からふっくら潤って、重ねるリップがムラなく発色&もちもアップ。

\唇の縦筋も「保湿」で解決/

縦筋の原因は潤い不足。ツヤを与えず潤い補給するのにおすすめなのが薬用リップです。仕上げに重ねるとマット質感を残したまま縦ジワだけがふっくら。唇あれがひどい人はベースにも塗ってOKですが、最初に塗りすぎるとリップのもつマット質感を弱めてしまうので注意。

マットリップのみだと縦筋が目立つ…。

薬用リップをONすると、マット感をkeepしつつ縦筋がふっくら。


【塗り方1】「ぽんぽん塗り」で抜け感をGET

マットリップは指でふわっと仕上げ

【How to】

  1. マットな質感のリップをつけるときは、じか塗りせず指でポンポンとラフに仕上げると◎。
  2. このテクニックで抜け感モードメイクもバッチリ決まる。

\違和感なし!/


【塗り方2】「人中」を短く見せるテク

人中短縮×ハイライトで、唇に立体感!

ヘア&メイクアップアーティスト

小田切 ヒロさん


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「鼻下と唇の間にある縦の溝=人中をメイクで短くすることで、小顔に見せるという人中短縮メイク、興味がある人も多いのではないでしょうか?でも実は、選び方と塗り方さえ押さえればリップ1本で簡単にできるんです。

素の唇の色よりもワントーン以上暗めの色で、マットなリキッドリップを使えばOK。そして素の唇から少しはみ出す“オーバーリップ”で塗るのだけれど、ただ何となくはみ出して塗るんじゃダメ。上唇の山の部分は2mm、口角からサイドは1mmはみ出して塗るのがポイント。唇ではなく肌に直接色をのせると、唇の上よりもシアーに発色するから、それだけでハイライト効果が生まれて立体的に仕上がります」(小田切さん・以下「」内同)

\でもリップが唇ジャストだと…/
マットで落ち着いた色味だからこそ、唇が引き締まって見える。比較してみると、顔の下半分の余白感に歴然たる差が!

“唇で小顔”のポイントはこ・れ!

  • カラーは唇よりワントーン暗めを
  • マット×リキッドなら1本で完結!
  • 中央は2mm、サイドは1mmオーバーで

「塗り方、選び方が大切!」

【How to】

  1. リキッドリップCを唇全体にくまなくじか塗りしたら、唇の山の部分は2mm、口角~山の手前は1mmはみ出して塗る。
  2. あごが長めな人は下唇も同様に、中央2mm、サイド1mmはみ出して塗ってもOK。
  3. 明るめの色のリップを使いたい場合はリップライナーを用いるといい。

【使用&おすすめアイテム】

A.カネボウ化粧品 ケイト リップモンスター スフレマット

価格
¥1,650(編集部調べ) M05

スフレのようなふんわりマットなスモーキーブラウン。

B.ベアミネラル ミネラリスト マット リキッド リップカラー

価格
¥3,850 デターマインド

軽やかマットな質感のテラコッタベージュ。

C.アディクション ビューティ ザ マット リップ リキッド

価格
¥3,520 021S 

一気にしゃれ見えする、深みと抜け感を兼ね備えたウォルナットブラウン。【モデル使用】

 

【塗り方3】「口角」が上がる仕込みテク

シェーディング×ハイライトで口角アップ

比較的密着しやすいマットリップは、唇の厚さが平均的ならシェーディング引き締めで上唇の“ちゅんと感をメイクして、ハイライトで立体感を出すため口角下を明るくしてリフトアップを狙って!オーバーに塗らず、唇に沿ってミニマムに入れるのが不自然にならないポイント!

【How to】

(1)シェーディングで上唇を引き締める
シェーディングをアイシャドウブラシにとり、ブラシを垂直に立てて上唇の上両端と山の間、下唇の中央下に薄くのせる。

(2)ハイライトでくすみをはらう
ハイライトを指にとり、上唇の上の中央内側、下唇の下両端、下唇中央の外側に入れる。光を散らして3Dリップに!

(3)リップは指でぽんぽん塗りを
リップを指にとり、ぽんぽんとなじませるようにオン。この塗り方なら、クールな印象になりすぎず、じんわり発色する。

\これはNG!/

上唇の山から口角を直線で塗ってしまう
上唇のアーチが消えて引きしまりすぎると不機嫌な印象に…!

【塗り方4】「唇うすめ・厚め」さん別の塗りテク

唇の厚さで塗り方をチェンジ

唇厚めさん はチップや指でたたき込む
リップをなんとなくのせてしまうとよけいに厚みが出てしまうので、トントンと唇にたたき込むように塗り広げてオーバーリップを阻止。

唇薄めさん はエッジを綿棒で整えて
リップブラシや付属のチップでリップを口角までしっかりと塗り込んだ後、綿棒ではみ出した部分を拭って整えると唇の立体感がUP!


【塗り方5】「顔の下半身」すっきり見せテク

リップに仕込んで「たるみ顔脱却」

口角のくすみをしっかりオフして、“下唇はコンパクト”に、“上唇をふっくら”描く。
口元のカギを握るのは口角と上下のバランス感。下がった印象を与える口角下の影をしっかりはらい、下唇をコンパクトに描くと、下半顔とあごが一気にスッキリ! 輪郭をしっかり強調させる分、リップは淡くて控えめなピンクベージュを選ぶと目立ちすぎず上品に。さらに艶がありすぎると口元が膨張して見えるので、マットな質感がベターです。

【How to】

(1)コンシーラーで口角下のくすみをオフ
コンシーラーを、口角下の輪郭に沿ってのせます。ここのくすみは、たるみ感を加速させるだけでなく、不機嫌な印象をもたらすので、ピンポイントでしっかりカバー。

\広げすぎないように指でなじませる/

(2)ピンクベージュのマットリップを全体に塗ります
リップを全体に塗ります。まずはしっかり色をのせるのが目的なので、細かい輪郭部分までは気にしないでOK。オススメの色は、品よく主張しすぎないピンクベージュ。

(3)ブラシを使い口角の輪郭を整えます
ブラシに(2)で使ったリップを少量とり、口角下の輪郭を丁寧になぞります。ここがシャープに決まると、口元が一気に洗練されます。細かい部分はブラシ使いの一手間がマスト。

(4)上唇のみオーバーに描いてふっくらと
上唇は丸みを意識して、ややオーバーに輪郭を描きます。あえて上唇のみにボリュームをもたせるという新しいバランスは、口元だけでなくあごまでスッキリと見せてくれます。

\完成/
重力を感じさせない仕上がりは、若々しく見えると同時に抜群に今っぽい!


※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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