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2020.8.16

ホラー漫画『ゴールデンゴールド』とジェノマーの”アイス”マスクが暑さにGOOD! 連載・薬剤師 津田マリエの“効く”漫画&コスメの処方箋

美的世代の女子は、恋に仕事にプライベートに、悩みやストレスもいっぱい。そんな沈んだ心をものの20〜30分で、スッと軽くくれる漫画をご紹介。この連載は、年間300本以上の作品を読む、薬剤師の津田マリエさんが、悩みや症状に合わせて“心が元気になる漫画とコスメ”を毎回処方。読んで、試して、心も見た目も引き上げちゃいましょう!

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C)堀尾省太/講談社

猛暑に読みたいのは、背筋が寒くなるスリラーな作品

「今年の夏はとにかく暑い! マスクの蒸し暑さも加わり、家に帰宅したらバテてしまっている人も多いのでは? そんな猛暑に読みたいのがこの漫画。先が読めないじわじわとくる面白さがあり、じめじめとした暑さを吹き飛ばすスリラーな展開が続々。読めば、背筋が寒くなって涼しく感じるかも!」

処方箋No.25

・こんな症状におすすめ
とにかく暑い!涼みたい!

・処方マンガ
ゴールデンゴールド」 堀尾省太(講談社

・薬効
スリラーな展開に背筋が寒くなって涼しく感じるかも!?

・副作用
3巻に思わず背中がゾワッとするシーンあり(主人公は気絶します)

・何巻まで処方
3巻まで。じわじわ面白くなってくるタイプの作品! 現在7巻まで出ているので、すぐ追いつけます!

・あらすじ
瀬戸内海に浮かぶ福の神の島と言われる寧島(ねいじま)。そこで祖母と暮らす中学生の早坂琉夏は、ある日海辺で奇妙な置物を拾った。その置物の正体はフクノカミ。琉夏はフクノカミの仏像を祠にまつり、好きな男の子(及川)が島を出て行かないようにと願った。そんな一人の少女の願いが、とんでもない事態を招くことに。なんと目の前のフクノカミが動きだしたのだ。フクノカミに魅入られた琉夏の祖母は「寧島を強化する会」を立ち上げ、会員とともに事業拡大にのりだす。琉夏と作家として島に来ていた黒蓮は祖母を元に戻すべく動くのだが…。

 

心にささる!元気になるPOINT

先が読めないマネースリラー

「「どうかここにでっかいアニメイトが建ちますように。及川が引っ越したくないって言い出すくらいの」そもそも事の始まりは琉夏がフクノカミに願ったこの言葉だった。アニメオタクの及川を島に引き止めたいがために願ったこの言葉がフクノカミに力を与えてしまったのだ。

 そしてどんどん変化する琉夏の祖母、通称ばーちゃんの様子。ばーちゃんは元々全くお客の来ない民宿をしていたのだが、フクノカミがきてからというもの途端に民宿が繁盛しだした。民宿は店舗拡大、早坂商店はやがてコンビニになり、コンビニがスーパーになり、島は人が増え栄えていったが、どう見てもばーちゃんの様子がおかしい。何かとお金に執着するようになったのだ。

 フクノカミの存在がミステリアスで先が気になる! ジャンル的にはスリラーというかSFに近い感じですが、始終緊張感があるというわけではないので疲れず読めます。しかしここぞというときのゾッとするシーンのタイミングがまぁいい! とにかく序盤から引きこまれます! フクノカミが人を変えるのか? お金が人を変えるのか? 先の読めない展開のマネースリラーにどハマりします!」

 

SF要素はあれどリアリティーさもあり

「編集者の青木とともに、新作の準備のために寧島に訪れた黒蓮。たまたまばーちゃんの民宿に泊まった2人はフクノカミを目撃してしまう。そして琉夏、黒蓮、青木の3人はフクノカミが何者でどんな影響を与えるのか検証することに。実際にフクノカミを連れて船に乗り、フクノカミが周りにどのようにみえるか調べたり、パチンコ屋に連れていき、一緒にいる人の金運が上がるかどうか検証したりする。この検証の様子がけっこう面白い! またこれをスクープだと思った編集者の青木は、これをネタとして売ろうと東京に帰るのだが、フクノカミの存在をすっかり忘れてしまう(それについても後に検証する)。

 歴史的に寧島がかつて栄えた時期があったと語る歴史作家がいて、ストーリーに説得力をもたせたり、ただのSFではなく物語にリアリティーさがあるのも魅力の1つ。また島の人たちの暮らしぶりもリアルで、ほんわかした日常とフクノカミによって徐々に侵食されていくスリラー感のバランスがちょうどよく、物語への没入感がすごい!」

 

お金が増えれば福なのか?福が増えれば幸せなのか? 

ばーちゃんを元に戻そうと奮闘する琉夏だが、昔ばーちゃんは社長になりたかったと知り、何が正解なのか分からず葛藤する。そんな自分に無力さを感じつつも「これから色んなことがあるんだろうなーと。だから少しでも賢くなりたいんですけど。悩むとか落ち込むとかの時間をなくして学ぶとか考えるとかの時間にできればなーと」と言って事態に翻弄されながらも受験勉強をする場面には思わず関心してしまいました。たとえ困難な状況に置かれても、いま自分ができることを頑張ろうとする琉夏の姿勢には学ぶところあり。

また、ばーちゃんはお金に執着するようになったものの、「このお金は私のものよー!」的な執着ではなく、どんどん事業を拡大していき、島に人を呼び込み周りの人をお金を使って抱きこんだり、やってることはまさに事業家。そしてばーちゃんがコンビニを作ろうとしたら嫌がさせをしてくる同業者がいたりと、現実にもありそうな話が多々ありより恐怖。そして島はどんどん栄え、ばーちゃんもお金持ちになっていくのですが、はたしてお金が増えれば福なのか?福が増えれば幸せなのか?ということを考えさせられます」

 

熱ダメージを受けた火照った肌をひんやりクールダウン

漫画で背筋がひんやりしたら、今度はお肌もひんやり、ダメージ&潤いケアを! ひんやりと引き締める心地の良いジェルで、日差しを浴びて火照った肌を、たっぷりの潤いで整えてあげましょう。

 

夏のハリ不足やくすみやすさを徹底ケアするジェル状マスク

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ジェノマー アイスマスク 30g ¥8,200(限定品)

夏の紫外線による夏のハリ不足をサポートする美容成分を配合した、ジェルマスク。ピタッと密着するひんやりとした形状記 憶ジェルが肌を引き締め、弾むような質感をキープ。紫外線による乾燥を防ぐ7種の保湿成分や、夏のくすみにアプローチする美容成分も配合し、しなやかで澄んだ肌へと導く。洗い流し不要。オリジナルグリーンティーの香りの香りも◎。

 

【プロフィール】
漫画を処方してくれたのはこの方!
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◆津田マリエさん
ドクター津田コスメラボCEO。皮膚科医の母を持ち、幼い頃から美容に馴れ親しむ。また、薬剤師の免許を持ち、インナービューティにも精通。インスタグラム(@marie_tsuda1079)でも、日々美容情報を発信中。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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