【まつエク】長さや本数、毛質まで…予約のとれない人気まつエクサロンの提案って?|石井美保さんが徹底解説
未経験者にとって「オーダーが難しそう」というイメージがある、まつげエクステですが、最新・最先端をエクステサロンオーナーである石井美保さんが徹底解説!
石井さんの原点! 予約のとれない人気まつエクサロンの提案って?
正しい知識とサロン選びでまつエクは格段に差が出る
「かつてまつエクがブームになった頃とは違い、今は地まつげにマスカラを塗ったくらいのナチュラルな仕上がりが主流」だそう。ですが依然として不自然な仕上がりや、まつげに負担をかけるつけ方をしている方もちらほら…。「長さや太さ、量は多ければいいものではないので、まつげの健康状態を見極めながら、カールや本数、リペアのタイミングを提案できるサロンを選んでほしいですね」
About デザイン
\自然なグラデは技術が物を言う!/
目尻長めでセクシー、真ん中長めでぱっちりみたいなイメージがあるかもしれませんが、明らかに長さを変えたり、目頭〜目尻まで同じ長さは不自然。目頭のまつげは全員短いから。何種類もの長さの毛を混ぜて自然なグラデーションを作り、よ〜く見ると実は真ん中が少し長いかも? そんなデザインを提案しています。
About カール
\まつげの生え方に応じて選びましょう/
実はいろいろと種類がありますが、緩やかな上向きのJカールと、くりんとしたCカールのふたつが今どきは主流。お客様が選ぶサロンもあるようですが、『Riche』では、プロであるアイリストがお客様のまつげの生え方(まつげの上がり方やくせ)を見極め、仕上がりのイメージから逆算して提案しています。
About 長さ
数字として見るのではなく、カールとのバランスで見極めて。今っぽい長さは、雑誌のビューティモデルのメイクの仕上がりを参考にするよう指導しています。今はまつげの毛先が二重の線にかかるくらいのバランス感が美しい。だから目元が自分に似ているモデルさんを参考にオーダーすると失敗しませんよ。
About 毛質
「セーブル」「ミンク」などと呼ばれることもありますが、基本的にはすべて同じポリエステル。加工の仕方による毛の質感やツヤ、マットの違いからつけられたニックネームなので、同じ名前でも店によって物が異なります。名称に捕らわれず、実際の質感や黒光り加減を確認することをおすすめします。
About 太さ
\毛の状態によって太さを変えたいところ/
最近は0.15mmが一般的。これはボリュームマスカラを重ね塗りしたくらいの太さ。でもすっぴんのときの美しさを考えると0.12mmがキレイで、私も今は0.12mmです。太いとそれだけ接着剤の量が増え、まつげに負担がかかるので、毛1本1本の状態を見極め、それぞれに最適な太さの毛をMixしてつけています。
About 本数
本数のベストは目の横幅によって異なりますし、季節でも変動します。「毎月同じ本数を」「多ければ多い方がいい」という人は、毛周期的につけるべきではない毛に無理してつけるということなんですよ。まつげの状態を見ながら、都度ベストな本数を提案できるサロンを選ぶことをおすすめします。
教えてくれたのは…
石井美保さん
美容家、トータルビューティサロン『Riche』オーナー。「こすらない美容法」で輝くような美肌をキープ。
\石井さん主宰のトータルビューティサロン/
Riche【リッシュ】
まつげエクステ、ネイル、エステとトータルの美を提供。石井さんが開発した「シュープリームラッシュ」を使用し、高い技術で1本単位の細かいデザイニングを施すハイクオリティな仕上がり。
『美的』2022年5月号掲載
撮影/天日恵美子、魵澤和之(まきうらオフィス) ヘア&メイク/輝・ナディア(Three PEACE) スタイリスト/今井聖子(石井さん分) 構成/村花杏子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。